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WBCの大谷登板は「ありえない」 元選手が一刀両断…球団が行使する“見えない圧力”

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大谷の投手起用の是非について識者の議論白熱

 3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、ドジャースの大谷翔平投手が「投手」としてマウンドに上がるのかどうかに注目が集まっている。前回2023年の決勝などで見せた力投の再現を期待する声が根強い中、球界OBは手術明けの影響から登板を「あり得ない」と断じ、球団側が水面下で行使する圧力の存在を指摘している。

 米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」で議論の的となったのは、右肘の手術から完全復活を目指す大谷の起用法だ。1月24日(日本時間25日)のライブ配信では、司会者のスコット・ブラウン氏が「準決勝か決勝までは投げさせないんじゃないかな」と予想。前回大会では決勝で抑えとして登場し、米国代表のマイク・トラウト外野手から三振を奪って優勝を決めた場面は語り草となっており、大会終盤での投手起用を予想した。

 一方、元捕手のエリック・クラッツ氏は、大谷の緻密な調整ルーティンを根拠に、リリーフ登板に反対した。現在、大谷はシーズン開幕を見据えて段階的に球数を増やしている最中だと推測。「そこに突然『じゃあ1イニングだけね。全力で19球投げていいよ』なんてことを(球団が)許すとは思えない。彼らがそんなことを認めるとは思わない。本当に、あり得ないと思う」と一蹴した。投手として完全復活を目指す中、リスクが大きいリリーフ登板は球団が認めないと主張した。

 さらに議論を深めたのが、米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏だ。司会者のブラウン氏が、球団は公式に「ダメ」だと言えるのかと疑問を投げかけると、ローゼンタール氏は「公式にはね。でも(実際は)あらゆる形でプレッシャーをかける」と指摘。メジャー球団が持つ“見えない圧力”の実態を暴露した。

 ローゼンタール氏は、前回のWBCで米国代表を率いたマーク・デローサ監督の起用法にも疑問を感じていたという。「後になって分かったのは、各球団が介入して『これだけはやっていい』『ウオームアップもこれ以上はダメ』ってデローサにあらゆる制限をかけていたということだった」と舞台裏を明かした。建前上は選手の意思を尊重する形を取りながらも、実際には球団側が影響力を行使していたという。

 侍ジャパンの連覇には欠かせない大谷の右腕だが、7億ドル(約1080億円)という巨額契約を結ぶドジャースにとって、守るべき至宝のコンディションは最優先事項だ。果たして「投手・大谷」は再びWBCのマウンドに立つのか。大会の行方を占う上でも重要なポイントとなりそうだ。(Full-Count編集部)