明治安田J1リーグ第17節の川崎フロンターレvsセレッソ大阪が18日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催された。
直近の第14節延期分の横浜FC戦を2-1で勝利して、7試合ぶり白星を手にした9位の川崎F。ホーム4連戦の2試合目となる今節では、横浜FC戦から先発メンバーをセサル・アイダル、橘田健人、伊藤達哉に代わり、丸山祐市、河原創、マルシーニョが起用された。
一方、7位のC大阪は前節の横浜F・マリノス戦を1-0で勝利して、現在3連勝と好調。今節に向けては、横浜FM戦と同様の先発メンバーをピッチに送り出した。古巣戦の登里享平はベンチスタートとなった。
序盤はアウェイのC大阪が攻勢に出た中、25分に決定機。ラファエル・ハットンがボックス右に侵攻し、中央への折り返しをルーカス・フェルナンデスがフリーで合わせる。だが、ブロックに入った丸山に阻まれた。
時間の経過とともに川崎Fも押し込み始め、39分にはボックス右でパスを受けた山田新が右足を振り抜く。43分には山本悠樹の右CKを中央で山田が頭で合わせて強烈なヘディングシュートを放つも、GK福井光輝にパンチングで防がれた。
後半に入ると、ホームの川崎Fが攻勢を強める。52分、左サイドからの佐々木旭のクロスを中央で脇坂泰斗が頭で合わせる。しかし、GK福井に弾かれる。さらに54分には敵陣中央から山本がボックス内に絶妙スルーパス。抜け出した山田のシュートもGK福井が触ると、こぼれ球にマルシーニョが反応。だが、今度は畠中槙之輔がスライディングに遭い、決めきることができない。
その後は互いに交代カードを切りながらボックス内への侵攻を図るも、フィニッシュの部分でクオリティを欠き、スコアは動かないまま終盤へ。
すると85分、ここまで相手守護神の好守連発に苦しめられた川崎Fに待望の先制点。右サイドでファンウェルメスケルケン際、大関友翔、瀬川祐輔とつなぐと、ボックス右にスルーパスを呼び込んだエリソンがGK福井の股を抜くシュートでついに均衡を破った。
欲しかった先制点を奪った川崎Fはさらにその3分後、スローインを受けた丸山が蹴ったロングボールが相手最終ラインの背後へ落ちると、エリソンが飛び込んだGK福井よりも頭で先に触り、ゴールに流し込んだ。
途中出場のエリソンの2ゴールで一気に2-0とした川崎Fは、そのまま試合をクローズ。今季2度目の連勝を飾った。対するC大阪は4試合ぶり黒星を喫している。