【2021-2022】アーセナル ｜ 選手名鑑 ｜ プレミアリーグ

チーム情報

クラブ歴代3位の高額となる5000万ポンドの移籍金で獲得したのが、CBの ベン・ホワイト だ。

一昨シーズンのリーズで鬼才マルセロ・ビエルサの、昨シーズンはブライトンで新進気鋭の戦術家グレアム・ポッターの、先進的な戦術を支えたホワイトは、ポゼッションの起点となるボールスキルとパス能力を併せ持ち、ミケル・アルテタ監督の要求を満たしてその戦術的な取り組みを軌道に乗せる力になるはずだ。少なくとも、ダヴィ・ルイス（契約満了で放出）との入れ替えは戦力的に大きなプラスだ。

攻撃陣は、EURO2020でも躍動した ブカヨ・サカ 、 エミール・スミス・ロウ という昨シーズン後半にブレイクした生え抜きの逸材に、縦の突破力を持つ3年目の26歳 ニコラ・ペペ 、実績十分のベテラン、 ピエール=エメリク・オーバメヤン 、 アレクサンドル・ラカゼット とバランスよくタレントが揃う。ただ、昨シーズンはいずれも精彩を欠いて足を引っ張った両ベテランの復調が鍵を握る。

局面を進める縦パスに光るものがある21歳の有望株アルベルト・サンビ・ロコンガを獲得した中盤は、フィジカル系のトーマス、司令塔の グラニト・ジャカ とは異なる貴重な選択肢を手に入れた。

アルテタは、後方からパスをつなぐポゼッションを志向しながら、対戦相手や状況に応じてブロック守備も使い分ける柔軟性を持っている。19年2月の就任から昨シーズンまでは、主力の怪我や不調などの誤算もあってチームをなかなか機能させられなかった。

シーズンを通してベストメンバーがベストの状態で揃えば、チャンピオンズリーグの返り咲きは現実味を帯びるはずだが、開幕3連敗で最下位といきなり躓いた。風雲急を告げる名門は移籍市場最終日、ボローニャから冨安健洋を緊急補強したが……。

注目選手

ブカヨ・サカ

一気に頭角を現わしてアーセナルの年間MVPに輝いたその余勢を駆って、EURO2020でイングランドの準優勝に大きく寄与したライジングスター。

柔軟なボールスキルと敏捷性を活かしたドリブルで守備網を切り裂き、オフ・ザ・ボールの動きでパスを呼び込み、ゴール前で決定的な場面を作り出す。運動量が豊富で、守備の労を厭わず、サイドバックやウイングバックも十分以上にこなすマルチな才能も。

イタリアに敗れたEUROの決勝では、PK戦の最後のキッカーを務めて失敗と悔しい思いも。そのリベンジも期す。

ホームスタジアム

エミレーツ・スタジアム（60,260人収容）

2021-22シーズン 監督&選手一覧

夏の移籍情報

IN

OUT

■2020－21シーズンに他クラブへレンタル移籍していた選手

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