夏の移籍市場が近づき、ブラウン争奪戦が激化している。しかしバイエルン・ミュンヘンは一歩引く可能性が出てきた。同クラブはアイントラハト・フランクフルトの左サイドバックに注目してきたが、移籍金の高額化がスポーティングディレクターのマックス・エベルルや首脳陣の負担となっている。
フランクフルトは『ビルト』紙によると約6500万ユーロの移籍金を要求。大型補強で予算が限られるバイエルンには現時点では高すぎる。クラブは22歳のポテンシャルを高く評価し、この金額でなければ放さない構えだ。
バイエルンが二の足を踏む中、アーセナルがブラウン獲得の有力候補に浮上した。左サイドの強化を目指すロンドンのクラブは、攻撃的なサイドバックとしてドイツ代表ブラウンを理想視している。ミュンヘンのライバルと異なり、プレミアリーグで優勝争いをするアーセナルには、フランクフルトの移籍金支払う余裕があると見られる。
『The Athletic』によると、ブラウンはアーセナルが注目する候補の一人。プレミアリーグで必要な強度を保ちつつ攻撃にも貢献できる点が評価されている。2025-2026シーズンにはフランクフルトで42試合4ゴール6アシストを記録した。 個人としては好調ながら、フランクフルトは8位で欧州カップ戦出場を逃した。常にトップレベルで戦うアーセナルへの移籍は、選手にとって大きな魅力となっている。
ミュンヘンの守備陣は選手層が厚く、状況は複雑だ。バイエルンが新左SBを獲得するには、まず現有戦力を整理する必要がある。 一方、フランクフルトは2024年1月にニュルンベルクからブラウンを獲得した際の移籍金は約300万ユーロとされ、売却すれば大きな利益が見込める。 クラブの関心は依然強いが、移籍の実現は、新戦力獲得前に選手を放出できるかどうかにかかっている。
特に伊藤宏樹またはアルフォンソ・デイヴィスを売却して資金を捻出する必要があり、それができない限り、6000万~6500万ユーロとされる移籍金は現王者にも高すぎる。
ブラウンはユリアン・ナーゲルスマン監督率いるドイツ代表に招集されて以来、評価が急上昇している。2026年ワールドカップに向け、多才さと戦術的知性でコーチ陣を感嘆させ、フィンランド戦の活躍で左サイドバックの先発争いに名乗りを上げた。
ナゲルスマン監督は彼の才能を公に称賛し、「大きな可能性を秘め、1対1に強く、スピードとintelligenceがあり、ハーフスペースでの動きも自然だ」と語った。
また、同監督はブラウンとデビッド・ラウムの競争が代表にとって健全だと語り、「2人はスタイルが異なり、どちらも先発の可能性がある」と続けた。