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アレクサンダー=アーノルドの代役は誰に? カンビアーゾ、フリンポン、ダンフリース…リヴァプールの新たな右SBになりうる9人の候補

GOAL

フットボール界ではもはや隠し事ではなかったことが公に。アレクサンダー=アーノルドが今季限りとなる現行契約の満了をもって、リバプールを退団する。そして、もうひとつの秘密、レアル・マドリーへの移籍もこれから数週間のうちに明らかになると思われる。

リヴァプールはそれがひと段落すれば、世界でもベストな創造性に溢れたサイドバックの後継者探しが関心事に。無論、容易ではないが、イングランドで新たに確固たる地位を築き、世界でも有数のビッグクラブであるリヴァプールは今夏の市場で最高の人材を探るはずだ。

『GOAL』ではアルネ・スロット監督が率いるリヴァプールにとって、候補となりうる9選手を挙げていく。

オラ・アイナ

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リヴァプールがプレミアリーグの経験を求めるなら、ノッティンガム・フォレストの注目株であるナイジェリア代表DFオラ・アイナがアレクサンダー=アーノルドの後継者になりうる。だが、同選手の加入だけではファンの不満を解消するという部分で不十分か。

アイナは今季、フォレストで目覚ましい活躍を披露した選手の1人。この夏に契約が終わることで、賢いオプションになる可能性を秘め、北アイルランド代表DFコナー・ブラットリーとの併用もできうる。

だが、このナイジェリア代表選手に長くアレクサンダー=アーノルドの後釜となるだけの実力があるかどうかはプレミアリーグ連覇を狙うクラブであれば、なおさら未知数なところもある。

コナー・ブラッドリー

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リヴァプールがブラッドリーをどれだけ信頼しているのだろうか。クラブがアレクサンダー=アーノルド抜きのシーズンに備えるにあたり、このクエスチョンの回答は数カ月ではっきりする。

選択肢は二者択一。大金を投じるか、大きなポテンシャルをのぞかせるブラッドリーを全面的に支持するかだ。

確かな成長ぶりから代役にもなりうる人材だが、スロットにはまだ完全に信頼していない節があり、ケガが重なって停滞感も。だが、選手自身は来るプレシーズンで自分のポジションにしようと決意を固めているはずだ。

アンドレア・カンビアーゾ

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ユヴェントスのイタリア代表DFアンドレア・カンビアーゾはこれまでのキャリアを左サイドバックとして過ごすが、逆サイドでも優れた才能を発揮。さらに、今季はワイドエリアのほぼすべてのポジションでもプレーする。

本人は「インサイドへの動きが好きで、ワイドプレーヤーとしては珍しいかも。右が良いのか、左が良いのかはわからない。コーチとも話し合ったけど、結論が出なかったんだ。だから、自分は両サイドが得意みたいだ」とも話す。

守備面でも攻撃面でも力強く、すでにリヴァプールの関心話が浮かぶが、本腰ならマンチェスター・シティとの争奪戦に直面する模様。マンチェスター・Cは1月の段階で獲得に迫り、移籍金はこの候補たちのなかで最も高額な3800万ポンド(約72億6000万円)とみられる。

ドド

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セリエAのサイドバックではフィオレンティーナのブラジル代表DFドドもリヴァプールとリンクする1人。スピードがあって、パスセンスに長けるブラジリアンはマンチェスター・Cからミランにローン移籍中のイングランド代表DFカイル・ウォーカーと似たプロフィールを持つ。前線へ積極的に攻め上がれば、守りでは戻りの速さも武器とする。

リヴァプールの攻撃面において合致するスタイルだが、プレミアリーグのフィジカル面にどれだけ対応できるか。だが、リヴァプールが価格面で頭打ちとなったなら、候補たちのなかでかなり安い買い物になりうる。それもメリットの1つといえそうだ。

