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【注目チーム】3年目角田裕毅奮闘もチームは低迷…2023年シーズン途中からリカルドが加入、巻き返しはなるのか|アルファタウリ|F1

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【注目チーム】3年目角田裕毅奮闘もチームは低迷…2023年シーズン途中からリカルドが加入、巻き返しはなるのか|アルファタウリ|F1DAZN
【F1注目チーム】2006年にトロ・ロッソとしてスタートし、2020年からはアルファタウリへと名称を変更。ガスリーが去り、新シーズンは角田裕毅&デ・フリースのラインナップとなったが、第11戦イギリスGP終了後にデ・フリース更迭となり、リカルドが加わると発表された。
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2005年にレッドブルがF1参戦を果たした1年後、同チームのイタリア語読みであるトロ・ロッソとしてチーム発足。トロ・ロッソとしての活動は2019年でピリオドが打たれ、2020年からは名称が『スクーデリア・アルファタウリ』となった。

歴史

2023-03-03 2006 Scott Speed Toro Rosso F1 Formula 1Getty Images

トロ・ロッソがF1にフル参戦を果たしたのは2006年のこと。1985年~2005年まで30年活動したイタリアのプライベーター、ミナルディを買収して誕生した。

2005年より先にレッドブルがF1へと参入し、トロ・ロッソはその1年遅れで誕生した。レッドブルはドライバーの育成プログラムにも力を注ぎ、トロ・ロッソに若手を登用して実力が認められればレッドブルのドライバーに昇格する、という手法を用いた。

レッドブルのBチームという位置づけでもあったトロ・ロッソはなかなか上位フィニッシュすることができず、初年度の2006年は1ポイントでコンストラクターズ9位、2007年は8ポイントで7位という成績に終わった。

レッドブルより先にF1初優勝

2021-03-22 2008 Vettel Berger Toro Rosso Formula 1 F1Getty Images

大きな驚きをもたらしたのは2008年のイタリアGPだった。前年2007年よりトロ・ロッソのシートに収まったセバスチャン・ベッテルがキャリア初のポールポジションを獲得すると、決勝ではそのままポールトゥウィンを果たし、参戦3年目のトロ・ロッソにF1初勝利をもたらした。親チームとも言えるレッドブルよりもトロ・ロッソが先に表彰台の真ん中に立つという状況に。前身のミナルディ時代を通しても初のポディウム頂点となった。

また、優勝したベッテルは21歳72日でのF1史上最年少ポールポジション(当時)、21歳73日で史上最年少優勝(当時)という歴史的な初優勝でもあった。このシーズン、トロ・ロッソは39ポイントを奪取しコンストラクターズランキング6位で終えている。

2008年に初勝利をマークしたトロ・ロッソだったが、この後は上位争いから遠ざかる展開が続く。2009年からはコンストラクターズにおいて10位、9位、8位、9位、8位と続き、2013年限りでパワーユニットはフェラーリエンジンからルノーエンジンに変更となった。

2014年以降はコンストラクターズ7位、7位と続き、フェラーリのPUに1年のみ戻った2016年も7位でシーズンを終える。再びルノーエンジンとなった2017年も7位となり、2018年からはエンジンが第4期のホンダに変更。2018年はシーズン9位と順位を落としたものの、2019年からはレッドブル&トロ・ロッソがそろってホンダエンジンを積むことになった。

2019年はドイツGPでダニール・クビアトが3位表彰台に立ち、第20戦ブラジルGPでは終盤でルイス・ハミルトンを抜いたピエール・ガスリーが2位に浮上し、ハミルトンを抑えきって2位フィニッシュ(ハミルトンは後にペナルティを受けて順位降格)を果たし、2人のドライバーがそれぞれ表彰台を経験。チームとしてトロ・ロッソは年間85ポイントをもぎ取り、コンストラクターズ6位でシーズンを終えた。そしてトロ・ロッソとしての名称は2019年でピリオドが打たれ、レッドブルのファッションブランドであるアルファタウリを新たな冠として、2020年からスクーデリア・アルファタウリ・ホンダとして再スタートを切った。

2020年よりチーム名はアルファタウリに

2020-09-10 Formula 1 F1 Gasly ALPHATAURIGetty Images

だがマクラーレン、レーシング・ポイント、ルノー、フェラーリに比べ、上位進出の頻度はやや劣る状況に。序盤戦はガスリーによるオーストリアGP、イギリスGPでの7位が最上位フィニッシュとなった。

そんなアルファタウリに大きな歓喜が訪れたのは第8戦イタリアGPだった。ガスリーがセーフティーカー導入のタイミングでタイヤ交換を選択して順位を上げると、シャルル・ルクレールのクラッシュにより、レースは一度中断となる。

再スタートでガスリーは2番手に浮上したあと、リーダーのルイス・ハミルトンはピットストップペナルティによって首位から脱落。28周目からガスリーはトップを走行すると、カルロス・サインツの猛追を振り切ってトップでフィニッシュチェッカーを受けた。

