▶▶▶DAZNの詳細をチェックする◀◀◀ 2024シーズンのF1は24戦で行われ、同一シーズンにおける過去最多のレース数となった。現行レギュレーションの最終シーズンとなる2025年も、同様に年間24レースとなる。 各チーム、及びパワーユニットメーカーは早くも新規定の2026年に向けて注力する向きがある中、2025シーズンはどのようなシーズンになるのだろうか。 F1第3戦日本GP 概要 2025年のF1は第2戦までを終え、初戦からマクラーレンが2連勝を飾った。ランド・ノリス、オスカー・ピアストリが1勝ずつマークし、マクラーレンが今季も強さを感じさせる状況に。 それをフェラーリ、レッドブル、メルセデスが追うという構図にはなっているが、日本GP直前に衝撃的なニュースが飛び込んできた。3月27日、レッドブルはリアム・ローソンが離脱し、その後任としてレーシングブルズの角田裕毅が加入することを正式発表。 ニュージーランド人ドライバーはRB21への適応に苦労していたが、レッドブル首脳陣は2戦を終えた時点でローソンを見限る形に。一方で角田にとっては、5年目の第3戦から念願だったトップチームでの戦いに身を投じることとなった。 角田はF1参戦後、鈴鹿では2022年から戦い、2024年にレーシングブルズで初めて母国でのポイント獲得を達成した。今季はVCARB 02でも十分にポイント圏内を競えるのではないかと感じさせていたが、状況次第ではレッドブルで一気に表彰台も狙える環境となった。 だがRB21は乗りこなすのが難しいと言われているマシン。角田はレッドブル初戦ですぐさま結果を残せるのかが最大の注目ポイントとなる。それでも鈴鹿は角田にとって勝手知ったる舞台。下部年代から様々なマシンで周回を重ねてきた、知り尽くしているトラックでもある。RB21を駆る角田にとって母国ファンの大歓声が大きな後押しになることだろう。 もちろん10チーム20人による要所の争いはどのポジションも要注目だが、角田にとってのレッドブル初陣という必見の一戦は、日本モータースポーツ界の歴史を揺るがすレースになることは間違いない。 コースの成り立ち Getty Images ホンダの創業者・本田宗一郎の野望を叶えるべく1962年に建設された鈴鹿サーキットは、日本のモータースポーツの聖地として多くのファンに愛されている。開業当時の日本は、高速道路も普及していないような道路環境だったが、世界中のサーキットを参考に、珍しい立体交差のあるレイアウトのコースを完成させた。 F1初開催は1987年。日本人初のフルタイムドライバーとなった中嶋悟の凱旋や、エンジンサプライヤーとしてのホンダの活躍、アイルトン・セナなど人気ドライバーの登場もあり、F1ブームを巻き起こした。 その後も、セナとアラン・プロストの一騎打ちや、キミ・ライコネンの大逆転勝利、トヨタの初ポールポジション、鈴木亜久里・小林可夢偉が母国で3位表彰台を獲得するなど、モータースポーツファンの記憶に残るレースがいくつも生まれており、シーズン終盤に開催されることからワールドチャンピオン決定の舞台になることも多くあった。 また、難易度の高いテクニカルなコースは、世代を問わずドライバーの人気を集めており、ミハエル・シューマッハやセバスチャン・ベッテルなど、歴代のチャンピオンたちがお気に入りコースの一つに鈴鹿の名前を挙げている。 そして2024年から、これまでの秋開催ではなく、春へと引っ越すことに。また、鈴鹿でのレースについても2029年まで契約延長となっている。 2021年よりF1デビューしている角田裕毅は、F1で初の鈴鹿となった2022年、そして2度目の2023年と入賞に手が届かず。2024年は待望の10位入賞となった。4度目の母国レースは、新天地レッドブルから挑むことになった。2025年の鈴鹿で角田はRB21にアジャストし、自己最高成績を更新できるのか注目だ。 