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【7月 J3月間ベストゴール賞インタビュー】「最後にグッと回転がかかって入ることはわかっていた」。YS横浜の松井が鮮やかループシュートを振り返る | Jリーグ

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明治安田生命J3リーグKONAMI 月間ベストゴール。7月度の受賞者は第16節・八戸戦でチームの勝利につながるゴールを奪ったYS横浜の松井。今年、フットサルとサッカーの二刀流に挑んでいるアタッカーに、鮮やかなゴールの裏話や二刀流についての思いなどを聞いた。(取材日:8月10日)

「完全に独りよがりなゴールですよ(笑)」

ーーこの度は、7月度の明治安田生命J3リーグ KONAMI月間ベストゴール受賞おめでとうございます。

これは『嬉しい』と言っておかないといけないですよね(笑)。いやいや、本当に嬉しいですよ。ベトナムから日本に帰ってきてだいぶ経って、自分にとっても久しぶりのゴールでしたし、よかったです。何より、チームが勝ったことが一番ですね。

ーー横浜FC時代の2019年7月度にもオーバーヘッドでJ2の月間ベストゴールを受賞されていました。覚えていますか?

覚えていますよ。自分としてはオーバーヘッドのほうが好みですけど、ループシュートもなかなか打てるシチュエーションやタイミングがないので、そういうシュートを評価してもらえて嬉しいですね。

ーー前回のオーバーヘッドといい、今回のループシュートといい、おしゃれなゴールが松井選手の代名詞だと思いますが、今回のゴールシーンを振り返ってもらえますか。

自分のところにパスが来たときに相手GKが前に出て来てくれて、GKの頭上が空いていることは分かっていたので、ループシュートを選択しました。カーブをかけるというか、チップキックのように蹴ったんですけど、YS横浜の試合では三ツ沢(ニッパツ三ツ沢球技場)は水をまかないので少し外目に蹴ってスピンをかけてゴールに吸い込まれていく軌道を意識しました。

ーー蹴った瞬間にゴールは確信していたのでしょうか?

最後にグッと回転がかかって、入ることは分かってましたね。ただ、ゴールに吸い込まれていく様子を見ていたかったので、ずっとボールを見ていました。まあ、完全に独りよがりなゴールですよ(笑)。

ーーチームメイトも入ると分かっていたんですかね?

みんなは『入らないと思った』と言っていたので、それで入ったことは嬉しかったですね(笑)。『ちゃんと入ることは分かっていたんですか?』とか聞かれましたけど、自分の中では芝生の状態もスピンの回転も分かっていたので問題なかったです。

ーーGKと1対1の状況で大事にしていることを教えてください。

GKを最後まで見ることもそうですけど、GKが前に出て来てくれれば『上が空いている』と考えることが多いですね。だからループシュートを狙うことが多いです。

ーーGKとの1対1でループシュートを選択する選手はそんなに多くないと思いますが?

自分の中ではそれが一番なんですよね。『絶対に上が空くやん』、『GKが出てきたらループでしょ』と。だから、一番先にそこのコースに目がいっちゃいますね。

ーーループシュートやオーバーヘッドなど、アクロバティックなシュートにハマった理由はあるんですか?

GKの『やられた』って顔を見るのが好きだったのはあるかもしれないですね。自分を気持ちよくしてもらえるというか、相手を上回った気分になれるみたいな(笑)。

ーー横浜FC時代はボランチでのプレーが多く、ゲームメイクを任されたり、アシストのほうが多かったりしたと思いますが、ここにきてまたゴールを取ることにこだわっているのでしょうか?

こだわっているというよりは、いまYS横浜で求められていることがゴールというのはありますね。今回もチームでシュートがなかなか入らないという問題が起きたときに自分が攻撃的なポジションで出て、ゴールを決めて勝っただけであって。毎回、そのチームごとに求められるピースや役割は違うし、それに応えることが自分にとっての課題であり仕事ですから。監督の理想とするところに身を置くことがプロだと思っているので、それが今回はゴールだったということですね。

二刀流へのチャレンジ

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ーー現在、松井選手はサッカーとフットサルの二刀流にチャレンジされていますが、想像以上に違う競技と感じていますか?

