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アスリートが発症した新型コロナウイルスの初期症状・潜伏期間 | 食欲不振、倦怠感、発熱、頭痛、喉痛、鼻閉感、味覚・嗅覚異常、悪寒

2020_3_12_coronavirus (C)Getty Images

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。その強大な感染力の被害者は、健康が資本であるアスリートにも及んでいる。感染したアスリートらが、感染後に訴えた初期症状は、頭痛、発熱、呼吸困難、味覚・嗅覚異常、食欲不振、倦怠感、喉痛、鼻閉感、悪寒など多岐に及んでいる。また、濃厚接触日から発症日まではおよそ3~8日で発症。症状から回復するまでの期間は、1日から2週間ほどかかるなど、人によって大きく異なるようだ。

藤浪晋太郎、伊藤隼太、長坂拳弥(阪神タイガース/プロ野球)

2020-04-08-npb-tigers-Fujinami

新型コロナウイルス感染後の初期症状・潜伏期間:発熱、味覚・嗅覚異常

藤浪・伊藤両選手ともに新型コロナウイルス感染時に発症する倦怠(けんたい)感、発熱、せきの症状などはなかったが、「食事の際に匂いを感じにくい」「コーヒーなどの匂いを感じない」と嗅覚異常を訴えていた。濃厚接触したとされている食事会から7日~12日の間に嗅覚異常を発症している。また、長坂選手は発熱と味覚異常を訴えた。

  • 初期症状:発熱、味覚・嗅覚異常
  • 潜伏期間:4日~11日

発症前後の経過、症状詳細

  • 3月14日:濃厚接触日
  • 3月18日:長坂選手、発熱症状を経験
  • 3月21日:藤浪選手、嗅覚異常を発症
  • 3月25日:長坂選手、味覚異常を発症
  • 3月26日:伊藤選手、嗅覚異常を発症
  • 3月27日:藤浪選手、伊藤選手、長坂選手が入院
  • 4月5日:伊藤選手が退院
  • 4月7日:藤浪選手が退院
  • 4月8日:長坂選手が退院

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酒井高徳(ヴィッセル神戸/サッカー)

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新型コロナウイルス感染後の初期症状・潜伏期間:発熱、頭痛、倦怠感、鼻閉感、味覚・嗅覚異常

酒井選手は、症状で最初に訪れたのが「発熱、倦怠感、頭痛」とし、その2~3日後に熱は下がったものの、「味とにおいがしなくなった」と説明している。そして、1週間前後で味覚と嗅覚が戻ったと述べている。以降は、体調的に「ずっと元気」と説明した。最初の発症から完治までおよそ10日ほどを要している。

  • 初期症状:発熱、倦怠感、鼻閉感。発熱後に味覚・嗅覚異常を発症
  • 潜伏期間:不明

発症前後の経過、症状詳細

  • 3月25日:夜中より体調不良、発熱症状(38.0℃)
  • 3月26日:トレーニング欠席。体温37.6℃、頭痛、鼻閉感、病院にて、急性上気道炎と診断される
  • 3月27日:朝の体温は37.3℃と微熱。夜に再び発熱38.0℃また頭痛と咽頭痛も併発
  • 3月28日:体温35.8℃、軽度の頭痛とにおいを感じない。医師の助言を受けPCR検査を実施
  • 3月30日:17時 PCR検査の陽性判定
  • 4月3~5日:症状から回復

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永石拓海(セレッソ大阪/サッカー)

2020-04-01-nagaishi

新型コロナウイルス感染後の初期症状・潜伏期間:食欲不振、悪寒、発熱、倦怠感、咳、頭痛、喉痛、鼻閉感、味覚障害・嗅覚異常

永石選手は、友人との食事で濃厚接触の疑い。濃厚接触後、5日後に発症し、食欲不振、悪寒、倦怠感と発熱症状を呈した。だが、その翌日には体温は普通に戻ったものの、嗅覚・味覚障害を一時的に発症した。また、痰絡みの咳や鼻閉感もあったと自身のTwitterで報告している。濃厚接触から5日、発症後は1日で熱が下がったものの、その後の嗅覚・味覚障害は長く続いたようだ。

