第8節終了時点で首位に立っていた鹿島は、ホームで京都と対決。無敗記録が続く難攻不落の県立カシマサッカースタジアムでの試合となったが、レオ・セアラのゴールなどで2点をリードしたものの、後半に入って展開が一変し、ラファエル・エリアスのハットトリックなどで4失点を喫する展開に。結局、衝撃的な3-4の逆転負けで順位を落としている。
鹿島が躓いた中、上位に浮上したのは町田と広島だ。町田はホームで川崎Fと上位対決に挑んだ中、前半のうちに先手を奪われる難しい展開を強いられてしまう。後半に入って一度は逆転に成功するが、ゲーム終盤に河原創に同点弾を奪われて試合は終了。打ち合いの末、2-2のドロー決着となった。ただ、ここで勝ち点1を積み上げたことで首位に浮上している。
一方、広島はホームでセレッソ大阪と対戦。試合は立ち上がりにルーカス・フェルナンデスにゴールを奪われてしまったが、その3分後に新井直人のゴールですぐに試合を振り出しに戻す。その後、拮抗した展開が続いた中で、ゲーム終盤にロングスローから荒木隼人が値千金のゴールを奪って逆転。そのまま逃げ切り、2-1で勝利して1試合少ないながらも町田と同勝ち点で並び2位に浮上した。
上位に肉薄してきたチームと言えばアビスパ福岡だ。ホームで浦和レッズと対戦した福岡は、ゲームを通して相手にボールを保持される展開となる。それでもうまく耐え凌ぎながら反撃を狙っていくと、68分にセットプレーの流れから岩崎悠人が決めて先制点を奪取。この虎の子の1点を守り切り、今季5度目となるウノゼロ勝利を果たした。これで福岡は開幕3連敗から6試合負けなしで5位に順位を上げている。
下位ではアルビレックス新潟が敵地でヴィッセル神戸を撃破。前半に奪った長谷川元希のゴールを守り切り、1-0で今季初勝利を手にしている。
■J1リーグ第9節 結果
横浜FM 0-0 東京V
岡山 1-0 FC東京
町田 2-2 川崎F
横浜FC 2-0 清水
神戸 0-1 新潟
福岡 1-0 浦和
鹿島 3-4 京都
柏 1-0 G大阪
湘南 2-1 名古屋
広島 2-1 C大阪
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