レース開催日程・DAZN配信予定 第3戦:日本GP 日時 配信内容 解説・実況 4月4日(金)11:30~ フリー走行1回目 解説:中野信治 コメンテーター:浅木泰昭 実況:サッシャ 4月4日(金)15:00~ フリー走行2回目 解説:中野信治 コメンテーター:浅木泰昭 実況:サッシャ 4月5日(土)11:30~ フリー走行3回目 解説:中野信治 コメンテーター:浅木泰昭 実況:サッシャ 4月5日(土)15:00~ 予選 解説:中野信治 コメンテーター:浅木泰昭 実況:サッシャ 4月6日(日)12:00~ ドライバーズパレード ‐ 4月6日(日)14:00~(13:10~配信開始) 決勝 解説:中野信治 コメンテーター:浅木泰昭 実況:サッシャ DMM×DAZNホーダイなら月々割引&ポイント還元でお得! (C)DMM.com DAZNで配信されるプロ野球は、DMMプレミアムとDAZN Standardがセットになった『DMM×DAZNホーダイ』でも視聴することができる。 通常DMMプレミアムとDAZNを別々に契約すると月額4,750円(税込)かかるところ、『DMM×DAZNホーダイ』なら月々1,270円分お得な月額3,480円(税込)で2サービスを楽しむことができる。 なお、DAZNのスタンダードプランからの切り替えも可能(一部は不可)なので、まずは公式サイトをチェックしてみてほしい。 【DMM×DAZNホーダイがお得】今すぐ公式サイトから登録 DAZNについて DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。 ● 【番組表】直近の注目コンテンツは? ● 【お得】DAZNの料金・割引プランは? サーキット(鈴鹿サーキット)のレイアウト Getty Images 世界的にも珍しい8の字型のレイアウトを持つこのサーキットは1周5.807kmで、2本のストレートと18のコーナーで構成される。 メインストレートは下り坂になっており、S字からNIPPOコーナー(ダンロップコーナー)を含むセクター1は、わずかなミスが次のコーナーに影響するため、ラップタイムを大きく左右ポイントとなっている。セクター2の立体交差を過ぎると進行方向は左回りとなり、ヘアピンとスプーンカーブを抜けるとバックストレートが続く。ストレートエンドに位置する130Rを全開で抜け、シケインを通過して、1周となる。 コース幅があまり広くないため、オーバーテイクの難易度は高いものの、狙いどころはDRSが設置されるメインストレートからのターン1、ヘアピン、シケインの飛び込みなどが代表的な抜きどころとなる。2024年は角田裕毅がターン6の逆バンクでアウトからかぶせて、ターン7のインを取るという形で複数回のオーバーテイクを成功させた。このセクションも大きな見どころの一つと言えそうだ。 2024年日本GPの結果 Red Bull Content Pool 2024年のF1第4戦日本GP決勝は2024年4月7日行われた。 現地鈴鹿は前日より雨が降らず決勝開始時刻を迎えた。気温22度、路面温度40度と、路面は前日よりも10度以上高くなった。各マシンのデグラデーションがより際立つ傾向となる。タイヤ戦略についても、1ストップか2ストップか、戦略が読みづらい状況に。 決勝では20人の半分以上がミディアムを選択。5番グリッドのフェルナンド・アロンソがソフト、12番グリッド~17番グリッドの6名と19番グリッドのケビン・マグヌッセンがソフトを選択している。 レースがブラックアウトとなり、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスの順でターン1に飛び込んでいく。10番手スタートの角田裕毅は蹴り出しが良くなく、ソフト勢のニコ・ヒュルケンベルグとバルテリ・ボッタスにスタート直後抜かれてしまった。 