【2021-2022】マンチェスター・ユナイテッド ｜ 選手名鑑 ｜ プレミアリーグ

チーム情報

開幕当初

1年前は予算オーバーで諦めた ジェイドン・サンチョ をついに手に入れ、これも本命として狙っていた ラファエル・ヴァラン の獲得にも成功。サンチョは英国人史上3番目となる移籍金7300万ポンド、ヴァランは4200万ポンド＋インセンティブと巨費を投じて攻守に理想の補強を実現し、9年ぶりのプレミアリーグ制覇を狙える陣容を整えた。そのうえで移籍市場の最終盤にビッグサプライズを提供。クリスティアーノ・ロナウドを復帰させたのだ。

退団も噂されたエディンソン・カバーニとの再契約に漕ぎつけた前線に目を向ければ、やはりC・ロナウドの存在が頼もしい。13シーズンぶりの古巣帰還を果たしたスーパースターがもたらす加入効果は計り知れないだろう。周囲のとりわけ若手に良い刺激を与え、ピッチ上では得点力アップをもたらすはずだ。すでにユニフォームが飛ぶように売れるなど、経済的な旨味も大きい。

ブルーノ・フェルナンデス 、メイソン・グリーンウッド、ジェシー・リンガード、マーカス・ラッシュフォード 、そしてサンチョと多士済々の精鋭を擁する2列目が、最前線のC・ロナウド（あるいはカバーニ）を後方支援する攻撃陣は、純粋なタレントのクオリティーという点ではプレミアリーグのナンバーワンと言っても過言ではない。ユニットとして噛み合えば、覇権奪回への大きな推進力になるはずだ。

中盤は、ハードワークという「量」で貢献するフレッジと スコット・マクトミネイ に、クリエーティブなパスや強烈なシュートなど「質」で違いを作り出す ポール・ポグバ とバランスよく駒が揃う。

最終ラインでは、 ハリー・マグァイア を補完するスピードを持つ新加入のヴァランが、ハイラインを可能にして攻守の機能性を高めるはずだ。

オーレ・グンナー・スールシャール監督は戦術でチームを勝利に導くというよりも、基本的に選手に解決を委ねるタイプで、攻守に望むタレントを獲得したいま、言い訳は許されなくなった。

シーズン途中

しかし、ノルウェー人指揮官は目ぼしい結果を残すことができず、12節のワトフォード戦で1－4の大敗を喫すると、フロントから解任を告げられた。

その直後に暫定監督を務めたマイケル・キャリックからバトンを引き継ぎ、現在はラルフ・ラングニックがチームを率いている。このドイツ人指揮官は今季終了後に現職を退き、来季からの2年間はアドバイザーとしてクラブの再建に尽力する予定だ。

注目選手

ジェイドン・サンチョ

足先や足裏を使った繊細なタッチやフェイント、俊敏な身のこなしで2〜3人に囲まれても難なく突破し、瞬時にトップスピードに達するドリブルで守備を切り裂く、次代のワールドクラスだ。

左右両足から放つシュートは鋭く正確で、意表を突くラストパスで味方のゴールも演出する。マンチェスター・シティのアカデミーから17歳でドルトムントに渡り、ブンデスリーガでブレイクするという独自の道を切り開き、シティの宿敵マンチェスター・ユナイテッドへ。精彩を欠いたEURO2020の雪辱にも燃える。

クリスティアーノ・ロナウド

13シーズンぶりの復帰を果たしたスーパースター。36歳になってもなお世界屈指の決定力を誇り、決して"思い出作り”に戻って来たわけではないだろう。

再デビュー戦でいきなり2ゴールと、あいかわらずの千両役者ぶりも見せつけたCR7の一挙手一投足から目が離せない。

ホームスタジアム

オールド・トラッフォード（74,879人収容）

2021-22シーズン 監督&選手一覧

夏の移籍情報

IN

OUT

■2020－21シーズンに他クラブへレンタル移籍していた選手

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