■ DeNA 2ー1 巨人(24日・横浜)
DeNAのショーン・レイノルズ投手が24日、横浜スタジアムで行われた巨人戦の延長10回に5番手で登板し、1回無安打無失点で8ホールド目を挙げた。今季11登板で防御率1.50を誇る新助っ人。投球はもちろん、言動でも早くもファンを虜にしている。
ブルペンカーには乗らない。いつも通り、右翼後方から勢いよく走ってマウンドに上がった。1-1の延長10回。1死から浦田に四球を与えると、二盗と三ゴロの間に三塁まで進まれた。それでも最後は佐々木を154キロの外角直球で空振り三振に斬り、雄叫びと力強いガッツポーズを繰り出した。
身長203センチ。長身を理由にパドレス時代に付けられたニックネームの「スカイライン」を日本語でグラブに刻む。登板時にはマウンドの土に両親の誕生日を書き、「フィールドに一緒にいてくれると感じられる」と海の向こうで見守ってくれる2人を思う。
リリーフ投手なのに、試合開始時、右腕の姿は自軍ベンチにある。先発メンバーがグラウンドに飛び出す際には力強いハイタッチで鼓舞する。米国では“当たり前”かもしれないが、日本では珍しいことを続けているのには理由がある。
「米国時代のやり方で慣れているというのはありますが、みんなとの繋がりを感じて試合に入りたいという気持ちです。ブルペンは同じチームだけど少し離れた場所にある。一番大事なのはみんなで戦うことで、自分も一員だという繋がりを感じることを大事にしています。また試合開始の1球目をベンチから見るのが好きなんです。それが試合の空気を決めるというか、球場の雰囲気、エネルギーを感じることで自分のスイッチを入れる瞬間になります」
22日の阪神戦(横浜)、同点の8回に登板して2死満塁のピンチを招いたが、最後は京田のスーパーキャッチに救われた。その瞬間、両手を上げて喜ぶと、ベンチ前で京田を待ち構えてハグを交わした。この日も延長11回にサヨナラ打を放った戸柱を、うれしそうに抱きしめていた。
「自分の気持ちもそうですけど、周りのチームメートに一緒にいるよとメッセージを伝える。それが大切だと思っています」とレイノルズ。チームを思う好漢が、6連勝で貯金1の快進撃に一役買った。(町田利衣 / Rie Machida)