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【侍ジャパン特集】37年ぶりの金メダルに向けて飯田哲也氏が語る予想オーダー「申し分のないメンバーが揃った」| プロ野球

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2021-05-19-NPB-Orix-YAMAMOTO 時事通信

侍ジャパンは7月24日、25日に行われるENEOS 侍ジャパン強化試合を経て、28日に開幕する東京五輪の野球競技に臨む。37年ぶりの金メダル獲得を目指す今大会に向けて、DAZNで解説を務める飯田哲也氏に侍ジャパンの予想オーダーを考察してもらった。

投手の軸は山本由伸

──侍ジャパンのメンバーが発表されましたが、ご覧になられて率直にいかがでしょうか?

2019年に行われたプレミア12の優勝メンバーが主体で、調子の良し悪しは関係なく選んだのかなと思います。稲葉篤紀監督の信頼を得られている選手が多く、チームワークを大事にした印象ですね。ただ、抑え投手のところは大事な部分で、今旬の勢いがある選手を選んだなと。それは正解だと思います。

──その投手陣について、もう少しお伺いしたいのですがメンバーはいかがでしょうか?

選出のバランスは全体的にいいと思います。先発は菅野智之(巨人)が抜けましたが、山本由伸(オリックス)を筆頭に田中将大(楽天)もいますからね。第2先発として    青柳晃洋(阪神)、森下暢仁(広島)、大野雄大(中日)がいます。中継は中川皓太(巨人)が辞退しましたが、左の岩崎優(阪神)と右の山﨑康晃(DeNA)をうまく組み合わせる。そして抑えには、新人ですが今調子がいい平良海馬(西武)と栗林良吏(広島)に任せることになるでしょうね。追加招集された千賀滉大(ソフトバンク)と伊藤大海(日本ハム)は先発でも中継ぎでもいけるでしょう。

──この豪華な投手陣の中でキーマンは?

山本でしょうね。大事な試合は彼に投げてもらう。まーくんや他にも先発をできる投手はいますが、大事なところは山本に行ってもらうでしょう。特に決勝ラウンドは負けたら終わりなので、そこでどんな投球をしてくれるか楽しみですね。

外野手は不動の3人

2021-07-20-NPB-SAMURAI-YOSHIDA-YANAGITA-SUZUKI

──それでは野手について伺っていきますが、まずは捕手からお願いします。

そこは甲斐拓也(ソフトバンク)が一番手ですね。甲斐に代打を出した場合に梅野隆太郎が守りに入る。または終盤の代打で梅野が出てくる形もあると思います。稲葉監督ならプレミア12でも一緒に戦った甲斐を先発で出すでしょう。

──色々な組み合わせが考えられる内野手はいかがでしょうか?

一塁は浅村栄斗(楽天)ですね。浅村以外だと村上宗隆(ヤクルト)がいますが、そうなると三塁手がいなくなる。やはり一塁は浅村か、場合によっては山田哲人(ヤクルト)が入るでしょう。ただ、浅村でいくと思います。

二塁手は菊池涼介(広島)ですね。山田もいますが、菊池は国際試合にめっぽう強い。さらに今年はバッティングの調子が良いので、個人的には彼に期待しています。

三塁手は村上。源田壮亮(西武)もできるかもしれませんが、ここは村上に任せると思いますね。

そして遊撃手は坂本勇人(巨人)。年齢的にもベテランの域に入ってきて、動きの部分は厳しいですが、ここは坂本でいって欲しいですね。

──一方である程度固定された起用が予想される外野手はいかがでしょうか?

ここは迷わないでしょう。左翼手に吉田正尚(オリックス)、中堅手に柳田悠岐(ソフトバンク)、右翼手は鈴木誠也(広島)になるはずです。近藤健介(日本ハム)はDHの可能性があります。    栗原陵矢(ソフトバンク)はバックアップになるでしょう。

──DHは近藤選手になる?

近藤、山田、浅村の3人のうち誰かになるでしょう。相手が左投手なら山田で右投手なら近藤。一塁が山田ならDHが浅村と言ったように、DHは相手投手との兼ね合いで変わってくる可能性が高いです。個人的には近藤が適任だと思っていて、彼は相手投手に球数を投げさせられるし、とにかくしつこいバッティングから出塁率が高い。一発は他に任せて近藤には出塁に徹して欲しいですね。

ポイントは1番と2番の出塁とねばり

──それでは飯田さんが考える侍ジャパンの予想オーダーは?

1番 二塁 菊池涼介
2番 DH 近藤健介
3番 左翼 吉田正尚
4番 右翼 鈴木誠也
5番 中堅 柳田悠岐
6番 一塁 浅村栄斗
7番 三塁 村上宗隆
8番 遊撃 坂本勇人
9番 捕手 甲斐拓也

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──菊池選手の1番起用と坂本選手の8番起用は意外ですね。

菊池は国際大会でかなり打つんですよ。でも坂本はあまり結果を残せていない。さらに菊池が出塁できれば足も使えます。菊池が1番の方が絶対にいいですね。

──4番はやはり鈴木選手?

誠也はプレミア12経験者ですし大舞台に強いので4番ですね。個人的には村上も考えたのですが、まだ若いので気楽なところで打たせた方が結果が出る。ただ、やはりジャパンなので、誰がどこに入ってもそれなりの打線になりますね。あとはプライドの問題だと思います。

──この打線での戦い方のポイントは?

1番の菊池が出塁して、2番の近藤が粘りのバッティングをする。彼らでどうかき回すか、どう球数を投げさせるかですね。メンバー的には、申し分ないと思っています。あとは、プレミアの経験者のチームワークもある。稲葉監督は人を操るのがうまいし、乗せるのがうまい。このチームをまとめてくれると思います。

インタビュー・構成=川嶋正隆

1986年5月9日生まれ、福岡県福岡市出身。大学卒業後に携帯サイト『超ワールドサッカー』のライター兼編集者として勤務。2018年からフリーライターとしての活動を開始し、『フットサル全力応援メディアSAL』の立ち上げに参画。2018年には、Fリーグに参戦したロベルト・カルロスの単独インタビューを行った。現在は『ABEMA TIMES』などに寄稿している。

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