長崎が増山の同点弾で土壇場でドローに持ち込む。山口は善戦するも終盤の失点で初勝利がお預けに ｜ Jリーグ

今季、初白星を目指す山口と開幕連勝スタートを狙う長崎の一戦は、最後の最後までゲームの行方が動く白熱のゲームとなった。

前半から長崎が敵陣へ押し込んでいくが、30分を過ぎた辺りから山口もチャンスを作る。32分には、末永透瑛が強烈なミドルシュートを放つと、35分にはスローインを受けた三沢直人がクロスを上げると、長崎のGKとDFラインの間に落ちたボールを横山塁がうまく右足を合わせて山口が先制する。

チャンスを作りながらもゴールを奪えない時間が続いた長崎だったが、60分にはCKをエドゥワルドが頭で合わせて、後半立ち上がりにスコアを振り出しに戻す。

同点ゴールに勢いづいた長崎が同点弾の直後にはピッチに入ったばかりの笠柳翼がサイドのスペースへ抜け出してシュートを放つが、これはわずかに枠を捉えない。

ただ山口も決して下がらない。63分には成岡輝瑠が際どいシュートを放てば、74分にはCKのこぼれ球を右足で振り抜いた亀川諒史の強烈なミドルシュートがバーを直撃。得点の雰囲気が漂い始めると、87分、左サイドを駆け上がった岡庭愁人のクロスを新加入の古川大悟が頭で合わせて土壇場で勝ち越す。

しかしこのまま終わらなかった。90+3分、米田隼也からのパスをうまくフリーとなって受けた増山朝陽が右足一閃。強烈なシュートがバーに当たってゴールイン。長崎が土壇場で意地を見せる。

このままスコアは動かずにタイムアップ。土壇場で追いついた長崎が苦しみながらも貴重な勝ち点1を獲得した一方で、山口は初勝利目前のところで手からこぼれ落ちる幕切れとなった。

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