他のカードに先んじて5月9日にスタートするのが琉球ゴールデンキングスvs島根スサノオマジック。3年連続でファイナル進出を果たし、一昨シーズンには初優勝を飾った琉球は、今シーズンも強力なディフェンスとリバウンドを軸に安定した戦いぶりを見せ、EASLでは4強進出、天皇杯優勝、そして西地区優勝と結果を残してきた。しかし、絶対的なエースである岸本隆一が左足の骨折で戦線離脱。シーズン途中に加わったルーキーの崎濱秀斗がその穴を埋めるフレッシュな働きを見せているが、岸本のリーダーシップをどう補うか、課題を抱えてチャンピオンシップを迎える。
島根はシーズン終盤にケガ人が相次いで失速したものの、西地区2位でレギュラーシーズンを終えた。西地区では常に琉球の後塵を拝し、2021-22シーズンに初めて進出したチャンピオンシップではセミファイナルで琉球と対戦するも連敗で敗退している。それでもケガ人が復帰してチームのコンディションは上がっている。ポール・ヘナレ体制4年目、この時に加入した安藤誓哉とニック・ケイを中心にバランスの良いバスケができており、琉球が相手でも奇跡に頼るジャイアントキリングではなく、真っ向勝負で勝利を目指す。
Bリーグ2年目の2017-18シーズンと2018-19シーズンに2年連続でファイナルで激突した、Bリーグを代表する好カードの印象が強い。この時はA東京が連覇を果たしたが、2022-23シーズンには千葉Jがセミファイナルで勝利している。堅守のA東京と千葉Jの華麗な攻撃、リバウンドからブレイクを出し、イージーなシュートチャンスをどれだけ作れるかがカギとなりそうだ。
A東京はケガ人が多く、好不調の波の大きなシーズンを送り、5年ぶりのタイトル獲得のチャンスだった天皇杯決勝でも琉球に敗れた。だが、そのあたりからディフェンスをベースとした攻守が噛み合い、3月以降は18勝5敗と結果を残している。4月5日と6日にはホームで千葉Jと対戦し、いずれも粘り強い戦いで接戦に競り勝っており、今回の対戦でも自信になりそうだ。
千葉Jは新たなメンバーをチームに順応させながらも手堅く勝っていたが、こちらもケガ人に苦しめられた。富樫勇樹と渡邊雄太、チームの看板選手である2人のコンディションは万全とは言えず、スーパールーキーの瀬川琉久をはじめ、チームの総合力でA東京に対抗する必要がある。
昨シーズンの三遠はBリーグ8年目で初の地区優勝を果たした。大野篤史ヘッドコーチの下、賢くタフに戦う強豪へと大きく成長したが、チャンピオンシップではクォーターファイナルで広島ドラゴンフライズの勢いに飲み込まれ、力を出し切れないまま敗退。仕切り直しを図った今シーズンは、攻撃も守備もリバウンドもトップレベルを追求し、昨シーズンよりもバランスの良いチームに仕上げてチャンピオンシップを迎える。
群馬はB1での4シーズン目にして初のチャンピオンシップ進出を果たした。初年度からB1にいる三遠に対してクラブとしての経験は少ないが、実績あるベテランが多いだけに経験値も遜色ない。マイケル・パーカーとトレイ・ジョーンズ、辻直人、藤井祐眞と経験ある選手の個人能力で三遠のゲームプランを崩し、付け入る隙を作りたいところだ。
両チームはBリーグ1年目と2年目にチャンピオンシップで対戦している。1年目のセミファイナルで勝った宇都宮(当時の名称は栃木ブレックス)はそのまま優勝まで突き進んだ。2年目は三河のエースだった比江島慎が勝負どころで最高のパフォーマンスを見せて前年のリベンジを果たしている。
今シーズンの宇都宮はヘッドコーチのケビン・ブラスウェルが病気で亡くなるというアクシデントを乗り越えて、48勝12敗のリーグ最高成績を残した。クラブの伝統的なスタイルである粘り強さとクラッチタイムの勝負強さは健在で、比江島とD.J・ニュービルのどちらかが当たり始めれば止まらない爆発力も大きな魅力だ。
三河はライアン・リッチマン体制になって2年連続のチャンピオンシップ進出。世代交代を経たチームはいまだ発展途上で、実績では宇都宮に劣るものの、このような大舞台での勝利なくしては強豪とは見なされない。強みであるセカンドユニットを含めた総合力で戦うとともに、西田優大にはかつてのエース、比江島を上回るインパクトを期待したい。
スポーツ・チャンネル『DAZN(ダゾーン)』は、男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」のB1・B2全試合を、2025-26シーズンから3シーズンにわたりライブ配信する(※2026-27シーズン以降は、B.LEAGUE PREMIER・B.LEAGUE ONE全試合を配信)。
2025-26シーズンの本格配信に先駆け、りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25うち、5月24日(土)、25日(日)、27日(火)に実施される「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」全試合もライブでお届けする。