ミランが、来季の正GK候補としてパルマの鈴木彩艶の動向を注視しているようだ。伊紙『トゥットスポルト』など複数メディアが報じた。
昨シーズンにパルマに加入した鈴木は、移籍直後から正守護神としてプレー。昨シーズンはセリエA残留に貢献すると、今夏には複数のビッグクラブからの関心も届いた。ただ、パルマでプレーを続けることを決断。今季、2シーズン目を過ごしている。
『TMW』によると、ミランは現守護神マイク・メニャンの契約が残り1年を切っており、現時点では契約延長交渉が難航している模様。契約更新が実現しなければ、今季終了後にフリートランスファーでの退団となる可能性が高い。そのため、ミランは早くもポスト・メニャンのプランを検討しているようだ。
その中で、名前が挙がっているのがパルマで活躍中の鈴木だ。先日のジェノア戦では後半アディショナルタイムにPKストップを見せ、チームに勝ち点をもたらした。その試合を現地で視察していたミランのテクニカル・ディレクターであるジェフリー・モンカーダ氏は、そのプレーを高く評価したと伝えられている。
『TMW』のジャーナリストであるニッコロ・チェッカリーニ氏はコラムで次のように述べている。
「契約更新交渉は進展がなく、ミランはすでに代替案を模索している。その中の一人が鈴木彩艶だ。パルマも来夏の残留が難しいことを理解しており、移籍市場ではますます注目が集まっている。イタリア国内ではインテルも関心を示しており、国外ではチェルシーも獲得を検討している。ミランはその中で有力候補の一つだが、パルマの要求額や交渉の余地を見極めている段階だ」
ヨーロッパの複数クラブが注目している鈴木。その動向に大きな注目が集まっているようだ。