2025年のプロ野球シーズンがいよいよ開幕。DAZNでは「#オレをみろ」を今季のテーマに掲げ、選手一人ひとりに注目した動画「1分ストーリーズ」を用意した。プロ野球を描き続ける11球団それぞれの“推し”ライターが、各チームにおける今シーズン注目の5選手を「オレをみろ」のテーマでコラム計55本を執筆。その世界観を音と映像で表現する。ナレーションには元MOROHAのアフロ氏を起用。選手たちをより深く知るためのエピソードを、かつてない世界観で体感できる試みとなる。DAZN Newsではその元になったコラムを3月17日から順次公開する。2025年シーズン、誰を推すか準備はできているか? 迷っても、迷わなくても「オレをみろ」。
つぎあてだらけのユニフォーム。それが宮城大弥の原点だ。
【動画はこちら】#オレをみろ「つぎはぎだらけのユニフォーム」【オリックス|宮城大弥】
エアコンもない6畳1間のアパートで、両親と妹の4人で暮らす日々。家計が困窮するなか、宮城は野球にのめり込んだ。700円のビニール製グラブ、破れた箇所に布をあてたユニフォーム。買い替える余裕などなかった。
沖縄・興南のエースとなった宮城は、2019年ドラフト戦線に浮上する。同年のドラフトは大豊作だった。なかでも注目を浴びたのは、「令和の怪物」の異名をとった佐々木朗希(大船渡高/現ドジャース)。身長190センチの長身から最速163キロの剛速球を投げつける佐々木に対して、宮城は身長171センチと小柄で高校生としては老獪な投球術が持ち味だった。
ドラフト会議で宮城はオリックスからのドラフト1位指名を勝ち取った。だが、くじを2回外した末の「外れ外れ1位」だ。それでも、宮城はその左腕で自身が「外れ」ではないことを証明してみせる。
プロ2年目には13勝を挙げるなど、5年間で通算42勝をマーク。これは佐々木の通算29勝を大きく上回る、世代トップの数字だ。WBCでチームメートになった縁から、あの大谷翔平(ドジャース)にタメ口をきける希少な選手にもなった。
看板選手になった今は、貧困にあえぐ沖縄の野球少年を支援するための「宮城大弥基金」を発足。初心を忘れることなく、宮城は左腕を振り続ける。
文=菊地高弘

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