ナポリのアントニオ・コンテ監督が間もなく退任することになりそうだ。『スカイスポーツ・イタリア』が伝えた。
昨シーズンに低迷したナポリは、昨夏にコンテ監督を招聘。ユヴェントスやインテル、チェルシーで実績のある元イタリア代表指揮官の下で再起を図った。開幕戦こそ黒星を喫したものの、以降調子を上げてインテルとの優勝争いを繰り広げる。そして、2位インテルと勝ち点1差で迎えた23日のセリエA最終節でカリアリに2-0で勝利して2年ぶり4度目のセリエA優勝を成し遂げた。
2シーズン前にルチアーノ・スパレッティ監督の下で大躍進して33年ぶりの優勝を飾ったチームからヴィクター・オシムヘンやクヴィチャ・クヴァラツヘリアといった主力を失いながらも盤石の戦いを見せてナポリに再び優勝を届けたコンテ監督だが、その進退には現在大きな注目が集まっている。
『スカイスポーツ・イタリア』によると、ナポリとコンテ監督は間もなく別れる決断を下す模様。27日にローマ教皇への表敬訪問を行った後に両者は話し合いの場を持ち、そこで将来に関する決定が下される見込み。良好な関係を継続しつつも、クラブの指揮官から退任することになると伝えられている。
同メディアによると、コンテ監督がナポリから離れる理由は「多岐にわたり、財政面や移籍市場に関する懸念だけではない」ようだ。
なお、ナポリはコンテ監督の後任として、昨シーズンまでユヴェントスを指揮していたマッシミリアーノ・アッレグリ監督を新指揮官の第一候補に見据えている。