4位の神戸と5位の広島による延期となっていた一戦だ。互いの勝ち点差はわずか『1』。首位との差を縮めるのはどちらになるか。注目の上位対決となる。
ホームで広島を迎え撃つ神戸は、ここ数試合好調を維持。前節のアビスパ福岡戦こそ1点が遠くスコアレスドローに終わってしまったが、その前までは柏レイソル、名古屋グランパス、川崎フロンターレと難敵に対して3連勝を飾っており、6月を無敗で乗り切ったことも含めて勢いがついてきたと言っていいだろう。首位との勝ち点差も「4」となっており、ここで勝利すれば「1」となる。広島に勝利して一気に優勝争いに絡みたいところだ。
神戸としては武藤嘉紀、大迫勇也が欠場する中、他のアタッカーたちが存在感を示し始めている。特に佐々木大樹や宮代大聖といった選手たちが奮起しており、彼らのパフォーマンスが今節も鍵を握るはずだ。相手のプレッシングをうまく交わしながら前線にうまく前進していくことが勝利への鍵となるだろう。チームトップの7ゴールを挙げる宮代には、今節もゴールを期待したい。
一方の広島は、鹿島アントラーズに引き分け、横浜FCに快勝したことで勢いに乗るかと思われたが、前節は名古屋に1-2で敗戦。相手のキーマンであるマテウス・カストロを抑え切れず、前半に2つの失点を献上したことが最後まで響いてしまった。終盤の怒涛の反撃から1点を取り返すことはできたが、同点にまで追いつくことはできず。やはり失点を減らしつつ、先手を取っていくことが勝利への道筋となるだろう。
今節は神戸とのハードワークバトルになりそうな予感がある。中盤でのフィジカルバトルを含め、暑い中でどれだけ運動量を持って戦っていくことができるかも重要なポイント。相手を上回るようなハードワークを見せることで主導権を掴んでいきたい。注目したいのは加入したばかりの木下康介。さっそく結果を残しているストライカーが、ここから広島の攻撃を牽引していくことができるか。神戸戦でもパフォーマンスに注目したい。
ミッドウィーク、唯一のJ1リーグ開催となる一戦。注目の試合は2日19時キックオフだ。
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