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鎌田大地の所属パレスはELに出場できるのか…UEFAの判断延期、状況はより複雑に?現地記者「問題の先送りに過ぎない」

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クリスタル・パレスの来季ヨーロッパリーグ(EL)出場を巡り、UEFAは判断を延期することになったようだ。

今季から鎌田大地も所属するクリスタル・パレスは、先月に行われたFAカップ決勝戦でマンチェスター・シティを1-0と撃破。クラブ史上初優勝を達成し、来季のEL出場権も手にしていた。しかし、共同オーナーであるジョン・テクストル氏がリヨン(フランス)を所有する「イーグル・フットボール・グループ」のオーナーを務めていることが問題に。リヨンも来季のEL出場権を獲得したが、UEFAの規則では同一大会に同一オーナーが所有するクラブの参加を認めていない。そして同一オーナーが所有する2クラブが同じ大会の出場権を得た場合、国内リーグで上位成績を収めたクラブが優先的に出場権を得るため、現時点ではリーグ・アンを6位で終えたリヨンが出場権を獲得することになっている。

だが、問題はより複雑な状況に。リヨンは先日、財務規則違反によって降格処分を下された。この処分を不服とするリヨンは控訴している。そして『スカイスポーツ』のチーフ記者カーヴェ・ソルヘコル氏によると、UEFA側も今回の控訴を承認。そのため、控訴結果を待ってからクリスタル・パレスのEL出場可否を判断することに決めたようだ。

しかし、ソルヘコル氏は「問題の先送りに過ぎない」と指摘。リヨンの降格が確定した場合はクリスタル・パレスのEL出場が認められるとした一方で、仮にリヨンが勝訴した場合、両クラブの所有権の変更に伴い(テクストル氏はリヨンの会長職を辞任すると発表)、UEFA側はどちらの出場も認める可能性が高いと予想している。

その一方でソルヘコル氏は、今度はノッティンガム・フォレストがCAS(スポーツ仲裁裁判所)に訴えを起こす可能性があると予想。今季のプレミアリーグを7位で終えてカンファレンスリーグ出場権を獲得したN・フォレストだが、クリスタル・パレスがUEFAのマルチオーナーシップ規則を遵守する期限である3月1日に間に合っていないため、自分たちがEL出場権を獲得すべきと主張する可能性もあるようだ。

なお渦中のテクストル氏は、リヨンの会長職や役員を辞任すると発表したことに加え、保有するクリスタル・パレスの株式を売却することで合意に達したことも伝えられている。いずれにせよ、この問題はさらに長い時間がかかることになりそうだ。