バルセロナがベティスMFギド・ロドリゲスの獲得に近づいているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
バルセロナは昨夏、退団したMFセルヒオ・ブスケツの後釜としてジローナからオリオル・ロメウを獲得。だが同選手は、チャビ・エルナンデス監督率いるチームのアンカーとして期待に応えられず、シーズン後半戦はベンチが定位置となっている。
このためにバルセロナは今夏、再び中盤の底を獲得の最優先ポジションとし、ギド・ロドリゲスに目をつけた模様。ギド・ロドリゲスとベティスの契約は今年6月までとなっており、財政難のバルセロナにとってフリーで獲得できるのは、やはり大きいようだ。
『マルカ』によれば、バルセロナはすでにギド・ロドリゲスと何度かコンタクトを取ったとのこと。選手本人は移籍に前向きであり、バルセロナから実際的に獲得を決めるのを待っているようだ。また、もしバルセロナが最終的に獲得を見送る場合には、ベティスからすでに受け取っている契約延長オファーを了承するとみられる。
バルセロナはオリオル・ロメウの今季限りでの退団が見込まれており、ギド・ロドリゲスを獲得すれば同選手がチーム唯一のアンカーとなる模様。しかしラ・リーガのサラリーキャップ超過によるペナルティーが解消され、選手放出で浮く費用と使用可能な額が“1:1”に戻る場合には、もう一人アンカーを獲得する可能性もあるとのことだ。
もう一人の候補について、チャビ監督がこれまで獲得を求めてきたとされるアンカーには、レアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディ、エヴァートンMFアマドゥ・オナナの名が挙げられるが、どちらも契約解除金が5000万ユーロ以上と、バルセロナにとっては手が出せる選手ではない。その一方でバイエルン・ミュンヘンMFジョシュア・キミッヒは、まだ実現性があるとみられている。
キミッヒの市場価値はスビメンディやオナナと同等であるものの、バイエルンとの契約が2025年までとなっているために移籍金の引き下げが見込め、さらにもう1年待ってフリーで獲得する可能性も噂されている。
なおバルセロナは今夏、補強資金を確保するためにDFロナルド・アラウホ、MFフレンキー・デ・ヨング、FWハフィーニャらの放出も考慮しているとのことだが、もし誰かを売却してもその収入をキミッヒらさらなるアンカーの獲得に投じるのかは不透明とのこと。というのも彼らは今夏、マンチェスター・シティMFベルナルド・シウバの獲得に動く可能性もあるようだ。