全然違いますね。でも、すごく面白いし、楽しい。学びでしかないですね。もっと早くサッカーもフットサルもできる環境があればもっと上手くなっていたかなと思うこともあります。子どもの頃にサッカーとフットサルを両方やることはあると思うんですけど、そういう環境をもっと作ることができればいいと思っています。

ーーフットサルがサッカーに通ずる部分はありますか?

ドリブルもそうだし、戦術の部分もそうだし、すべてと言ってもいいかもしれないですね。いまブラジルでは10歳までほとんどの子どもがフットサルをやっていると聞いて、日本もフットサルをもっと取り入れていかないといけないのではないかとは感じています。フットサルから得たものをサッカーに還元できることはたくさんあるし、吸収できることも多いですから。それは足元のテクニック1つを取ってもそう。幼少期のトレーニングや環境はちょっとずつ変えていかないといけないと思っています。

ーーサッカー少年、サッカー少女にフットサルの魅力や学びを伝えていきたいということですか?

やっぱり知っているのと知らないのとでは全然違いますね。ボールの持ち方やフェイントの仕方とか、技術の向上にはすごく役立つと思いますよ。

ー一時はフットサルに専念されている時期もあったと思いますが、両方やりたいと思ったのはサッカーとフットサルに通じる部分があることが大きいですか?

もちろん、それはあります。それに両方ともできるのは自分しかいないと思ったし、それが自分らしいかなと。やっぱり変わったことをやっていたいし、誰も進んだことのない道を進みたい。ポリシーではないけど、誰も考えていないところに身を置くことは自分らしいと思いますし、楽しいですよ。

ーーいまプレーされているYS横浜は若い選手が多いチームですが、松井選手が得ていることはどんなことですか?

サッカーをやっていれば得ることはたくさんあります。選手一人ひとりの癖やドリブルでも癖や特徴がそれぞれあるので、そこで気が付くことは多いです。指導者目線で見れば、『こういう風に思っているんだ』とか、勉強になることは多いですよ。

ーー反対に伝えていきたいことはありますか?

『絶対に上手くなれるよ』ってことですかね。ずっと続けて努力していれば絶対に上手くなれる。シュンさん(中村俊輔)を見ていると、ずっと練習している。チームのトレーニング後にシュート練習とFK練習を絶対にやっている。自分のウィークポイントを理解しながら、365日毎日練習している人とたった3日で終わってしまう人の差はやっぱり埋められない。努力が絶対に報われるわけではないとは思うけど、ちゃんとやっている人とやっていない人では大きな差が出るし、それが後々の自分に返ってくるはず。そこは言葉や練習姿勢で伝えていきたいですね。

ーーこれまでとはまた違った楽しさを感じながらプレーしていることが伝わってきます。

本当にサッカーとフットサルは全くの別物だけど、交わるところはたくさんある。そこで指導者目線と選手目線の両方を持ち学びながらやっていきたい。それは自分にしか得ることのできない経験なのでこの時間を大切にしたいですね。

ーー最後に、今シーズンの個人的な目標を教えてください。

やっぱりゴールですね。サッカーのほうではゴールを取れたけど、フットサルでもゴールを決めたい。そして勝利を重ねること。それが目標です。

ーー今日はお疲れの中、ありがとうございました。

(二刀流は)疲れるけど、頑張りますよ。最近は、身体のケアだけしている気がします(笑)。

文・インタビュー 須賀大輔 

1991年生まれ、埼玉県出身。学生時代にサッカー専門新聞『ELGOLAZO』でアルバイトとして経験を積み、2016年からフリーライターとして活動。ELGOLAZOでは柏レイソルと横浜FCの担当記者を経て、現在はFC東京と大宮アルディージャの担当記者を務めている。

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