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【インタビュー】吉田麻也が一挙に語る…欧州との出会いからサンプドリア加入、セリエAの日本代表の先輩たちまで | セリエA

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Maya Yoshida difensore della Sampdoria a Culture su DAZN Dazn

2010年1月にVVVフェンロへ移籍してヨーロッパへと渡り、7年半にわたるサウサンプトンでのプレーを経て、2020年1月にクラウディオ・ラニエリ指揮下のサンプドリアに加入した吉田。かつて元日本代表の柳沢敦氏も所属した新天地では、地元ジェノヴァの方言を披露して、すぐさまファンの心をつかみ取った。

国際経験豊かなベテランDFは、元レスター指揮官の信頼もすぐに勝ち取り、1年半にわたって印象的なパフォーマンスを披露。監督が交代した今シーズンは、序盤に2ゴールをマークし、守備の国イタリアにおいて、攻撃面においても決定力を示した。

『ダゾーン・イタリア』では、そんな日本代表DFを、イタリア国外出身の選手と触れ合う特集番組「Culture」の中でゲストとして招待。ジェノヴァ市内にあるレトロなラーメン居酒屋でインタビューを行った。Culture Yoshida, DAZN Italia

――この店の雰囲気はどうですか?

「日本らしくて、すごく好きです。居酒屋みたいですね。居酒屋って、何て説明したらいいんだろう。(店内のインテリアは)かなり昔風のスタイルですし、感激します」

――最後に日本へ帰ったのはいつですか?

「(昨年10月のオーストラリアとの)代表戦の時になります」

――(過去に番組に出演した)ステファン・デ・フライからプレゼントがあります。彼の出身地であるオランダの特産のチューリップの球根です。

「ありがとうございます。気に入りました。僕もオランダに2、3年いたことがあります。(オランダ語で)ありがとうございます」

――オランダ語も話せるのですか?

「少しだけですが話せます」

吉田が感じたヨーロッパと日本の違い

――日本から初めてヨーロッパに来た時の印象を教えてください。どんなことに違和感を覚えましたか?

「そうですね。オランダの人が全員、かなりの高身長だったことでしょうか。一方、日本人は背が低めなんです。ただ、日本を離れてから、日本文化に対するリスペクトが増したように感じています。日本にいた頃はすべてが当たり前でしたが、旅立ってから日本文化が非常に特別なものであることに気づいたんです」

――日本に対するイメージを表現すると、「和」、「几帳面」、「勤勉」などの言葉が浮かびます。

「僕は日本人が勤勉過ぎると思っています。もっとのんびりした方が良いかなと。だけどイタリア人みたいなのではなく、イタリアと日本の中間くらいの、イギリス人くらいが良いと思います」

――あなたは面白い人だそうですね。

「どうでしょう? そうなろうと努力しています」

――2018年FIFAワールドカップでは、日本代表チームの整頓された美しいロッカールームが話題となりました。

「それはあの時に限ったことではありません。毎回きれいにしています。これが日本文化なんです。僕はそういうところが大好きです。ここ(イタリア)でもそうだし、イギリスやオランダでも、スポーツセンターへ行くと、とにかく気分が悪くなります。僕はきれいにしたいんです(笑)」

――サンプドリアで一番だらしないのは誰ですか? 何でもあちこちにほったらかしにしてしまうような人はいますか?

「たぶん(アントニオ)カンドレーヴァだと思います(笑)」

――日本代表で主将を務めるということは、どんなものですか?

「僕にとって、何よりも光栄なことです」

――東京五輪にも出場していましたね。三浦知良みたいに55歳までプレーするつもりはありますか?

「いやいや。三浦は別格です。彼はとても親切ですし、彼のことは、とても尊敬しています」

――お茶とスイーツをご用意しました。このスイーツは何というお菓子ですか?

「日本のお菓子でどら焼きと言います。『ドラえもん』というアニメを知っていますか? ドラえもんはいつもこのお菓子を食べているんですよ。このお茶も日本茶ですね」

Maya Yoshida difensore della Sampdoria

サンプドリア加入直後のロックダウン

――あなたがサンプドリアでデビューしたのは、2020年3月8日。あなたにとっては、サンプドリアで初めての試合でしたが、我々イタリア人にとっては、ロックダウン(都市封鎖)が始まる前の最後の試合でした。つまりイタリアへやって来て、すぐにロックダウンが始まってしまったわけです。どのようにイタリアに適応したのですか?

「非常に難しい時期でした。最初はサンプドリアで4カ月間プレーするつもりで、その後のことは後で決める予定でした。単身でここへやって来たので、住んでいた部屋はかなり狭く、Wi-Fiもありませんでした。そこで近所の人のWi-Fiとパスワードを借りたんです。本当に優しい方でした。その近所の人のWi-Fiを使って、イタリア語のオンラインレッスンを受けていました」

セリエAを舞台にプレーした日本代表の先輩たち

次のインタビューでは、過去にセリエAでプレーした日本人選手を描いたイラストを用意。描かれた選手について吉田が語ってくれた。

――サンプドリアでプレーしたもう1人の日本人選手、柳沢敦氏です。彼はサンプドリアで得点を記録しておらず、あなたのセリエA初ゴールがサンプドリアにおける日本人初ゴールになりました。サンプドリア行きについて連絡を取ったりしましたか?

「柳沢ですか。いや、取らなかったです」

――次は中田英寿氏です。彼は史上最強の日本人選手でしたね。

「中田ですね。僕のアイドルですよ。おそらく多くの日本人にとって、彼はアイドルだと思います。パルマ、ローマ、それからフィオレンティーナと、信じられないようなキャリアを築いた選手です。とても残念なことに、彼は酒造りに取り組んでいて、現在はあまり日本のサッカー界に関わっていません」

――今度は長友佑都です。

「僕のアミーコ(友人)じゃないですか。もう代表で10年くらい一緒にプレーしていますが、信じられないほどの選手です。フィジカルはすごいし、メンタルもすごいです。変わっているところはありますが、とても感じが良くて、大好きです。」

――最後は(富士山や荒波を描いた葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」を見せながら)本田圭佑です。

「なぜ本田がこのイラストなんですか?」

――「HONDA」はイタリア語読みで「ONDA(オンダ)」となり、「波」を意味するんです。

「本田とは、同じチームに所属したので、長友よりも長い間、一緒にプレーしていました。ある日、彼の部屋へ行ったら、テレビとか家具が何もなかったんです。なぜかと思ったら、『すぐにここを出るから』と言うんです。そう、当時の彼はヨーロッパへ移籍する直前だったんです」

日本のアニメキャラから連想するサンプドリア同僚

――日本は「ドラゴンボール」の悟空や「ポケットモンスター」のピカチュウなど、さまざまなアニメキャラクターを生み出しました。一見、型にはまった考え方が一般的と思われがちですが、実は創造性が豊かな国ですね。

「僕は悟空が大好きなんです。フリーザも好きです」

――サンプドリアのチームメートの中で、ピカチュウや悟空のような選手は誰だと思いますか?

「ピカチュウはモアテン・トルスビーですね。彼はいつも電気のことを考えていて、車も電気自動車を持っているからです。悟空はマノーロ(ガッビアディーニ)ですね。今はひざのケガをしていますが、早く復帰できるよう願っています。悟空は負けた後、強くなって戻ってくるはずです」

――では悟空のガッビアディーニに日本の俳句をプレゼントしましょうか。

「マノロごくう 必ず良くなる 強くなる!」

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