デンゼル・ダンフリース

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インテルのオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースはクラブでの活躍により、欧州屈指の攻撃的サイドバックに数えられる存在で、アレクサンダー=アーノルドに匹敵、あるいは上回りうる選手であるのは間違いない。

長らくプレミアリーグ行きの噂も取り沙汰され、リヴァプールが新たなサイドバックを探すということで、再燃する可能性がありそうだ。

だが、守備面はいささかウィークポイントで、たびたびマークを剥がされたり、ドリブル突破を許すところが課題に。もちろん、アレクサンダー=アーノルドも守備者としては最高というわけではないものの、ダンフリースに関しては多少のリスクもあるように感じる。

マルティム・フェルナンデス

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ポルトガルという屈指の人材供給源に現る新たな新星、ポルトのU-19ポルトガル代表DFマルティム・フェルナンデスはアレクサンダー=アーノルドと似たタイプのDFという部分でリヴァプールにマッチする存在か。

19歳ながら卓越したスキルとクロス精度を誇り、攻撃参加やサポートにも秀でている。運動量もあるなかで、しばしば守備を疎かにする傾向があるが、移籍金は2000万ポンド(約38億2000万円)程度で済む可能性がある。

ただ、リヴァプールは仮に若い選手を獲るなら、ブラッドリーの妨げになる恐れも。ブラッドリーが不満を抱くようなら、リヴァプールはそれによっての流失を避けたいとも考えることだろう。

ジェレミー・フリンポン

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アレクサンダー=アーノルドの後任として多くのファンが望む候補とされるのがレヴァークーゼンのオランダ代表DFジェレミー・フリンポン。クラブで着実に力をつけ、2023-24シーズンのブンデスリーガ無敗優勝時に大きな役割を果たしたのは周知の事実だ。

攻撃的なサイドバックのなかでトップクラスのひとりだが、他の候補と同様に守備面に懸念も。リヴァプールはそこをネックと考えるかもしれないが、アレクサンダー=アーノルドと同様、ある程度許容しうる攻撃力を持つ。

指揮官のシャビ・アロンソも新天地行きの可能性が高い上にマンチェスター・Cのアカデミー育ちという背景から、プレミアリーグで力を試すべく、同胞であるスロットやリヴァプールのオランダ人選手たちとプレーしたい意欲に駆られるかもしれない。噂される3400万ポンド(約65億円)という移籍金額も選手の実績からするとバーゲン価格といえる。

ジヴァイロ・リード

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先見性のあるサイドバックだ。フェイエノールトのU-19オランダ代表DFジヴァイロ・リードは所属先のタフなシーズンのなかで輝かしい存在であり、18歳の若さで未来のスター候補に。リヴァプールのターゲット入りも囁かれる。

アンフィールドで成功する上で必要な資質、例では驚異的なスピードと卓越したクロスなどを兼備。アレクサンダー=アーノルドのようなテクニックはないが、スロットがフェイエノールト時代にデビューさせ、リードは「スロットのおかげで成長速度が上がった」と語る。

そんなリードはイングランドのチームでリヴァプールが最も好きであるのも明かしているが、再会するかどうかはまだ未知数。これもブラッドリーの妨げになる恐れがあり、リードはしばらくのフェイエノールト残留も示唆する。バルセロナが獲得を望むというのもまた別の問題としてある。

ヴァンデルソン

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モナコでプレーし、攻撃的なプレーが特長のブラジル代表DFヴァンデルソンも後継者として注目される存在。グレミオからモナコに移籍を果たし、リーグ・アンからステップアップする準備が整いつつある。

他の候補とは違って攻守のバランスがあり、フィジカルが強く、スピードがあって、献身的なプレーもする。読みの鋭さも評判だ。

身長の低さと経験不足がディスアドバンテージだが、移籍金が3300万ポンド(約63億円)とすればお買い得。最初はブラッドリーと併用しつつ、馴染んでいけばどちらかをスターターに定着させることも考えられる。