  • 初期症状:食欲不振、倦怠感、発熱
  • 潜伏期間:5日

発症前後の経過、症状詳細

  • 3月22日:友人A、友人B、友人Cと食事
  • 3月24日:体温36.4℃
  • 3月25日:体温36.4℃
  • 3月26日:体温36.6℃(夜に寝苦しさを覚える)
  • 3月27日:体温36.8℃(起床時に顔が赤くなっていた)食欲不振、激しい悪寒、倦怠感、喉に軽い違和感、軽い咳、頭痛
  • 3月28日:食欲不振 倦怠感 発熱:体温37.9℃(19:30)、37.3℃(20:30)、37.1℃(23:20)37℃(28:00)
  • 3月29日:体温36.7℃/友人Aより自身が新型コロナウイルス感染症の陽性反応の連絡 嗅覚・味覚障害
  • 3月30日:体温36.5℃ 痰絡みの咳、鼻閉感、深呼吸時に肺に違和感
  • 3月31日:大阪府内の病院にてPCR検査を実施/体温36.2℃
  • 4月1日  :PCR検査の陽性

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舩津徹也(ザスパクサツ群馬/サッカー)

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新型コロナウイルス感染後の初期症状・潜伏期間:発熱、倦怠感、喉痛、痰

舩津選手は、3月26日に発熱症状と倦怠感を覚えた後、3月29日までの4日間発熱が続いた。解熱後も倦怠感が少し残り、喉痛と痰もあった。

  • 初期症状:発熱、倦怠感
  • 潜伏期間:不明

発症前後の経過、症状詳細

  • 3月26日:夜に発熱感と倦怠感を発症
  • 3月27日:朝の体温測定で37.1℃の微熱と倦怠感。18:30時点での体温は38.3℃まで上昇。この日は「風邪みたいな感じで、咳もなく、味覚症状もなかった」
  • 3月28日:起床時点での体温は37.6℃。夕方時点での体温は37.4℃
  • 3月29日:起床時点での体温は36.9℃。夕方時点での体温は37.1℃。倦怠感が残る
  • 3月30日:起床時点での体温は36.5℃まで低下。倦怠感が少し残り、喉が痛く痰が少し絡む症状。夕方時点での体温は36.8℃
  • 3月31日:起床時点での体温は36.5℃。同日22:00頃PCR検査の結果、陽性判定
  • 4月01日:起床時点での体温は36.6℃

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金崎夢生(名古屋グランパス/サッカー)

新型コロナウイルス感染後の初期症状・潜伏期間:発熱、倦怠感

6月2日、名古屋グランパスが金崎選手の観戦を発表。5月29日に発熱、倦怠感、頭痛を訴えた後、一旦は解熱。だが、3日後の6月1日に再度発熱。また、倦怠感および頭痛も訴えている。

初期症状:発熱、倦怠感
潜伏期間:不明

発症前後の経過、症状詳細

  • 5/27(水)グループトレーニング参加(体温36.2℃)
  • 5/28(木)グループトレーニング参加(体温35.8℃)
  • 5/29(金)グループトレーニング参加(体温36.1℃)、練習後に発熱および倦怠感と頭痛(体温38.5℃)
  • 5/30(土)チーム練習OFF(体温37.2℃)
  • 5/31(日)チーム練習OFF(体温36.2℃)
  • 6/1 (月)朝から発熱および倦怠感と頭痛(体温38.0℃)のため全体トレーニング欠席。愛知県内の病院にてPCR検査を実施
  • 6/2 (火)PCR検査陽性判定

ぺぺ・レイナ(アストン・ヴィラ/サッカー)

