レッドブル＆ホンダの協力は2025年で終了…新型RB19発表イベントでフォードとの提携、2026年からのPU搭載を正式発表｜F1

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レッドブル・レーシングが現地時間3日、2023年シーズンの新マシンRB19を発表した。

新車の発表はアメリカ合衆国、ニューヨークにて実施された。お披露目となったRB19は、前年のRB18からカラーリングに大きな変更はなく、マシンの形状も現時点では従来のものを踏襲した形となっている。

開幕前のバーレーンテスト、そして開幕戦バーレーンGPに向けて、RB19の完成形が公になるのはまだ先のことになりそうだ。

その一方で、同イベントではレッドブル・フォード・パワートレインズの誕生を発表。イベント直前にフォードが2026年からF1に復帰することを公表しており、どのコンストラクターと組むのか注目されていたが、レッドブルであることが確定した。

2025年まではレッドブル・パワートレインズとして、すでにF1活動を終了しているホンダと協力を続けていく。その一方でレッドブルとフォードは2023年より提携して共同開発を行う方針を示し、フォードは「バッテリーセル、電気モーターテクノロジー、パワーユニット・コントロールソフトウェア、分析などの分野で専門知識を提供する」と説明している。

そして2026年から2030年までレッドブル、そして姉妹チームであるアルファタウリの両方に、次世代パワーユニットを供給する見通しであることが公式リリースで公表されている。

2021年、2022年とマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトル連覇を達成し、2022年にはコンストラクターズタイトルを手にしたレッドブル。すでにF1活動を終了したホンダの力添えがあって実現した王座奪還だったが、2026年からの本格導入に向け、異なる自動車メーカーとタッグを組んでPUを開発することとなった。

現行のレギュレーションでは2025年までパワーユニット規定の大きな変更はなく、事実上の開発凍結状態に。だが2026年からはエネルギー消費を大幅に削減し、CO2排出量を実質的にゼロとした次世代パワーユニットとなる見通し。

クリスチャン・ホーナー代表は「彼らフォードは世代を超えた、偉大な歴史を持つメーカー。ジム・クラークからアイルトン・セナ、ミハエル・シューマッハまで、彼らのサポートは偉大な歴史を刻んできた。レッドブル・パワートレインズは今後、王朝の次の章を開けることを嬉しく思う。これはとてもエキサイティングなことだ」とコメント。2026年からF1に本格復帰となるフォードとのタッグに自信を示している。

「2026年はまだ先のことだ。オラクル・レッドブル・レーシングの新しい未来と継続的な進化を見据え、我々の作業はすでに始まっている」

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