英国ボクシング界では、数々の階級で世界王者を輩出した豊かな時代を経て、現在は主要タイトルを持つファイターの数が減少している。
最近、ルイス・クロッカーが北アイルランド出身のパディ・ドノバンを破り、IBFウェルター級王座を獲得。それによりWBAフェザー級王者のニック・ボールと並び、主要団体の英国人王者に名を連ねた。
しかし、彼らはすでに次なる世界タイトルに照準を合わせている。実際、2人の英国人選手はまさに人生を変えるチャンスを迎えようとしている。
サム・ノークスは来月、空位のWBOライト級タイトルをかけサウジアラビアでアブドラ・メイソンと対戦することが決まっており、この試合はDAZNから生中継される予定だ。一方、ダルトン・スミスはWBCスーパーライト級タイトルの指名挑戦者に選ばれており、スブリエル・マティアスとの対戦が決まっている。試合の日程と会場は近日中に発表される。
他にも多くのボクサーたちが主要なタイトルを目指して動いている。これから紹介する10名の無敗の英国スターたちは、早々に世界タイトル戦に関与する可能性が高い。
英国のみならず、世界のボクシングシーンで注目を集めるモーゼス・イタウマは、最大のプロスペクトとして避けられないステージに立ったようだ。8月にベテランのディリアン・ホワイトを容易く倒したことでさらに期待は上昇しており、20歳の彼が絶対王者オレクサンドル・ウシクとの対戦に挑む可能性が浮上している。
イタウマが世界タイトルを狙うためには、アンディスピューテッド王者のウシクがWBOタイトルを手放すかどうかが鍵となる。現時点でWBOランキング1位のイタウマの前に立ちはだかるのは、暫定王者のジョセフ・パーカーだけだ。もしウシクが次の指名挑戦者であるパーカーを回避すれば、パーカーが正規王者に昇格される可能性がある。そしてイタウマは、パーカーの初防衛戦の相手となるだろう。
オリンピック銀メダリストのパット・マコーマックは、アマチュア時代の実績をプロキャリアの勢いに転じている。彼はこれまでに8勝(6KO)を挙げており、世界タイトルに手が届くと感じているようだ。さらに、彼はWBAウェルター級世界タイトルへの挑戦まであと一歩のところにいる。
Mark Robinson/Matchroom Boxing
これは彼が先月、ロリー・ロメロへの挑戦者決定戦でミゲル・パラを倒したからに他ならない。WBAの最新ランキングでは7位に位置しており、今後最終決定戦に向かうかどうかは不明である。
ライアン・ガーナーもまた期待のファイターで、2026年にタイトルに挑戦できると自信を持っている。プロモーターであるクイーンズベリーは、愛するサウサンプトンのスタジアムを来夏に向けて予約済みだ。WBCで5位にランクされているガーナーが世界戦を行うためには、来年の初めにもう一勝を挙げることが条件となる。
Leigh Dawney/Queensberry
クイーンズベリーのフランク・ウォーレンは『ザ・リング』に最近こう語った。「セント・メアリーズを予約したので、彼は勝ち続けなければならず、世界タイトルを手にすることになる。それが彼の夢だ」
「タイトル戦の前に、あと1試合はあるだろう。来夏のシーズン後に日程が決まっているが、5月か6月のどちらかだ。そしてそれが世界タイトル戦になるだろう。彼が勝ち続ける限りね」
クルーザー級は、現在少し停滞している階級といえる。WBC王者のバドゥ・ジャックが5月の試合の判定をめぐる論争によりノエル・ミカエリアンとの再戦を命じられている。さらに、WBOとWBAの統一王者であるヒルベルト"スルド"ラミレスは怪我で次の統一戦を阻まれている。
この状況は28歳のヴィダル・ライリーにとって有利かもしれない。『ザ・リング』はライリーをトップ10コンテンダーとしてリストアップしているが、まだ主要団体からは同様の評価を受けていない。しかし、IBFはライリーを11位に、WBCは12位にランクしている。
Mark Robinson/Matchroom Boxing
2025年末までにひとつ勝利を重ねることができれば、ライリーは来年の世界タイトル挑戦を狙うにふさわしい位置にいるだろう。特にジェイ・オペタイアがヘビー級に階級を上げるのであれば、チャンスはさらに広がる。
テレンス・クロフォードがスーパーミドル級の勢力図を塗り替え、サウル"カネロ"アルバレスによる支配を終わらせた。
ハムザ・シェラーズは4団体全てで高い評価を受けている英国人の1人であり、すでにWBCミドル級タイトル戦を経験済みだが、カラム・シンプソンは英国人としてシェラーズに次ぐ位置につけている。シンプソンはIBF、WBO、WBAのランキングで168ポンドのトップ10に位置し、さらにWBCでは11位にランクされている。
Charlotte Tattersall/Getty Images
階級が停滞状態にあり、クロフォードの次なる動きを待っている状況ではあるが、『バド』は160ポンドに移ることを示唆しているため、タイトルが完全に分裂する可能性がある。
