25日に行われたセリエA第8節の大一番。昨季王者ナポリと2シーズン前の王者インテルによる一戦は白熱した展開に。33分にケヴィン・デ・ブライネのPKでナポリが先制、後半開始早々にスコット・マクトミネイが追加点を奪う。インテルは59分にハカン・チャルハノールのPKで1点を返したが、66分にはザンボ・アンギサがダメ押し弾。ナポリが3-1で激戦を制した。
そしてこの試合では、ナポリ指揮官とインテルのエースが激しい口論に発展している。
60分を過ぎたところで両チームの選手たちが衝突した際、ラウタロ・マルティネスがナポリのベンチに向かって局部を触りながら「お前は臆病者だ! ビビってんだろ!」と叫ぶと、アントニオ・コンテ監督が「ゴールを決めてみろよ、バカ野郎!」と応戦。インテル時代には師弟関係にあった両者の言い争いは現地で大きな話題となった。
なおこの両者の衝突は、以前にも大きな注目を集めている。コンテ監督がインテルを最後に指揮した2020-21シーズン、優勝を決めた後の一戦で交代となったラウタロは采配に納得できずにタッチラインでボトルを蹴り上げると、コンテ監督が激怒。選手に詰め寄っている。
しかしその数日後、トレーニング中に行われた優勝を祝うバーベキューの際、両者がボクシンググローブをはめて対戦している姿がSNSに公開されている。
この試合の結果により、ナポリは勝ち点を18まで伸ばして首位に浮上。敗れたインテルとの差を「3」に広げている。