するとS字に入ったターン3でアレクサンダー・アルボンの左フロントとダニエル・リカルドの右リアが接触し、両マシンはそのままタイヤバリアに衝突。これでレースは1/53周目でいきなり赤旗となった。 リスタートはセクター1通過時点の順番となり、フェルスタッペン、ペレス、ランド・ノリス、カルロス・サインツ、アロンソ、オスカー・ピアストリ、ルイス・ハミルトン、チャールズ・ルクレール、ジョージ・ラッセル、ヒュルケンベルグ、ボッタスと続き、角田は12番手からのリスタートとアナウンスされた。バリアの修復に時間を要し、14:32にレース再開と発表されている。 再度フォーメーションラップに入り、そのままタイヤを履き続けるドライバーがいる一方、ハミルトン、ラッセルはハードに変更。角田はソフトに変えた。 再スタートで角田は抜群の蹴り出しを見せ、P9まで上げる。フェルスタッペン、ペレス、ノリス、サインツ、アロンソ、ピアストリ、ルクレール、ハミルトン、角田という順番になった。 だが後ろから迫るラッセルのペースが速く、角田は5/53周目のターン1で抜かれ、P10にポジションを落としている。 ヒュルケンベルグ、ボッタスらは早々にソフトを諦め、8/53周目に入るタイミングでハードにつなぐ。その次の周に角田もソフトからハードに変更するも、ピットアウトするとボッタスの後ろとなり、ボッタスにアンダーカットを許してしまった。 ステイアウトし続けている上位勢より、タイヤ交換を終えたボッタスや角田のほうがラップペースが速いという状況になる。16/53周目にはペレスやサインツもハードタイヤに変更。フェルスタッペンは17周目にミディアムへとスイッチしている。 角田はボッタスを追いかけつつ、ステイアウト組のアルピーヌをトラック上でオーバーテイクしていった。20/53周時点で、ボッタス、角田、ランス・ストロールの3台が事実上の入賞圏内の当落線上で戦う状況となる。 23/53周目に入るタイミングで、サージェント、マグヌッセン、ボッタス、角田、ストロールと続々ピットイン。この混戦状態でRBピットクルーが大仕事を見せる。複数台が同じタイミングでピットに入った状況下、隊列の先頭で角田を送り出す。角田もチーム無線で「最高のジョブだった!」と感謝の言葉を口にしている。 これで角田は11番手。14秒前方のヒュルケンベルグはピットインを控えていることもあり、すぐ後ろにいるストロールとの戦いが事実上の入賞圏内バトルに。 30/53周時点でトップのフェルスタッペンが独走し、クルーズ状態に。2番手は11秒差でペレス、そこから5秒差で3番手サインツという順番になっている。 角田は34/53周目、逆バンクに入るところでアウトからヒュルケンベルグをかわし、P10の入賞圏内まで上がった。この直後、背後を走っていたストロールがピットインを行ったため、角田は入賞圏内を単独走行する状況に。 第2スティントのステイアウト組、第3スティント勢が入り乱れる中でレースは終盤に入っていく。48/53周目にソフトに変更したストロールがマグヌッセンをパスし、11番手まで上がる。あとは7秒前の角田に追いつけるかどうかが注目ポイントとなった。 トップはフェルスタッペンが独走を続け、同年の3勝目をマーク。鈴鹿では3連覇となった。2番手は12秒差でペレスが入り、レッドブル1-2となっている。3位サインツまでが表彰台に上がった。 4位ルクレール、5位ノリス、6位アロンソ、7位ラッセル、8位ピアストリ、9位ハミルトンとなった。 そして角田はコントロールしながら後続を寄せ付けず10位でフィニッシュチェッカーを受け、3度目の鈴鹿で初の入賞。2レース連続のポイント奪取を果たしている。当時の5強10人が誰もリタイアとならない中で、その上位勢に割って入る値千金の1ポイント奪取となった。 