日本代表は20日、AFCアジア最終予選第7節でバーレーンを破り、史上最速で来年に行われる北中米ワールドカップの出場を決めた。大幅にメンバーを変えることなく、その時、その時のベストメンバーを選びながら見事な成績で勝ち上がったことは称賛に値すると言っていい。
迎えた25日のサウジアラビア戦では、20歳の高井幸大が先発出場を飾るなど、これまで出場機会の少なかった選手に出番が与えられた。W杯に向けた“強化”という新たなフェーズに入ったことがうかがえた。
ここで気になるのが次世代の押し上げだ。世界を見渡せばスペインのラミン・ヤマルが17歳で主力を担い、イングランドでは18歳のマイルズ・ルイス=スケリーがデビュー戦で初ゴールを奪取。ドイツのフロリアン・ヴィルツ(21歳)やトルコのアルダ・ギュレル(20歳)、フランスのウォーレン・ザイール=エメリ(19歳)、ブラジルのエンドリッキ(18歳)など、各国で若手タレントが代表を背負って戦う状況にある。
一方、日本は高井が20歳で先発デビューした中、主力を担うレベルでは鈴木彩艶(22歳)と久保建英(23歳)となり、日本サッカーの未来を考えても、さらに若い選手の突き上げが求められている。
今年の9月に『FIFA U-20 ワールドカップチリ2025』を控えるU-20日本代表は、今月16日からチームの強化を図るためにスペインで合宿を実施した。フランス、アメリカという強敵を相手に連勝を飾ったことは、着実に若手の質が高まっていると見ていいだろう。そんな中、U20日本代表を率いる船越優蔵監督は、若い世代がA代表にどんどん入っていってほしいという思いを明かしている。
「僕は就任当初から早く行けとしか言っていないです。マスコミの方々はよくロス世代と言いますけど、僕は全くそんなことを思っていなくて。U20のW杯出場を決めましたが、そこすらも飛び越して次、A代表の6月シリーズに行ってもらって問題ないと思っています。森保さんともコミュニケーションを取っていますし、すごく見てくれていて選手の情報も持っている。とにかく早く、そして上に行くため、成長スピードを上げることが必要かなと思います」
(C)Taisei Iwamoto
今回はインターナショナルウィークということもあり、すでに欧州でプレーしていて、これまでなかなか招集できていなかった選手がメンバー入りを果たした。後藤啓介や塩貝健人(コンディション不良で途中離脱)、保田堅心、小杉啓太。特に欧州のトップチームでプレーする後藤と小杉の視線は、すでにA代表へと向いていることが言葉からも伝わってくる。
「きっとオレだけではなく、みんなが目指しているところだと思います。その中で誰がより強い思いやクラブでの結果というのを出せるかだと思う。小杉や塩貝が欧州にいてくれるし、結果を出したことはすぐに(情報として)入ってくるので。それを見ながら負けないようにやれば、自然に手が届くかなと思っています」(後藤)
「(次のW杯は)もちろん狙っていますし、自分は出るつもりでいます。いま左サイドバック不足と言われていて、自分の成長次第ではひっくり返すこともできるんじゃないかと思っている。夏にステップアップすれば可能性はもっと広がると思いますし、そういうところを含めて日々成長しながら、自分にしっかりフォーカスして自チームで結果を残していくことが大事だと思います」(小杉)
スペイン遠征で相対したフランスやアメリカに対し、日本は勝利した一方で、ポゼッション率で大幅に下回るなど、インテンシティの高さを見せつけられる形にもなった。そういった強度について欧州組は「クラブとそこまで変わらない」と強調しつつ、このレベルでも十分にやり合っていかないといけないと高いレベルを見据えている。
「個人で見ても、チームとして見ても、守備からの得点でしか決められていない。崩して、ボールを持ってというのはできていないので、今日みたいな相手に何もできなかったというのはチームとしても個人としても課題。もっと個の能力というのを攻撃でも守備でも全員が身につけないといけないと思います」(後藤)
