ドジャース・大谷翔平投手がメジャー挑戦を果たした2017年の“逸話”を、元エンゼルスGMで現在はブルワーズの特別アドバイザーとして活躍するビリー・エプラー氏が明かしている。エプラー氏は米スポーツ局「MLBネットワーク」にゲスト出演。エンゼルス加入直後の状態は「少し大変だった」と振り返っている。
「開幕1週間、もっと遡るとスプリングトレーニングの話になるけど、少し大変だった。この男(大谷)はMLBでプレーする準備ができているのかと、多くの疑問があった」
当時は23歳。「スプリングトレーニングが始まる頃、全員(の球団関係者)に『この男が成し遂げようとしていることは、ここにいる私たちは目撃したことも、経験をしたこともない』と伝えたんだ。彼は成長してキャリアを築けるよう、球団を信頼して任せている。そして、彼は(すでに)多くのことを乗り越えている。あと2年待って他球団の契約することもできたけど、私たちを選んでくれた。だから、フロントが団結する必要がある(と伝えた)」とエプラー氏は回想する。
エプラー氏は「だから、メディアや選手から疑問や疑いの目を向けられないよう努めたんだ。その部屋にいた何人かは、彼を少しだけ優遇しているように感じていたかもしれない。でも私はできるだけ彼を守りたかったんだ」と“配慮”も忘れなかった。
スプリングトレーニングでは「(MLBの)ボール、マウンド、ストライクゾーンに慣れてもらおうと、ロホスと練習試合を組んだんだけど、彼らは(大谷を)滅多打ちにしたんだ。6失点、1被弾だった」と苦笑いを浮かべる。
「その後、確かロッキーズと対戦した試合でも彼はまた滅多打ちを喰らったんだ。その後、私たちは彼がいるロッカールームに向かって『私たちは君を信じている。能力は飛び抜けている。(いずれ)チームを引っ張るようになる。私たちが君を守るから、雑音を気にするな。大丈夫だ』と伝えたんだ」
大谷は2018年3月16日(同17日)のロッキーズ戦で先発するも1回1/3を被安打7で7失点。2被弾で敗戦投手となっていた。出鼻をくじかれたスタートだったが、多くの試練を乗り越えた。(Full-Count編集部)