ボルシア・ドルトムントとのDFBポカール戦にフル出場したフランクフルトの堂安律は、ドイツ誌『キッカー』で及第点の評価を得た。一方で、記者は堂安のPKミスに触れながら、ドイツサッカー史を揺るがした“ある事件”を思い起こしている。
フランクフルトは28日に行われたDFBポカール2回戦でドルトムントとホームで対戦。7分にアンスガー・クナウフが先制ゴールを奪うと、ドルトムントは48分、ユリアン・ブラントの得点で試合を振り出しに戻した。その後、延長戦でもスコアは動かず、勝負はPK戦へ。フランクフルトは2人目のキッカー・堂安がシュートを外し、さらに4人目のファレス・チャイピのキックはGKグレゴル・コベルに阻まれた。4人全員が成功したドルトムントに対し、フランクフルトは敗退を喫した。
フランクフルトのナサニエル・ブラウンを「1.5」とチーム単独最高と評した『キッカー』は、堂安のパフォーマンスを「3.5」と評価。「PK戦ではボールをはるか高く蹴り上げてしまった。辛口に言えば、これほど目を覆いたくなるようなミスキックは、1976年のEURO決勝でチェコスロバキアを相手にウリ・ヘーネスが犯して以来とも言えるかもしれない」と、ドイツサッカーの歴史に残る“痛恨のPKミス”を引き合いに出し、次のように寸評した。
「それ以外の場面では、勇敢で目立つプレーを見せた(デュエル14回のうち57%勝利)。79分の(マクシミリアン)バイアーに対する力強いタックルが象徴的だった。(ダニエル)スヴェンソンへの戦術的ファウルでイエローカードを免れたのは幸運だった(75分)。80分には勝負を決めるチャンスもあり、16メートル付近から放ったシュートはクロスバーを直撃。攻撃面でも全体的に好印象のプレーを見せた」
なお、同誌は最後のPKをセーブしたコベルに、この試合の単独最高評価となる「1」を与えている。
(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)