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3年続けて柱になってこそ、エース【DeNA|東克樹】

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2025年のプロ野球シーズンがいよいよ開幕。DAZNでは「#オレをみろ」を今季のテーマに掲げ、選手一人ひとりに注目した動画「1分ストーリーズ」を用意した。プロ野球を描き続ける11球団それぞれの“推し”ライターが、各チームにおける今シーズン注目選手を「オレをみろ」のテーマでコラム計50本以上執筆。その世界観を音と映像で表現する。ナレーションには元MOROHAのアフロ氏を起用。選手たちをより深く知るためのエピソードを、かつてない世界観で体感できる試みとなる。DAZN Newsではその元になったコラムを3月17日から順次公開する。2025年シーズン、誰を推すか準備はできているか? 迷っても、迷わなくても「オレをみろ」。


春の宜野湾キャンプ。キャッチャーミットは寸分も動かず、今シーズン加速したストレートや曲がり幅を増したスライダーを包み込む。東克樹の調整は他の投手より1歩いや2歩先んじていた。

【動画はこちら】#オレをみろ「3年連続の男」【DeNA|東克樹】

2018年に11勝を挙げ最優秀新人となった後、東は肘の痛みに苦しみ続け2020年の春にはトミー・ジョン手術を決断。

輝きをとり戻したのは2023年の春季キャンプ。練習試合で打たれた直後、腕の位置を下げるフォームに着手すると、徐々にボールが息を吹き返した。

以後2年間で29勝、勝率.806。2023年シーズン途中から32試合連続クオリティースタート(先発6イニング以上を投げ3失点以内)と群を抜く安定感。

去年ホークスとの日本シリーズ連敗で迎えた第3戦、左太もも裏の肉離れが癒えぬまま立った先発マウンドで7回10安打されながらも1失点。チームにもたらした勝利はシリーズの流れを変えた。

それでも東は「結果を3年続けて出してこそエース」と今年を大事なシーズンに位置付ける。

1月11日午前11時11分、背番号11にちなんだ時刻に三浦監督から電話で告げられた2年連続3度目の開幕投手については「早めに分かり準備はしやすい」と強い眼差しだった。目指すは去年17足りなかった、初のシーズン200投球回数。エースとしてマウンドに立つ全てのイニングにはチームの信頼が寄り添い、試合が落ち着くと自覚する。

東克樹は、今年も勝利を呼ぶ確率を支配していく。

文=吉井祥博

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