来年に迫る北中米W杯に向け、U-20日本代表の選手たちがどれだけA代表に絡んでいくことができるか。海外組だけでなくJリーグ組を含め、さらなるレベルアップを遂げることが必要なのは間違いない。大舞台への切符を掴むためーー。若きサムライたちは、A代表への野心を燃やしながら日々の鍛錬を続けていく。
文・林遼平
埼玉県出身の1987年生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、フリーランスに転身。サッカー専門新聞「エルゴラッソ」の番記者を経て、現在は様々な媒体で現場の今を伝えている。
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2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が、2025年3月25日(火)に開催される。
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本記事では、W杯アジア最終予選「日本対サウジアラビア」のキックオフ時間、試合会場、メンバー、視聴方法などをまとめている。
日本対サウジアラビア|試合日程・キックオフ時間
2026年ワールドカップ アジア最終予選の日本対サウジアラビアは、日本時間3月25日(火)19時35分にキックオフを迎える。
日本対サウジアラビア|試合会場・スタジアム
W杯アジア最終予選の日本対サウジアラビアは、ホームの埼玉スタジアム2002で開催される。
同会場では、W杯予選で多くの日本戦が開催されている。
サッカー日本代表|3月招集メンバーリスト
(C)Getty Images
Po. | 選手名 | 所属クラブ |
---|---|---|
GK | 大迫敬介 | サンフレッチェ広島 |
GK | 谷晃生 | FC町田ゼルビア |
GK | 鈴木彩艶 | パルマ/イタリア |
DF | 長友佑都 | FC東京 |
DF | 板倉滉 | ボルシアMG/ドイツ |
DF | 伊藤洋輝 | バイエルン・ミュンヘン/ドイツ |
DF | 瀬古歩夢 | グラスホッパーCZ/スイス |
DF | 菅原由勢 | サウサンプトン/イングランド |
DF | 関根大輝 | スタッド・ランス/フランス |
DF | 高井幸大 | 川崎フロンターレ |
DF | 中山雄太 | FC町田ゼルビア |
MF/FW | 遠藤航 | リヴァプール/イングランド |
MF/FW | 伊東純也 | スタッド・ランス/フランス |
MF/FW | 南野拓実 | モナコ/フランス |
MF/FW | 古橋亨梧 | スタッド・レンヌ/フランス |
MF/FW | 守田英正 | スポルティング/ポルトガル |
MF/FW | 鎌田大地 | クリスタル・パレス/イングランド |
MF/FW | 三笘薫 | ブライトン/イングランド |
MF/FW | 前田大然 | セルティック/スコットランド |
MF/FW | 旗手怜央 | セルティック/スコットランド |
MF/FW | 堂安律 | フライブルク/ドイツ |
MF/FW | 上田綺世 | フェイエノールト/オランダ |
MF/FW | 田中碧 | リーズ・ユナイテッド/イングランド |
MF/FW | 中村敬斗 | スタッド・ランス/フランス |
MF/FW | 久保建英 | レアル・ソシエダ/スペイン |
MF/FW | 藤田譲瑠チマ | シント=トロイデン/ベルギー |
MF/FW | 町野修斗 | ホルシュタイン・キール/ドイツ |
W杯最終予選 サウジアラビア戦の視聴方法
W杯アジア最終予選は『DAZN』が日本のホーム&アウェイ全試合をライブ配信する。アウェイ戦においてはDAZN独占配信となるが、ホーム戦である3月25日の日本vsサウジアラビアは地上波『テレビ朝日系列』で全国生中継、ネット『TVer』でもライブ配信される。
『DAZN』で視聴する場合のプランは「DAZN Standard」となるため、月額プラン最安値「 DMM×DAZNホーダイ 」や、「 DAZN for docomo 」でも視聴できる。
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