アーセナルはエミレーツ・スタジアムで重要な勝ち点3を獲得したものの、その内容を一部の識者が批判している。『ESPN』で解説したニコル氏は、オープンプレーでの脅威を作れていないことがミケル・アルテタ監督にとって最大の懸念事項だと指摘した。
「試合内容としては、チェルシーが45分まで全く機能していなかったと思う。前半は攻撃面で何も貢献していなかった。だが、後半は全く別物だった。ミケル・アルテタは前半と同じ勢いで後半を始めることを期待していただろうが、そうならなかった。アーセナルが少しプレッシャーを受けた時に答えを持っていなかったことが、私にとって懸念材料だ。チェルシーが10人になっても、アーセナルはボールを支配できなかった」
さらに、ニコル氏はこう続けている。
「中盤は脆く、デクラン・ライスはエネルギーを失い、マルティン・ズビメンディはアーセナルのユニフォームを着て以来おそらく最悪の試合だった
「ガブリエル・マルティネッリはチェルシー戦で1回だけランを見せたが、レアンドロ・トロサードは左サイドで何もしていない。ブカヨ・サカは最近ほとんど存在感がなく、ギェケレシュは先週2ゴールを決めたが、彼を信頼することはできないよ」
タイトル争いが激化する中、アーセナルは「ビッグ6」以外のチームとの対戦を多く残している。こうした試合では低い位置の守備ブロックに直面する可能性が高く、狭いスペースで創造的な解決策を模索せざるを得ない。ニコル氏は、アーセナルがマンチェスター・シティのような圧倒的な得点力を再現するのは困難だと指摘した。
「それがミケル・アルテタにとって最大の懸念材料だ。アウェイのマンチェスター・シティ戦はあるが、その他の試合はトップ6外のチームとの対戦を残している。つまり、相手は堅い守備ブロックを敷いてくるだろう。では、どうすればこうしたチームを崩せるのか? 攻撃陣が相手を崩せないように見えるアーセナルと、それを可能にし、しかも豊富な選択肢を持つマンチェスター・シティを比較してみてほしい。 ミケル・アルテタは勝利を収めたとはいえ、少なからず不安を抱えているはずだ」
ニコル氏が「信頼できない」と批判したギェケレシュだが、今季は公式戦15ゴールを奪っているものの、大きな期待に応えられているとは言い難い状況だ。そして彼にとって次の試練は、連勝中の好調ブライトンを相手に戦うミッドウィークのアウェイ戦となる。
アーセナルが優勝するためには、来月エティハド・スタジアムで行われるマンチェスター・シティとの決定的な一戦に備える必要がある。多くの識者が優勝の行方を決める一戦と見なすこの試合で、ギェケレシュは批判を黙らせることができるのだろうか。もし彼がこうした重要な試合で結果を出せなければ、アルテタは優勝争いの最終局面において攻撃陣の序列を見直すことを余儀なくされるかもしれない。