チェルシーにとって困難なチャンピオンズリーグの夜に、ペドロ・ネトを巡る物議を醸す事件が追い打ちをかけた。緊迫した試合でブルーズが2-4とリードを許す中、ポルトガル人ウインガーの試合再開への焦りがタッチライン上で物理的な衝突へと発展した。
ネトはボールボーイを看板に押し倒す行為に出た。この行為はSNS上でファンから「嫌悪感を催す」と非難された。押し倒しの激しさとPSG選手たちの怒りにもかかわらず、26歳の選手はイエローカードを受けずに済んだ。しかし、暴力行為に対するUEFAの事後処分を受ける可能性は残されている。
事態を収拾しようと、ネトは試合後に少年と面会し直接謝罪した。ポルトガル代表のチームメイトであるヴィティーニャが仲介役を務め、ボールボーイがネトの後悔の気持ちを理解できるよう伝達に尽力したと明かした。 26歳のチェルシーのウインガーは自身のユニフォームも手渡した。その後、明らかに動揺した様子のネトはTNTスポーツに出演し、後悔の念を表明。この出来事は普段の自分らしくなく、完全にスコアのプレッシャーに駆られた行動だったと強調した。
「謝罪したい。彼とは既に話した。あの場の勢いでやったことだ。我々は負けていて、ボールを拾いたかった。彼を軽く押してしまったが、それはあってはならない。彼を傷つけたと気づいた…普段の自分とは違う…あの場の勢いでやったことだ。ユニフォームを渡した。彼に謝罪しなければならない。本当に、本当に申し訳ない」とネトは説明した。
「すぐに彼と話したら、彼は笑ってくれた。シャツを渡したことで喜んでくれて、僕は35回くらい謝ったんだ。彼のフランス語は理解できなかったけど、笑っていたので、あの場の勢いだったと分かっていたんだと思う。ヴィティーニャも『彼は普段そんな人間じゃない』と彼に伝えてくれた」
ピッチ上では、リアム・ローゼニオ率いるチェルシーが圧倒的なPSGに完敗した。マロ・グストとエンツォ・フェルナンデスの得点があったものの、守備陣のミスとGKフィリップ・ヨルゲンセンの致命的な失態が重なり、ウスマン・デンベレ、ヴィティーニャ、クビチャ・クヴァラツヘリアに得点を許し、試合の流れを握られた。
チェルシーはスタンフォード・ブリッジでの第2戦で逆転を目指す厳しい課題に直面している。しかしその前に、ブルーズはまずプレミアリーグでニューカッスルと対戦する。ネト監督率いるチームは現在48ポイントでリヴァプールと並び5位につけている。上位のマンチェスター・ユナイテッドとアストン・ヴィラとはわずか3ポイント差だが、チェルシーは来季のチャンピオンズリーグ出場権確保に向け、なおも戦いを続けることになる。