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【インタビュー】元伊代表ヴィエリが語るスクデット争いや最強監督、若手最強FW「ピッチはウソをつかない」 | セリエA

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2021-12-19-christian-vieri (C)Getty images

かつてセリエAを舞台に活躍し、インテルに所属していた2002-03シーズンには得点王にも輝いたヴィエリ氏。近年は元同僚のダニエレ・アダーニ氏やアントニオ・カッサーノ氏らとともにライブ配信で人気を博す元イタリア代表FWが『ダゾーン・イタリア』の特番「1 vs 1」にゲスト出演。自身の古巣であるミランとインテルが接戦を繰り広げる今シーズンのセリエAについて自身の見解を示した。

「1つ言っていいかな? 今年のリーグ戦は最高だね。以前は1カ月くらい前には決着がついていた。だが今年は白熱している。残り2試合でまだどのチームが優勝するのか分からない。ミランもインテルも優勝にふさわしいチームだ。どちらも毎週スクデット争いに奮闘し、前節は両チームともに相手にリードされていた試合をひっくり返した。今シーズンは我々イタリア人にとって素晴らしいものになったと言える」

第36節終了時点で首位につけるミランは日本時間16日、ヴィエリ氏の古巣でもあるアタランタとの対決をサンシーロで迎える。

「アタランタはイタリア国内において、どんな相手にでも勝てるチームであり、どんな相手に対しても問題はない。そこでミランが勝利を収めることができれば、大きな前進になるはずだ」

一方、2年連続でスクデット争いから脱落した4位ユヴェントスについては、「大きな失望だった」と明かす。

「あのメンバーなら、毎年スクデットを懸けて戦わなければならないチームであるはずだ。そして1月には、(ドゥシャン)ヴラホヴィッチも獲得している。あらゆる選手を獲得できるスーパーチームだと思っている。だからこそもっと良いプレーを見せなければならない」

シーズン開幕当初は、優勝候補の本命とされていたナポリ。だが悲願のスクデットは最終節を待たずに消滅した。

「ナポリは巨大なスタジアムを持ち、プレッシャーがかかりやすい。おそらく選手たちもその重圧を感じたのだろう。勝つことが義務になると、状況は変わる。同じようにリーグ戦を戦っていても、誰も話題にしないようなダークホースの立場であれば、プレッシャーを感じずにプレーを続けられる」

「だが『今日は勝たなければならない』と言われれば、すべてが変わるものなんだ。ナポリは偉大な選手たちがいて偉大なカルチョを見せるチームだ。私も最終節までスクデット争いに残るのではないかと、半分確信していた。だがカルチョとはこういうもの。いくらでもくだらないことを言っても構わないが、緑の芝のピッチだけはウソをつかない」

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スパレッティは完璧な指揮官

現役時代、セリエAだけでなく、アトレティコ・マドリードやモナコなどイタリア国外のクラブも渡り歩き、さまざまな指揮官の指導を受けてきたヴィエリ氏。指導を受けてみたかった人物を問われると、ナポリのルチアーノ・スパレッティらを挙げた。

「私はハードな練習を課す監督と相性が良い。その点で(ジャン・ピエロ)ガスペリーニかな。彼となら毎週火曜日、一緒にタバコも吸っていたかもしれない。あと私の弟が指導を受けたスパレッティかな。スパレッティは優秀な指揮官で、チームを上手く機能させることができる。それにトスカーナ出身なので、言いたいことは直接言ってくれる。私にとって完璧なタイプの指揮官だ」

「それから私の友人や元同僚で監督をやっている人はどうだろう? シモーネ・インザーギはラツィオで素晴らしい成績を残し、今年はカップ戦のタイトルを獲得して、リーグ戦でもスクデット争いを演じている。チャンピオンズリーグ(UCL)の試合も素晴らしかった。優秀な若手指揮官だと思う」

またウクライナ情勢によりシャフタール・ドネツクの指揮官を退任する意向を示唆した元サッスオーロの若手監督ロベルト・デ・ゼルビにも言及。「デ・ゼルビがどこへ行くのか、かなり興味がある」と述べ、その動向に注目した。 1 vs 1, guarda la puntata speciale su DAZN con Bobo Vieri

ヴラホヴィッチにかつての自身を投影

若手FWが話題に上がると、元インテルFWはサッスオーロの若手FWジャンルカ・スカマッカやFWジャコモ・ラスパドーリについて見解を示したほか、“新世代のヴィエリ”には、ユヴェントスの22歳ヴラホヴィッチを推した。

「スカマッカはかなり上手い選手だと思う。フィジカルは野獣のようだし、良いセンターフォワードだが、もっとゴールが見たい。もっとゴールを決めなければダメだ。若手だし、技術もあり、フィジカルも強い。ラスパだって強く、プレーが上手い。だがスカマッカと同様にもっと得点を挙げなければならない。私に似ているのはヴラホヴィッチかな。大型で左利きの選手だからね。彼はヨーロッパにおける若手最強選手の1人だと思う」

Juventus Turin Dusan Vlahovic Raul Albiol FC Villarreal Champions League 22022022

20年前に時代を先取りした最強監督

さらにヴィエリ氏は、自身が考える最強監督を問われると、アリゴ・サッキとマルチェロ・リッピの2人を挙げた。

「イタリアのカルチョに革命を起こしたサッキかな。ミランにおける功績は前例を見ないものだった。(マルコ)ファン・バステンや(フランク)ライカールトらを擁するチームは怪物のようだった。それからリッピを挙げたい。私がユヴェントスへ移籍した時点で、彼はメンタル面やフィジカル面に関して進んでいた。現在、多くのチームがやっているようなことを、彼は20年前にやっていたんだ。スクデットやUCL、W杯など数多くのタイトルも獲得している」

また、カタールW杯欧州予選プレーオフで北マケドニアに敗れて、2大会連続でW杯出場を逃したイタリア代表に言及。ロベルト・マンチーニ率いるチームについて自身の見解を示した。

「マンチーニは私のアイドルだった。それにラツィオでは一緒にプレーしてタイトルを獲得したし、インテルでも一緒だった。ただ、イタリアは常にW杯に出場しなければならないチームだ。それでも一発勝負である以上、北マケドニアに負けることは考えられるだろう」

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