■ベネズエラ 8ー5 日本(日本時間15日・マイアミ)
【実際の様子】WBC敗退で…伊藤大海に溢れ出た“感情” 悔しさでベンチから動けず
野球日本代表「侍ジャパン」の伊藤大海投手が14日(日本時間15日)、ローンデポ・パークで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝・ベネズエラ代表戦に4番手で登板。アブレイユに逆転3ランを浴び、これが決勝点となった。試合終了の瞬間、伊藤は三塁側ベンチから動けず、グラウンドで喜ぶベネズエラナインを見つめていた。
ベンチでその瞬間を迎えた。最後の打者となった大谷翔平投手の打球が遊撃手のグラブに収まると、伊藤はその場を動くことができなかった。涙を拭うシーンは見られなかったが、悔しさを噛み殺し敗戦を背負い込んだ。代表の重圧と戦い続けた28歳を待っていたのはあまりにも辛い現実だった。
1点リードで迎えた6回から登板。無死から連打で一、三塁のピンチを招くと、7番のアブレイユに高めのフォーシームを捉えられた。飛距離409フィート(約124.6メートル)の豪快弾。着弾を見届けた伊藤は、マウンドでがっくりとうなだれた。一進一退の攻防が繰り広げられていたが、この一発以降、流れを引き戻すことはできなかった。
伊藤にとっては2度目のWBC。優勝した前回大会に続き、メンバー入りした。昨季は最多勝と最多奪三振の2冠に輝き、自身初となる沢村賞も獲得。日本を代表する投手に成長した右腕だったが、無念の幕切れとなった。
(Full-Count編集部)