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【インタビュー】インテルDFシュクリニアルが語る…憧れのロナウドの日韓W杯“大五郎カット”を真似た過去や運命を変えたDFへのコンバート | セリエA

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2022-08-20-internazionale-milan-skriniar (C)Getty images

2017年夏にサンプドリアからインテルに加入し、ミラノで6年目のシーズンを送るシュクリニアル。今夏にはパリ・サンジェルマン(PSG)移籍も囁かれたシモーネ・インザーギのチームの守備の主柱が『ダゾーン・イタリア』の特番「Io sono Skrinka(僕はスクリンカ)」に出演し、その素顔を明かした。

番組内で元同僚のボルハ・バレロ氏のインタビューを受けたインテルDF。自身のニックネームでもある“スクリンカ(スロバキア語でロッカーの意味)”から元ブラジル代表FWロナウド氏のユニフォームを取り出すと、自身の子ども時代の憧れの選手について語り出した。

シュクリニアルは、ブラジル代表が優勝した2002年日韓ワールドカップ(W杯)を回想。活躍したロナウド氏の“大五郎カット”を父親におねだりしたエピソードを明かしてくれた。

「そう、僕は子どもの頃、FWの選手だったので、怪物ロナウドに憧れていた。サッカーを始めたばかりの子どもはみんな、ロナウドのように最高峰のレベルでゴールを量産し、アシストを記録したいと思っているはずだよ。2002年ワールドカップ(W杯)で得点王になった彼を見て、父に『ロナウドと同じあの髪型にして欲しい』と頼んだんだ。だが全然似合っていなかったので、すぐに直してもらったよ」

Ronaldo con la maglia del Brasile nel 2002

批判で失われるエネルギー

昨シーズンは、リーグ戦2連覇を目指して臨んだものの、最終節までもつれ込んだスクデット争いに敗れ、わずか2ポイント差でセリエA王者の座をライバルのミランに譲った。

「ひどく失望した。だが自分たちは他の2つのタイトル(コッパ・イタリアおよび)を獲得したんだと言い聞かせ、今シーズン、スクデットに挑戦するための準備を始める際、より大きな決心になるはずだと思うようにした。外部の批判は聞きたくない。聞いても、僕らのエネルギーが失われるだけだ」

「(首位攻防戦となった今年2月の)ダービーでは、僕らは70分間にわたって試合を支配したのに敗れてしまった。それから同様に優勝争いへ決定的となるはずだった(翌週の)サッスオーロ戦でも負けてしまった。ただ、ミランも素晴らしかった。ラスト5試合は非常に難しかったはずだが、すべて勝利している。ミランが優勝したのは彼らの功績があったからで、僕らの失敗のおかげだからではないはずだ」

だが心機一転、セリエA奪還に向けてスタートを切った今シーズン、インテルはリーグ戦7試合を終えて4勝3敗で7位と大きく出遅れた。その要因の1つが、セリエAワースト5位タイとなる11失点を記録した守備の問題とされている。

「チームや監督が失点を守備陣のせいにしているわけではない。チーム全体として守り、攻撃をしているからね。みんなでこの問題について話し合いもした。だがDFとして、これまでよりも良いパフォーマンスを見せなければならないし、それができるはずであることも分かっている」

2022-0830-Internazionale

運命を変えたCBへの転向

母国スロバキアでキャリアを歩み出し、11歳でジリナの下部組織に入団したシュクリニアル。U-17の頃まではMFの選手としてプレーしていたが、プレシーズン中にセンターバックが負傷したことがきっかけでDFへと転向した。インテルDFは、このエピソードがキャリアの岐路であったと振り返る。

「当時の指揮官アドリアン・グーラから『DFは君のポジションではないが、次戦でプレーしてくれるか』と打診されたんだ。試合が終わると『すごく良かったじゃないか。本当に気に入ったよ』と言われて、プレシーズンの間は親善試合もずっとDFを務めた」

「それからリーグ戦でもDFでプレーするようになり、こうしてここまでたどり着くことができたんだ。僕は幸運だったよ。あのまま中盤でプレーしていたら、現在もスロバキアリーグでプレーしていたかもしれない」

シュクリニアルはその後、2016年1月にマルコ・ジャンパオロ率いるサンプドリアへ移籍し、セリエAに上陸した。スロバキア代表主将は当時の苦労を明かしてくれた。

「僕がサンプドリアに加入したのは1月でシーズン途中だった。あの時はU-21スロバキア代表の試合でドバイにいたが、移籍のチャンスがあると知り、すぐにイタリアへ向かった。当時はイタリア語も分からなかったし、試合にもほとんど出場できずに難しい時期を過ごした。トップチームと一緒に練習できないことさえもあったが、こうした経験のおかげで自分はより強くなれた」

ジャンパオロは、そんな若きシュクリニアルを「数年後にヨーロッパ最高峰の選手になれる」逸材として信じ、温かい目で見守っていた。

「出場し始めた頃、PKを献上するなどミスも犯したし、レッドカードを受けたこともあった。だがジャンパオロは、常に僕をサポートしてくれた。彼には感謝している。ジャンパオロには、他の人たちには見えない何かが見えていたのかもしれない」

2022-09-29-2017-sampdoria-milan-skriniar

インザーギはバランスの監督

続いてシュクリニアルは、過去に指導を受けたアントニオ・コンテや、現インテル指揮官のシモーネ・インザーギにまつわる逸話を語ってくれた。

「コンテ指揮下の3バックでのプレーは僕にとって真新しいことだった。全力を尽くしてはいたが、最初は当然ながら苦戦していたよ。それでもコンテやスタッフのサポートの下で練習を続けることで、改善していくことができた。代表ではずっと4バックでプレーしていたが、コンテの下で3バックを学んだので、両方できるようになり、プラスになった」

「インザーギはまるで選手の1人であるように感じる。僕ら選手たちと冗談を言い合ったり、一緒に楽しんだりすることもあるが、言うべき時は強い言葉で話せる。監督としてバランスが取れているように思うよ」

Simone Inzaghi allenatore dell'Inter

目指すは天使と悪魔の融合

またスロバキア代表DFは、天使と悪魔を題材とした自身のタトゥーについて問われると、その意味を明かしてくれた。

「天使と悪魔が握手をしていて、2つが一緒になることでバランスが取れるということを意味している。良い人過ぎても人に利用されるので良くないし、悪い人であるのも良くない。ちょうどよいバランスが必要なんだ。以前からこの考え方が気に入っているんだ」

最後にインテルDFは、試合前の過ごし方について明かしつつ、ファンに対して感謝の意を伝えた。

「試合の前日は、対戦相手のビデオを見るようにしている。それからバスでスタジアムに入る時は音楽を聴いている。僕はインテルに加入した直後から、チームのために常に全力を尽くしてきた。だからファンに愛されているのかもしれない。良い関係を築けていることは素晴らしいことだし、ファンには感謝している」

Skriniar, Inter

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