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【レビュー】ウシクがジョシュアを下して新チャンピオンに!激戦のヘビー級は一気に混沌へ|ボクシング

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Oleksandr-Usyk-092521-GETTY-FTR Getty Images


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ヘビー級3冠戦が25日(日本時間26日)、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで開催され、元クルーザー級4団体統一王者でWBO1位の挑戦者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が王者アンソニー・ジョシュア(イギリス)に3-0判定勝ちで新チャンピオンに輝いた。

サッカー・スタジアムに6万6227人もの観衆が集まったのは、地元のスター、ジョシュアが主役だったからに他ならない。ところがスタジアムを埋め尽くしたファンの期待を裏切り、初回から試合を支配したのは完全アウェイのウシクだった。

身長でおよそ8センチ、体重で8.5キロ劣るサウスポー挑戦者は、初回からフットワークを駆使し、頭の位置も小刻みに動かしてパワーで上回るジョシュアを翻弄。タイミングのいい右ジャブ、左ストレートをコツコツとヒットし、3回にはアウトサイドから左を叩き込んでジョシュアにダメージを与えた。

身長198センチ、体格で上回るジョシュアは、中盤に圧力を強めて巻き返しにかかる。5、6回はウシクがジョシュアの圧力で下がり気味となり、流れは徐々にチャンピオンに傾いていくかに思われた。しかし7回、ウシクは再びフットワークを機能させ、コンビネーションを打ち込み、左ストレートでジョシュアをのけぞらせて流れを再び引き戻した。

チャンピオンは、何とか状況を打破しようと前に出て右を狙うが、ウシクの動きが速いためになかなか手数が上がらない。終盤はジョシュアの右目が腫れ、ウシクは右眉から出血し、双方ともにダメージと疲労を感じさせたが、ここから抜け出したのはウクライナ人だった。

11回にワンツー、左のダブルでジョシュアを後退させてしっかりポイントを獲得すると、最終12回はさらに攻勢。終了間際にはジョシュアに連打を浴びせてダウン寸前に追い込み勝利を決定づけた。スコアは117-111、116-112、115-113。判定が読み上げられた瞬間、ウシクは感極まって目に涙を浮かべた。

ロンドン五輪金メダリストとしてスター街道を歩んで来たジョシュアは、今回のファイトに勝利してWBC王者タイソン・フューリー(イギリス)との4団体統一戦という青写真を描いていただけに痛恨の敗戦。2019年6月、アンディ・ルイスJr(アメリカ)にまさかのプロ初黒星で王座陥落(半年後のダイレクトリマッチでベルトを取り戻す)したときも世界を驚かせたが、今回はあのとき以上に手痛い敗戦になったと言えるだろう。

ジョシュアをプロモートするマッチルームボクシングのエディ・ハーン氏は試合後、「ジョシュアはストレートに再戦への道を進みたいだろう。希望はまだある。彼は次の試合でもっとうまく戦うことができる」とジョシュアを擁護。今後はウシクとの再戦と王座奪回に向けて再起するとの見通しを示した。

ウシクはこの勝利によりウクライナ人としてビタリ&ウラジミールのクリチコ兄弟に続く3人目のヘビー級チャンピオンになり、歴代の名王者であるイベンダー・ホリフィールド(アメリカ)、デビッド・ヘイ(イギリス)に次いでクルーザー級とヘビー級を制した3人目のチャンピオンとなった。

不利予想を覆して歴史に名を刻んだウシクは「期待していた通りに試合を運ぶことができた」と胸を張り、「みなさんはベストのウシクを見たわけではない。私はもっと良くなることができる」とさらなる飛躍に自信を見せた。

ヘビー級で現在トップのポジションにいるWBC王者のフューリーは来月9日、ラスベガスで前WBC王者デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)と防衛戦を行う。この勝者とウシクが4団体統一戦を行うのか、あるいはウシクはジョシュアと再戦するのかは現時点で不明。いずれにしてもウシクが大方の予想を裏切って3冠チャンピオンになってことで、激戦のヘビー級は一気に混沌としてきた。

文・渋谷淳(しぶや・じゅん)

1971年生まれ、東京都出身。慶應義塾大卒。新聞社勤務をへて独立し、現在はボクシングを中心にスポーツ総合誌「Number」などに執筆。著書「慶応ラグビー 魂の復活」(講談社)。ボクシング・ビート誌のウェブサイト「ボクシングニュース」、会員制有料スポーツサイト「SPOAL(スポール)」の編集にも力を注いでいる。

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