2020-04-11-Aston Villa-Reina

新型コロナウイルス感染後の初期症状・潜伏期間:発熱、頭痛、倦怠感、乾いた咳、呼吸困難

「ウイルスの初期症状が出て孤立したんだ。発熱、乾いた咳、経験したことがないような頭痛、疲労感……本当の恐怖を感じたのは、25分間息ができず、酸素がなくなった時だ。まるでのどが突然狭くなって、空気が入ってこないかのように……人生最悪の瞬間だった」

  • 初期症状:発熱、乾いた咳、強い頭痛、倦怠感 (深刻な呼吸困難時期は不明)
  • 潜伏期間:不明

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パウロ・ディバラ(ユヴェントス/サッカー)

2020-04-11-Juventus-Dybala

新型コロナウイルス感染後の初期症状・潜伏期間:体調不良、倦怠感、筋肉痛、呼吸困難

発症した当時のことを「数日具合が悪くてね。その時は何をやろうとしても意欲が湧かないほど不快だった。呼吸も十分にできないし、本当につらかった」と話している。「5分動いただけで疲れ切って、体が重くなるんだ。筋肉も痛くなるし、持続することさえできなかった。でもその時に比べたらすっかり体調は良くなったよ。そろそろトレーニングを再開できると思っている」

  • 症状:体調不良、倦怠感、筋肉痛、呼吸困難
  • 潜伏期間:不明

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新型コロナウイルス感染症の初期症状・潜伏期間

初期症状(発熱・咳・頭痛・嗅覚・味覚障害)

日本歯科医学会連合新型コロナウイルス感染症対策チームによると、「発熱、咳、鼻水や鼻づまりなどの鼻症状がない状態」での「嗅覚・味覚異常」が新型コロナウイルス感染症の初期症状として重要視されている。海外においても30~70%程度の人が初期に訴える自覚症状として報告されており、実際に嗅覚・味覚異常を訴えている感染したアスリートも多い。ただし、味覚・嗅覚の異常は、新型コロナウイルス感染症だけではなく、一般の風邪やインフルエンザでも生じるため注意が必要だ。

また感染症の専門医である、岸田直樹氏によると味覚・嗅覚異常以外にも「発熱や咳」など風邪のような症状も発生するケースもあるとのことだ。

重症化

新型コロナウイルス感染症の初期症状が回復せず重症化する場合、肺炎を発症し呼吸困難になることがわかっている。重症化する場合は、初期症状から約5~7日程度で急速に悪化し、肺炎を発症する。厚生労働省によると、「感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤」となっている。だが、一方で重症化した人も、約半数は回復している。

また、多くの医療機関では重症化せず嗅覚・味覚障害など軽症のみの場合は、医療機関への受診を控え、経過を見ながら自然治癒での回復を推奨している。

重症化前兆の13項目

厚労省は28日、重症化の前兆となる緊急性の高い症状についてのチェックリストを公表した。宿泊施設や自宅で療養する軽症の患者でも、容態が急変する可能性もあることから、自分でチェックできる緊急性の高い症状リストを公表した。

表情・外見

  • 顔色が明らかに悪い
  • 唇が紫色になっている
  • いつもと違う、様子がおかしい

息苦しさなど

  • 息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
  • 急に息苦しくなった
  • 生活をしていて少し動くと息苦しい
  • 胸の痛みがある
  • 横になれない。座らないと息ができない
  • 肩で息をしている
  • 突然(2時間以内を目安)ゼーゼーしはじめた

意識障害など

  • ぼんやりしている(反応が弱い)
  • もうろうとしている(返事がない)
  • 脈がとぶ、脈のリズムが乱れる感じがする

潜伏期間

潜伏期間について厚生労働省は「WHOの知見によれば、現時点で潜伏期間は1~14日(一般的には約5日)とされており、また、これまでのコロナウイルスの情報などから、未感染者については14日間にわたり健康状態を観察することが推奨されています」としている。また、東京都感染症センターは「潜伏期間は現在のところ不明だが、最大14日程度と考えられる」との見解だ。実際、選手の実例では濃厚接触から数日で発症に至っているケースが見受けられる。

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