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【コラム】矢野阪神の集大成。佐藤輝明と中野拓夢が鬼門突破を再現|プロ野球

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2022-05-01-npb-tigers-sato 時事通信


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クライマックス・シリーズ(CS)がいよいよ開幕する。ファーストステージでDeNAと対戦する阪神は、敗退した時点で矢野燿大監督が退任。指揮を執った4年間の集大成を前に、佐藤輝明内野手は「本当にくじを引いてもらって、ずっと使ってもらって。本当に最後に、一緒に笑って終われるシリーズにしたいです」と恩返しを誓った。2年前のドラフト会議で4球団競合の末、結ばれた縁。今季はチーム唯一、12球団でも4人しかいない全143試合出場を果たし、ポストシーズンでもキーマンの一人と期待される。

昨年は2位でCS進出。巨人を甲子園で迎えたファーストステージで連敗した。新人だった大砲はシーズン後半の不振もあり、第1戦でスタメン落ち。不完全燃焼に終わった悔しさもぶつけながら「短期決戦なので、初球から振っていけるように」と自分らしいフルスイングを約束した。

舞台となる横浜スタジアムは今季、大苦戦した場所だ。13試合でわずか2勝。球団史上ワーストとなる11敗の屈辱を味わった。一方で、佐藤輝には打率3割1分1厘、ビジターでは最多の4本塁打を放った相性の良い球場。昨年は場外弾も放った敵地での戦いに「いいイメージを持って臨めると思います」と悠然と構えた。

同じ2年目の中野拓夢内野手も「今年は横浜で勝てていないという部分もあるので、それを払拭するためにも1戦目が大事」と意気込む。不動の1番打者は「1打席目が大事。特に短期決戦で、自分が勢いをつけるかつけないかで全然違うと思う」と自覚した。トップバッターの経験が豊富な近本から常に助言をもらっているが「近本さんも『1打席目だけ集中していくくらいの感覚で』と言っていたので」と継承。先制攻撃の重要性を強調した。

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リードオフマンが語るとおり、短期決戦における先取点は大きな意味を持つ。だが、今季の横浜での戦いを振り返ると、見逃すことのできないポイントは追加点だ。11敗のうち8度が逆転負け。9試合で序盤に先制しながら、2勝しかできなかった。たたみかけることができず、中盤に試合が硬直。じわじわと流れが変わり、終盤に競り負ける展開が続いた。サヨナラ負けも4度。22年の阪神はシーズンを通じて主導権をつかみ切ることができず「次の1点が」と悔やむ試合が多く、敵地でのDeNA戦では特に目立った。

そんな球場で勝利した5月14日と15日。「負けパターン」を阻止したのは、佐藤輝と中野だ。14日は初回に先制打を放った中野が2―1の3回に2ラン。6回にも自身初の1試合2発となる2ランで突き放し、9―2で快勝した。翌15日は佐藤輝が2―0の3回にソロでリードを広げ、6回にもソロ。そのまま8―1と圧倒した。「(前日の中野に)負けられないという気持ちはありましたね」と連勝に導いた。入団以来、2人そろって打点を挙げた試合は16戦全勝。鬼門突破に向け、2年目コンビによる再現が期待される。

佐藤輝は「より1点の重みが多くなる。みんなで集中して1点を取り、1点を防いで勝ちたい」と誓った。9月中旬以降は今季108試合で任された4番から外れたままだが、矢野監督は「輝らしく、思い切り振っていってくれたらそれでいい」と最後まで温かく見守ってきた。同時に、キーマンを問われる度に中野を指命してきた。今回も「中野が大事かなと思っています。うちは足を使うチーム。中野が出た後のクリーンアップが相手も嫌」と託した。

ともに11月の侍ジャパン強化試合のメンバーにも選出。矢野監督の元で成長してきた若虎たちの最後の親孝行が始まる。

文・安藤理

1986年1月27日生まれ。36歳。2021年に報知新聞社入社。22年から阪神担当。

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