デイブ・アレン vs ジョニー・フィッシャー　第3戦は実現するか？ | ボクシング

2つの戦い、そして2つの劇的な結末――これがジョニー・フィッシャーとデイブ・アレンが約5ヶ月間でボクシングファンに届けたものだ。初戦ではフィッシャーが物議を醸すスプリット・デシジョンで勝利を手にしたが、日本時間5月18日の再戦ではアレンが第5ラウンドでTKO勝利を飾り、その因縁に一応の決着をつけた。しかし、さらなる再戦、第3戦は実現することになるのだろうのか？

アレンが決めるなら、それはないだろう。

自身のプロキャリアで最大の勝利を収めた33歳のアレンは、友人フィッシャーのためにその可能性を閉ざすことにした。「彼にとって最善ではないから、実現はしないだろう」アレンはリング上でDAZNに語った。「他にも戦いたい試合はたくさんある。シェフィールドやドンカスター、できるだけ地元に近い場所で戦いたい」

その後、マッチルーム・ボクシングのプロモーターであるエディー・ハーン氏がリングに上がり、リマッチ条項が存在することを明かした。「今後協議することになるだろう。ジョニーはキャリアを再興する必要がある」と語る。

だが、フィッシャーが初戦で物議を醸すスプリット・ディシジョンで勝利した後に再戦を選んだ判断について、ハーン氏は後になって疑問を投げかけた。「彼は再戦を受けるべきではなかったかもしれない。デイブもフィッシャーが受けないほうが良いと言っていた。フィッシャーは過去の過ちを正したかったのだ」

日本時間5月18日、両者の試合はロンドンで行われた。フィッシャーは攻撃的に試合に入り、主導権を握ったたものの、アレンが放つ強力なパンチが試合の流れを変えた。第5ラウンドにアレンは右ストレートでフィッシャーを倒し、ラウンド終了直前に放った左フックでフィッシャーを仕留めた。レフェリーは即座に試合を止め、フィッシャーのコーナーも同時にタオルを投げ入れた。

フィッシャーはキャリア再構築の期間が必要になるだろうが、アレンはさらなる大舞台を目指して進む。「彼がシェフィールドや故郷のビッグファイトでメインを飾るのを見たい」とハーン氏は語る。「彼にはその資格がある。本当に戦える選手だ」

「多くの選手にとって脅威になる存在だ。ボクシングを知り尽くしている」

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