ジェイ・オペタイアは立ち上がりで苦戦しながらも、フセイン・シンカラに8回KO勝ちを収めた。しかし、このアンディスピューテッド王者候補は、自らのパフォーマンスに「失望している」と率直に語った。
オーストラリアのオペタイアは、クルーザー級での4団体統一戦線に名乗りを上げるべく、ゴールドコースト・コンベンション&エキシビション・センターに戻り、インパクトのある勝利を狙っていた。今年は内容にムラがあっただけに、強烈なアピールが必要だと考えていただろう。
ところが、粘り強いドイツ人挑戦者を相手に楽な戦いとはならなかった。シンカラは2回にオペタイアをグラつかせ、その後も泥臭く消耗戦に持ち込んで追い込んだ。
それでも最終的にオペタイアは、強烈な左を打ち抜いて試合を決めた。ただ、試合後にマイクの前に立った豪・ニューサウスウェールズ出身のスターは、2026年を見据える中で、自分自身への苛立ちを隠さなかった。
「自分に失望している」とオペタイアは試合後に語った。「今夜の内容で、期待を裏切ってしまった人たちがいる気がしている。相手は戦うためにここへ来たし、うまくボクシングをしてきた。今、めちゃくちゃ頭にきている。でも勝ちは勝ちだ」
「こういう『謙虚さを思い知らされる試合』は、自分には必要だった。自分たちが求めているのは統一戦だ。ベルトを追いかけているし、それをずっと要求してきた。ジムに戻って、もっと精度を高めていくつもりだ」
IBF王者であるオペタイアの今後については、いまだ疑問符がついたままだ。クルーザー級でヒルベルト"スルド"ラミレスやバドゥ・ジャックとの4団体統一戦に結びつく可能性は、現時点ではかなり薄く見える。
この階級で他の王者との対戦をまとめられなかった1年を経て、さらなるビッグマッチを求めてヘビー級へ階級を上げる選択肢も、十分に現実的なものとして浮上している。
ジェイ・オペタイアは2025年を、クルーザー級のベルトを総なめにすることを目標にスタートさせた。それでも、年末を迎えた今もなお、望んだベルトは手に入っていない。さらなる栄光をつかもうとする試みは不完全燃焼のままに終わっている。
昨年11月に"スルド"ラミレスがクリス・ビラム=スミスから王座を奪った時点では、オペタイアがメキシコ人王者に挑むチャンスを得る流れに見えた。
しかし現実には、オペタイアはIBF王座の防衛戦として、格下挑戦者たちとの対戦をこなす形になった。その中で、最終的にフセイン・シンカラが、地元オーストラリアで迎えた相手としては最も手強い存在となった。
豪・ゴールドコーストでの3試合によって、少なくともオペタイアは熱狂的な地元ファンの前で戦い続けることができた。海外遠征でアウェーのリングに立つ必要はなかった。
だが今後1年のうちに、クルーザー級で4団体統一を実現できる現実的な見通しがあるのか。あるいは、キャリアのためにヘビー級転向に踏み切るべきなのか。オペタイアは、その選択を本気で見極めなければならない局面に来ている。
| 日時 | タイトル | 対戦カード |
|---|---|---|
| 12月6日(土) 21:00 | ---- | コテノフ vs ガセミ |
| 12月7日(日) 3:00 | ---- | マモヤン vs エル・シェイフ |
| 12月7日(日) 4:00 | ---- | マスード vs マグレイル |
| 12月9日(火) 4:00 | ---- | インサイド・ザ・リング:エピソード14 |
| 12月14日(日) 10:00 | ---- | パチェコ vs サジョ |
| 12月18日(木) 4:00 | ---- | ヴィジオリ vs ホワース |
| 12月21日(日) 4:00 | ---- | リチャーズ vs アジーズ |
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