アルファタウリにとってはF1初勝利。また、前身のトロ・ロッソ時代を含めるとセバスチャン・ベッテルがF1初勝利を果たした2008年のイタリアGPまで遡ることになる。この勝利は2018年からタッグを組んだホンダのパワーユニットを搭載しての記念すべき50戦目という節目でもあった。

この後もガスリーは予選では時折Q3でもメルセデス、レッドブルに次ぐ好タイムをマークするなど、抜群の速さを見せる。ガスリーに比べてポイント奪取数で見劣りしていたクビアトも第13戦エミリア・ロマーニャGPでは驚異的な追い上げを見せ、4位フィニッシュを果たした。

だがマクラーレン、レーシング・ポイント、ルノー、フェラーリと接近した力を示しながらも上位進出の機会は少なく、107ポイントのコンストラクターズ7位で2020シーズンを終えることとなった。

そして2021シーズンはガスリー&角田裕毅のドライバーズラインナップとなることが決定。パワーユニットのホンダは2021シーズン限りでF1活動を終えると公表しており、2021年はホンダラストシーズンとなった。

角田裕毅が7年ぶり日本人F1ドライバーに

2021-04-05 Tsunoda Yuki Gasly Germany Alphatauri Formula 1 F1Red Bull Content Pool

2021年、F1に昇格間もない角田は開幕前のテストにおいて、いきなりレッドブルのフェルスタッペンに次ぐ2番手タイムを叩き出し、開幕前から大いに話題を集めた。そして迎えた開幕戦バーレーンGPで角田は、キミ・ライコネン、ベッテル、フェルナンド・アロンソと歴代の元王者を次々にオーバーテイク。F1デビュー戦でいきなり9位フィニッシュの入賞を果たした。

だが角田は第2戦のエミリア・ロマーニャGPでは公式セッション中にクラッシュしてマシンを壊すなどして、ここから悪い流れが続く。開幕戦の躍進とは裏腹に、そこから調子を落としていった。

僚友ガスリーは十分な速さを示し、予選では時折フェラーリやマクラーレンを凌駕するグリッドを獲得することも。一方で角田はシーズン中盤戦に内部シャシー変更、レッドブルのリザーブであるアルボンが師としてアドバイザー役に就くなど、盛り返しのきっかけを積み重ねていく。

そして迎えた最終の第22戦アブダビGPでは、角田はFP1~FP3、予選Q1、Q2とすべてのセッションでガスリーを上回るラップタイムで周回。予選でもQ3進出の8番グリッドを獲得した。角田が僚友ガスリーを公式予選で上回ったのは、22レース目にして初のことだった。

決勝でも角田は安定したレースペースを示しながら周回を重ね、終盤にはセーフティーカー導入時にソフトタイヤへと履き替える。そして最終58周目の再開後にはバルテリ・ボッタスをオーバーテイクして4番手に浮上。そのままシーズン最高位の4位でフィニッシュを果たしている。

結果として2021年はガスリーが110ポイントで総合9位。角田は32ポイントの総合14位で、コンストラクターズとしては年間6位という成績に終わった。

AT03の2022年は総合9位に後退

2022-07-03 Gasly Tsunoda Yuki Alphatauri F1 Formula 1Getty Images

2022年もガスリー&角田のセットで2年目に突入。初戦のバーレーンGPで角田が8位入賞を果たしたこともあり、十分な競争力を有しているように見えた。だがAT03は前年に比べ、中団争いで戦うにはやや物足りないポテンシャルであることが明確化する。

ガスリーは前年に比べてマシンのポテンシャルを引き出すことに苦労し、僚友角田に対してのアドバンテージは、2021年ほど明確ではなくなった。

一時は角田がガスリーよりポイント獲得数で上回る状況が続いたものの、第8戦アゼルバイジャンGPで明暗が分かれる。同レースではガスリーが5位入賞を果たした一方、入賞圏内を走っていた角田はリアウイングのフラップが破損し、ピットイン&要修復のスチュワード裁定となったこともあり、ポイント獲得を逃す結果となった。

その後、アルファタウリはライバル勢のアルファロメオやハース、アストンマーティンに比べても開発力及び中団争いで力関係で優位性を示すことが難しくなり、コンストラクターズ9番手の位置での戦いを余儀なくされた。結果としてガスリーは23ポイント、角田は12ポイント獲得でシーズンを終える形に。

2023年はガスリーがレッドブル系列から完全離脱し、アルピーヌへと新天地を求めることになった。その代役として選ばれたのは、2019年のF2王者ニック・デ・フリース。2022年はイタリアGPにて、アルボンのピンチヒッターとしてスポット参戦し、F1デビュー戦でいきなり入賞を果たしたことで、翌2023年はアルファタウリのシートを獲得することになった。

3年目の角田は23歳、そしてレギュラー1年目となるデ・フリースは28歳で、2023年のシーズンへと入ったが、アルファタウリAT04は10チーム中10位と大苦戦。第11戦イギリスGPを終えた後の7月11日、アルファタウリはデ・フリースが離脱しダニエル・リカルドが加わることを公表した。シーズン中盤より角田&リカルドのラインナップに変わり、ここから回復できるのか注目したい。