もしそれが現実となれば、シンプソンは空位のベルトをめぐる戦いに参戦する権利がある。
オリンピックでも活躍したベン・ウィテカーは、プロでも成功を収めると予想されている。自己表現を派手にしつつも、その潜在能力を見せつけた。戦績は9勝0敗1分(6KO)で、WBCでは9位にランクされている。
Richard Heathcote/Getty Images
ライトヘビー級という列強ひしめく階級にいるものの、観客を引きつける能力に長けた英国人ボクサーが大きな試合に進むことはよくある。ウィテカーの華やかなスタイルは常に注目を集める。
2026年を有意義に過ごせば、世界戦の有力候補に浮上する可能性がある。
スコットランドのナサニエル・コリンズは、来月初めてメインイベントを務める。EBU欧州フェザー級王者クリストバル・ロレンテをグラスゴーに迎える。この試合の模様は10月4日(現地時刻)にDAZNから生中継される。
5月に同郷のリー・マクレガーを打ち破ったことで、コリンズは英国フェザー級のトップ戦線に躍り出ることに成功。29歳にしてついにWBCランキングで1位になった。
Queensberry Promotions
WBC王者のスティーブン・フルトンが10月にオシャキー・フォスターとの対戦のためスーパーフェザー級へ移行する予定であり、ブルース・キャリントンが暫定王者に昇格する見込みだ。
ロレンテとの試合を無事に勝ち抜けば、コリンズはキャリントンの指名挑戦者として対戦を命じられる可能性が高い。2026年の終わりまでには、スコットランドはジョシュ・テイラーが最後のベルトを失って以来の世界王者を迎えることができるかもしれない。
プロモーション団体のボクサー(BOXXER)との契約延長が決まり、アダム・アジムは2026年に世界挑戦を目指す準備が整った。まだ23歳と若いアジムだが、現時点でスーパーライト級のランキングではWBCで8位、IBFで10位にランクされている。
James Chance/Getty Images
アジムは国内のライバルと対戦し、世界タイトル挑戦権を争う可能性がある。ダルトン・スミスがスブリエル・マティアスに勝利した場合、英国人同士の対戦が大規模な観衆の前で行われる可能性もある。
すでにIBOスーパーバンタム級王者であるシャバズ・マスードは、2026年に主要タイトルを狙う寸前に来ている。今年の夏、ピーター・マクグレイルとの試合は怪我により中止となったが、それでもランクを下げてはいない。
Mark Robinson/Matchroom Boxing
IBFで4位にランクされているマスードは、2024年11月以来試合に出場していないが、この階級で絶対的な強さを誇るアンディスピューテッド王者・井上尚弥がフェザー級に階級を上げると噂されており、これはマスードにとって好都合かもしれない。
もしタイトルが空位になれば、マスードはIBFベルトへの挑戦権を得られる立ち位置にいる。
ジャック・ターナーのエキサイティングなスタイルは、前回のアルゼンチンのニコラス・アグスティン・ムグルサとの対戦で高評価を得た。ターナーはその試合を6ラウンドで終え、戦績を12戦12勝とした。
WBAのスーパーフライ級ランキングで6位にランクされているターナーは、空位のタイトルを狙う絶好の位置にいる。
アメリカのジェシー"バム"ロドリゲスは2025年末に統一戦を行う予定で、スーパーフライ級のWBAタイトルを現在保持するWBCとWBOのタイトルに加えようとしている。
ロドリゲスは元WBC王者のプメレレ・カフを倒す前から、現WBA王者フェルナンド・マルティネスと試合が確約されており、115ポンドで絶対王者を目指していることも明確だ。
もしロドリゲスがその目標を達成すれば、"エル・テリア"ターナーは挑戦者の中で高順位にランクされるはずで、将来的にロドリゲスが階級を上げることがあれば、空位のタイトルに挑戦する権利もあるだろう。
| 日時 | タイトル | 対戦カード |
|---|---|---|
|
9月28日(日)
3:00 | ---- | クロッカー vs マコーム |
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9月28日(日)
9:00 | ---- | クドス vs クラヴェル |
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9月28日(日)
10:00 | ---- | カルボ vs メラス |
|
10月2日(木)
3:00 | ---- | グラントン vs ブラウン |
|
10月5日(日)
3:30 | ---- | コリンズ vs ロレンテ |
|
10月12日(日)
3:00 | ---- | アレン vs マフムドフ |
|
10月12日(日)
9:00 | ---- | エニス vs メンドーサ |
(C)DMM.com
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