2025年のプロ野球シーズンがいよいよ開幕。DAZNでは「#オレをみろ」を今季のテーマに掲げ、選手一人ひとりに注目した動画「1分ストーリーズ」を用意した。プロ野球を描き続ける11球団それぞれの“推し”ライターが、各チームにおける今シーズン注目選手を「オレをみろ」のテーマでコラム計50本以上執筆。その世界観を音と映像で表現する。ナレーションには元MOROHAのアフロ氏を起用。選手たちをより深く知るためのエピソードを、かつてない世界観で体感できる試みとなる。DAZN Newsではその元になったコラムを3月17日から順次公開する。2025年シーズン、誰を推すか準備はできているか? 迷っても、迷わなくても「オレをみろ」。
昨年は4年ぶりにリーグ優勝を果たしたホークスの新たな主砲となり、全試合で4番を打って34本塁打、99打点をマークして打撃2冠に輝いた。
【動画はこちら】#オレをみろ「ホームランはオレの生き様」【ソフトバンク|山川穂高】
生粋のホームラン打者だ。本塁打王はじつに自身4度目となる。
「ホームランは生き様みたいなもの。だから、そこだけは絶対に譲らないようにしていきたい」
なかでも理想の打球がある。
「分かりやすく言うと、バキューンという打球が出ないとダメなんです。内野手も外野手も一歩も動けないような打球が、左中間に」
また、山川といえばあんこ型の体型でニコニコ笑って楽しそうに野球をしており、かつ沖縄生まれでノンビリ屋のようなイメージもつきまとうが、どんな時も練習を欠かさない“努力の人”“練習の虫”というのが本当の姿だ。
本人は「ダラダラ長く」というが、それも裏付けあってのもの。
「これまでにパッとやってパッと帰るみたいなのもやったことがあります。でも、経験上こっちかなと。シーズン中、ベストコンディションでやれることってあんまりない。そこに持っていこうとするんですけど、飛行機や新幹線での移動があって、その日にゲームということがあったり、雨の中で試合をやることもある。足や腰が張っているのはしょっちゅうです。今日だって、ずっと立ち続けているから腰が痛いですもん(笑)。でもそれを知って、それを考えながらやるのが、実はいい練習なんだと」
また、昨今の野球界では動作解析などテクノロジーを駆使した技術向上に努める選手も多いが、山川は「原始的で、最新からかけ離れた練習をしようというのがテーマ」だとこのオフも地道かつハードな練習に取り組んだ。日本シリーズ終了翌日から休む間もなく砂浜を走り込んだ。巨大なタイヤを押すトレーニングも取り入れたりもした。自主トレは「日本一厳しいトレーニング」がテーマだと言い、「1つの練習ですべての筋肉を鍛える」とも話していた。
「自主トレは質より量だと思っている。シーズンにどう生きるかわからないが、みんなより絶対練習をやっていると思いながらやり続けるのは大切」
現代のテクノロジーを「否定するわけではない」と言うが、山川なりの信念がある。大変ではないのか、と水を向けても「野球は生活の一部ですから」と表現する。
誰もが容易に真似できないことを継続してきたから、今の地位がある。
ホームランを放った後の「どすこい!」は、ファンと一緒に喜びを分かち合い球場に一体感を作り上げたいという思いから誕生したパフォーマンスだ。「これまで最高がホームラン47本。それを超えたいという思いはあります」。今シーズンも球場に「どすこい」の声の数が多く響けば響くほど、ホークスはリーグ連覇と日本一へと力強く近づいていく。
文=田尻耕太郎

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