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元巨人“大砲”がWBC参戦へ「3年間を証明」 大谷キラーも健在…チェコに日本経験者続々

FullCount

1次ラウンド突破を目指すチェコ代表

 3年間の成長を見せるときが来た。野球チェコ代表は、2026年3月に行われる第6回WBCで、日本で1次ラウンドを戦う。元巨人の大砲ら“日本経験者”も多く擁し、難敵揃いの1次ラウンド突破を目指す。

 12月のウインターミーティングで、Full-Countの取材に対しパベル・ハジム監督は「この3年間の努力を証明したい」と善戦へ意気込みを語った。前回大会でも、東京で1次ラウンドを戦ったチェコ代表。敗戦時に相手ベンチへ拍手を送るなど、プレー以外の面でも大きな注目を集めた。

 前回大会では中国に勝利したものの、無念の敗退。それでも日本との縁が生まれ、交流が盛んになった。世界の舞台を経験した選手たちは自信をつけ、今年の欧州選手権では初めて3位入賞を果たした。

 WBC公式X(旧ツイッター)では前回大会で一塁を守り、中国戦で本塁打を放ったマルティン・ムジーク内野手の出場がすでに発表されている。さらにハジム監督は、今季巨人でプレーした“チェコのジャッジ”ことマレク・フルプ外野手、オイシックス新潟でプレーしたダニエル・パディシャーク投手、元BC神奈川のミラン・プロコップ内野手の参戦も明言。「直近2年間で日本球界でプレー歴のある3人をチームに入れるのが私たちのプランだ」と話した。

 また、大谷翔平投手(ドジャース)への対策について問うと、「我々にはサトリアがいるからね」と笑顔。前回大会時に遅球を駆使して空振り三振を奪ったオンジェイ・サトリア投手の選出も示唆した。

 また、前回大会では先生、会計士、消防士、医者ら普段はプロ野球選手ではない職で働いている選手が多かったが、今回は「(WBCプレー歴のない)11人の学生を(メンバーに)入れられることを期待している。もう少し若いチームになると思う」と話した。

 日本、チャイニーズ・タイペイと戦うグループは「死の組だね!」とおどけたハジム監督。日本代表とチェコはともに1次ラウンド最終戦となる3月10日に対戦する。グラウンド内外でまたも“チェコブーム”が巻き起こるのか。(上野明洸 / Akihiro Ueno)