昨シーズン途中にチアゴ・モッタの後任として、古巣ユヴェントスの指揮官に就任したイゴル・トゥードル。今夏は、退任のうわさが囁かれたものの、続投が決定し、チームの再建に取り組んでいる。
今シーズン開幕から2連勝を飾り、インテルとのイタリアダービーが控える中、ユヴェントス指揮官は『ダゾーン・イタリア』の特番「Juventus una parte di me」において、元同僚でユヴェントスOBのチーロ・フェラーラ氏のインタビューを受けた。
トゥードルは現役時代、20歳でユーヴェに加入。ジネディーヌ・ジダンやアレッサンドロ・デル・ピエロら名だたるメンバーが名を連ねていた1998-99シーズンにフェラーラ氏とチームメートだった。
「あの頃のユーヴェはチャンピオンズリーグ(UCL)で優勝するようなチームで、何か現実離れしたものがあった」と振り返るクロアチア人指揮官。シエナで過ごした2005-06シーズンを挟んで2007年まで所属したユヴェントスへの思いを語った。
「私にとってユーヴェとは何か? 私にとって人生の一部だ。人間としての私を、そして私の仕事を作り上げてくれた。あえて言うならユーヴェとは私の一部なんだ」
そんなユーヴェのDNAを受け継ぐトゥードルは今年3月、トップチームの指揮官として古巣へ復帰した初日の心境を明かしている。
「最高だった。私は現役時代にここであまりプレーできなかったからね。足首のケガを抱えていて、ここへやって来てからの7、8年のうち、高いレベルでプレーできたのは3、4年だった。それからハイドゥク・スプリトでの2年間を含めると高いレベルでプレーしたのは現役時代で合計5、6年だろう。残りの3、4年は苦悩の時だった」
「私は28、29歳でプロ選手を引退したため、自分の実力を全て発揮できなかったという思いが残っていた。それから指導者となり、いつかユーヴェの監督になりたいという夢を抱くようになった。ここへやってきた時は、クラブに恩返しできなかったこととか、これら全ての思いが頭の中をよぎったよ」
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いまのユーヴェに欲しい選手を1人、現役時代のチームメートから挙げるようフェラーラ氏に求められると「ジダン、ジズーだよ」と即答したトゥードル。ユーヴェ指揮官はセリエA第3節において、指揮官として初めてインテルとのダービーへ臨む。
「監督として迎える初めてのイタリアダービーだ。この試合には3ポイント以上の価値がある。重みのある試合だが私は好きだよ。準備もより簡単だ。インテルは偉大なチームであり、最近、UCLで2回、決勝を戦っている。重要な経験値を持ち、より成熟した選手たちがいる」
「一方、われわれは自らのカードで勝負しなければならない。強みを生かしつつ、弱点を修正していかなければならない。どんな試合になるかは見てのお楽しみだ」
昨シーズンはチアゴ・モッタ指揮下で低迷したチームを立て直し、リーグ戦4位へと導いたトゥードル。今夏の補強を経て、今シーズンはスクデットを狙えるチームであると自負している。だがシーズン中は目標を口にしない方針を示している。
「当然、このチームはスクデット争いが可能だ。私はシーズン開始時のミーティングで目標について語るが、シーズン中は目標について話をしない。私は具体的なことについてしか話をしないようにしているんだ。なぜなら目標とは語るものではなく、到達するものだからだ」
またクロアチア人指揮官は、ひざの大ケガから復帰したブレーメルを絶賛したほか、今夏の移籍市場で放出要員となりながらも一転してチームに残留し、再び構想の中心となったドゥシャン・ヴラホヴィッチについて語っている。
「ブレーメルは選手としてだけでなく、あらゆる観点から非常に重要な選手だ。カリスマ性があり、若い選手が多いいまのロッカールームにおいて、みんなが必要とするリーダーでもある。心底温厚な青年だが、ピッチに入れば闘志を見せる」
「ヴラホヴィッチはシーズン終了後に契約切れとなるため、メルカートの動向もあって非常に特殊な状況にある。だが彼にとっては良いことだ。まだ25歳でキャリアの半分にも到達していない。人間としても成長の過程にある。今後、より良いシーズンが待っているだろう」
「彼がセリエA最強のセンターフォワードかどうか? 彼は常にゴールを挙げてきた実績があり、強い選手だ。それに(今夏、移籍話が囁かれる中で)極めて難しい時期に集中して取り組み、自ら成長したんだ。彼のことをかわいがっているかって? ドゥシュコとか、ドゥッキーと呼んでいるが、状況に応じて愛情を注いだり、厳しく接したりしているよ」
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最後にユヴェントスの指揮官は、10番を背負う20歳の至宝、ケナン・ユルディズへの接し方を明かした。
「他の選手がいる前でユルディズには何も言わないようにしている。彼は自ら常にやるべきことを全てしてくれる選手だ。プレーだけでなく、振る舞いについても彼に指示を出すことは稀だ」
「彼の特徴である違いを作り出すプレーは、このようになりたいという内に秘めたモチベーションから生まれる。そうしたモチベーションは毎日、持っていなければならないものだが、この若者は現在、それを示すことができている。このまま毎日、維持していかなければならない。彼には本当にトッププレーヤーになれる全ての要素があるからね」
「現在のユーヴェの選手たちは若くて賢く、人の話に耳を傾けようという意欲を持っている。私は子どもたちにも、選手たちにも、言葉ではなく、行動で模範を示すようにしている。毎日、コツコツと取り組むべきなんだ。練習が全てであり、試合が最も簡単だ。毎日の練習にコツコツと取り組み、おざなりにしないこと、それが教訓だ」
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