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【コラム】ヤクルト、連敗止めて迎える阪神戦。再加速へ鉄壁リリーフ陣に期待|プロ野球

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20220705_NPB_Swallows_KIZAWA 時事通信


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長いトンネルにようやく光が見えた。前半戦、圧倒的な強さで首位を独走していたヤクルトだが、12日のDeNA戦(神宮)で、今季ワーストの7連敗。2位と最大17ゲーム差あったが、DeNAに7ゲーム差まで迫られた。13日の同戦は雨天中止。14日の同戦、新型コロナウイルス感染から復帰後、状態が上がらず苦しんでいた山田、塩見に一発が飛び出し、ついに連敗を止めた。

苦しい状況でも、状態を落とさずチームを支えてきたのが中継ぎ陣だ。連敗中は好機での決定打に欠け、自慢の強力打線が沈黙。先発は粘投しながらも、先制点を許す展開が多く、早いイニングで降板する試合が続いた。連敗を止めた14日も、4―1の5回1死一、二塁から、木沢尚文投手(24)が登板。牧を投飛、宮崎を遊ゴロに打ち取りピンチを切り抜けた。リリーフ陣は、11日の広島戦(マツダ)から3試合連続で無失点リレーと抜群の安定感を見せている。

チームのピンチで新戦力が台頭してくることもヤクルトの強さの理由だろう。7月9日に、勝ちパターンを担ってきた清水、唯一の中継ぎ左腕だった田口が新型コロナウイルスに感染して離脱。田口に代わって、1軍昇格したのが久保拓眞投手(26)だ。4月に昇格した際には、登板した2試合でいずれも失点し、結果が残せなかった。その後、登録抹消となり、ようやく巡ってきたこのチャンスでは、7試合連続無失点を記録してアピールに成功。「大きなピースになってくれた」と伊藤投手コーチも笑みを浮かべた。年齢が近く、同じ左腕ということもあり、田口が合流後は、キャッチボール相手になってもらい、助言を受けるなど、ブルペン陣の柱へとレベルアップを図っている。

さらに、7月29日にはトレードでロッテから加入してきた左腕・山本大貴投手(26)が仲間入りした。合流後は即昇格し、2試合で1イニングずつ投げて、いずれも無失点。「体も丈夫なほう。連戦連投するぐらいのつもりでいる」と気合十分の左腕に、高津監督は「左(腕)が不足している。左右のバランスが取れるリリーフ陣になってくれたら」と期待を寄せた。

疲労が蓄積されてくる夏場でも、好投を続けるリリーフ陣。その大きな理由のひとつは、”3連投まで”の限度を設けていることだろう。先発では、中6日でのローテーションが一般的であるが、ヤクルトでは定期的に、中10日の登板にすることで、先発陣の負担を軽減。連勝中であれ、清水やマクガフら勝ちパターンも3連投ルールを守りながら、起用してきた。リーグ連覇、2年連続日本一へ、勝負をかける9月には、“連投解禁”の可能性もあるが、伊藤投手コーチは「これからが勝負。秋口にしっかり力を出していけるように」と投手陣を鼓舞する。

16日からは本拠地・神宮球場で阪神戦。鉄壁のリリーフ陣を中心に、強力打線復活を待ちながら、勝負の秋を迎える。

文・森下知玲(スポーツ報知)

1995年10月6日生まれ。26歳。福井県出身。2018年に報知新聞社入社。19~21年まで西武担当、22年からヤクルト担当。

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