Red Bull Content Pool 2024年第4戦日本GP・決勝結果 1/マックス・フェルスタッペン/レッドブル 2/セルジオ・ペレス/レッドブル 3/カルロス・サインツ/フェラーリ 4/チャールズ・ルクレール/フェラーリ 5/ランド・ノリス/マクラーレン 6/フェルナンド・アロンソ/アストンマーティン 7/ジョージ・ラッセル/メルセデス 8/オスカー・ピアストリ/マクラーレン 9/ルイス・ハミルトン/メルセデス 10/角田裕毅/RB 11/ニコ・ヒュルケンベルグ/ハース 12/ランス・ストロール/アストンマーティン 13/ケビン・マグヌッセン/ハース 14/バルテリ・ボッタス/キックザウバー 15/エステバン・オコン/アルピーヌ 16/ピエール・ガスリー/アルピーヌ 17/ローガン・サージェント/ウィリアムズ -/チョウ・グァンユ/キックザウバー -/ダニエル・リカルド/RB -/アレクサンダー・アルボン/ウィリアムズ 関連記事 直近のDAZN番組表(F1) チーム・ドライバー チーム ドライバー マクラーレン ランド・ノリス オスカー・ピアストリ フェラーリ チャールズ・ルクレール ルイス・ハミルトン レッドブル マックス・フェルスタッペン 角田裕毅 メルセデス ジョージ・ラッセル アンドレア・キミ・アントネッリ アストンマーティン フェルナンド・アロンソ ランス・ストロール アルピーヌ ピエール・ガスリー ジャック・ドゥーハン ハース エステバン・オコン オリヴァー・ベアマン レーシングブルズ リアム・ローソン イザック・アジャー ウィリアムズ アレクサンダー・アルボン カルロス・サインツ キックザウバー ニコ・ヒュルケンベルグ ガブリエウ・ボルトレート 日程・番組表 レース フリー走行・予選 決勝 第1戦 オーストラリアGP 3月14日(金) ~15日(土) 3月16日(日) 第2戦 中国GP 3月21日(金) ~22日(土) 3月23日(日) 第3戦 日本GP 4月4日(金) ~ 5日(土) 4月6日(日) 第4戦 バーレーンGP 4月11日(金) ~ 12日(土) 4月13日(日) 第5戦 サウジアラビアGP 4月18日(金) ~ 19日(土) 4月20日(日) 第6戦 マイアミGP 5月2日(金) ~ 3日(土) 5月4日(日) 第7戦 エミリア・ロマーニャGP 5月16日(金) ~ 17日(土) 5月18日(日) 第8戦 モナコGP 5月23日(金) ~ 24日(土) 5月25日(日) 第9戦 スペインGP 5月30日(金) ~ 31日(土) 6月1日(日) 第10戦 カナダGP 6月13日(金) ~ 14日(土) 6月15日(日) 第11戦 オーストリアGP 6月27日(金) ~ 28日(土) 6月29日(日) 第12戦 イギリスGP 7月4日(金) ~ 5日(土) 7月6日(日) 第13戦 ベルギーGP 7月25日(金) ~ 26日(土) 7月27日(日) 第14戦 ハンガリーGP 8月1日(金) ~ 2日(土) 8月3日(日) 第15戦 オランダGP 8月29日(金) ~ 30日(土) 8月31日(日) 第16戦 イタリアGP 9月5日(金) ~ 6日(土) 9月7日(日) 第17戦 アゼルバイジャンGP 9月19日(金) ~ 20日(土) 9月21日(日) 第18戦 シンガポールGP 10月3日(金) ~ 4日(土) 10月5日(日) 第19戦 アメリカGP 10月17日(金) ~ 18日(土) 10月19日(日) 第20戦 メキシコGP 10月24日(金) ~ 25日(土) 10月26日(日) 第21戦 サンパウロGP 11月7日(金) ~ 8日(土) 11月9日(日) 第22戦 ラスベガスGP 11月20日(木) ~ 21日(金) 11月22日(土) 第23戦 カタールGP 11月28日(金) ~ 29日(土) 11月30日(日) 第24戦 アブダビGP 12月5日(金) ~ 6日(土) 12月7日(日)