ドライバー

角田裕毅

2023-02-24 Tsunoda Yuki Alphatauri F1 Formula 1Getty Images

2000年5月11日生まれ|日本国籍|アルファタウリ(2021~)

通算成績(2022年終了時点)

  • 出走/44回 
  • 優勝/0回 
  • PP/0回 
  • FL/0回

2022年の成績

  • 年間:12ポイント/17位
  • 優勝/0回
  • PP/0回
  • FL/0回
レース名決勝順位
第1戦バーレーンGP8位
第2戦サウジアラビアGPDNS
第3戦オーストラリアGP15位
第4戦エミリア・ロマーニャGP7位
第5戦マイアミGP12位
第6戦スペインGP10位
第7戦モナコGP17位
第8戦アゼルバイジャンGP13位
第9戦カナダGPRet.
第10戦イギリスGP14位
第11戦オーストリアGP16位
第12戦フランスGPRet.
第13戦ハンガリーGP19位
第14戦ベルギーGP13位
第15戦オランダGPRet.
第16戦イタリアGP14位
第17戦シンガポールGPRet.
第18戦日本GP13位
第19戦アメリカGP10位
第20戦メキシコGPRet.
第21戦サンパウロGP17位
第22戦アブダビGP11位

ダニエル・リカルド

2023-07-20 Ricciardo Daniel Alphatauri F1 Formula 1Red Bull Content Pool

1989年7月1日生まれ|オーストラリア国籍|HRT(2011)、トロロッソ(2012~2013)、レッドブル(2014~2018)、ルノー(2019~2020)、マクラーレン(2021~2022)、アルファタウリ(2023)

通算成績(2022年終了時点)

  • 出走/232回 
  • 優勝/8回 
  • PP/3回 
  • FL/16回

2022年の成績

  • 年間:37ポイント/11位
  • 優勝/0回
  • PP/0回
  • FL/0回
レース名決勝順位
第1戦バーレーンGP14位
第2戦サウジアラビアGPRet.
第3戦オーストラリアGP6位
第4戦エミリア・ロマーニャGP18位
第5戦マイアミGP13位
第6戦スペインGP12位
第7戦モナコGP13位
第8戦アゼルバイジャンGP8位
第9戦カナダGP11位
第10戦イギリスGP13位
第11戦オーストリアGP9位
第12戦フランスGP9位
第13戦ハンガリーGP15位
第14戦ベルギーGP15位
第15戦オランダGP17位
第16戦イタリアGPRet.
第17戦シンガポールGP5位
第18戦日本GP11位
第19戦アメリカGP16位
第20戦メキシコGP7位
第21戦サンパウロGPRet.
第22戦アブダビGP9位

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チーム・ドライバー

日程・番組表

 レースフリー走行・予選決勝
第1戦バーレーンGP 3月3日(金) ~4日(土)3月5日(日)
第2戦サウジアラビアGP 3月17日(金) ~18日(土)3月19日(日)
第3戦オーストラリアGP 3月31日(金) ~ 4月1日(土)4月2日(日)
第4戦未定4月14日(金) ~ 15日(土)4月16日(日)
第5戦アゼルバイジャンGP 4月28日(金) ~ 29日(土)4月30日(日)
第6戦マイアミGP 5月5日(金) ~ 6日(土)5月7日(日)
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5月19日(金) ~ 20日(土)5月21日(日)
第8戦モナコGP 5月26日(金) ~ 27日(土)5月28日(日)
第9戦スペインGP 6月2日(金) ~ 3日(土)6月4日(日)
第10戦カナダGP 6月16日(金) ~ 17日(土)6月18日(日)
第11戦オーストリアGP 6月30日(金) ~ 7月1日(土)7月2日(日)
第12戦イギリスGP 7月7日(金) ~ 8日(土)7月9日(日)
第13戦ハンガリーGP 7月21日(金) ~ 22日(土)7月23日(日)
第14戦ベルギーGP 7月28日(金) ~ 29日(土)7月30日(日)
第15戦オランダGP 8月25日(金) ~ 26日(土)8月27日(日)
第16戦イタリアGP 9月1日(金) ~ 2日(土)9月3日(日)
第17戦シンガポールGP 9月15日(金) ~ 16日(土)9月17日(日)
第18戦日本GP 9月22日(金) ~ 23日(土)9月24日(日)
第19戦カタールGP 10月6日(金) ~ 7日(土)10月8日(日)
第20戦アメリカGP 10月20日(金) ~ 21日(土)10月22日(日)
第21戦メキシコGP 10月27日(金) ~ 28日(土)10月29日(日)
第22戦サンパウロGP 11月3日(金) ~ 4日(土)11月5日(日)
第23戦ラスベガスGP 11月16日(木) ~ 17日(金)11月18日(土)
第24戦アブダビGP 11月24日(金) ~ 25日(土)11月26日(日)