日本代表GK鈴木彩艶が所属する15位パルマは30日、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ率いる強豪ローマと敵地スタディオ・オリンピコで対戦。63分に鈴木が味方と接触して転倒した際に先制点を奪われると、81分には追加点を許して2点のリードを追う展開となったが、86分に今シーズン初となるアウェーでのゴールをマークして1点を返し、1-2で試合を終えた。
そんなパルマについて『ダゾーン・イタリア』の「Vamos!」の番組内で、イタリア人ジャーナリストのアンドレア・マリノッツィ氏が見解を示し、カルロス・クエスタのチームの成長を認めた。
「パルマは開幕直後、攻撃においてもあまり形が見えていなかったが、直近の2試合、コモ戦とローマ戦において、明らかに前進した。現在は(アドリアン)ベルナベを右サイドで起用するなどの変化による成果が出ている。それから開幕直後はロングボールが多すぎてひどかったが、現在はゴールにつながっていないとはいえ、ボール支配が改善した」
守護神の鈴木は2失点した一方で、ビルドアップに貢献したほか、前半アディショナルタイムや50分に名手パウロ・ディバラのシュートをブロックするなど見せ場も作った。『ダゾーン・イタリア』の中継で解説を担当したダリオ・マルコリン氏は、パルマの戦術における鈴木の重要性を指摘している。
クエスタは15分、鈴木が左サイドに張っていたパトリック・クトローネをターゲットにロングフィードを狙った際、選手たちに手を叩き、「ブラーヴィ(素晴らしい)」と称えたが、現役時代にラツィオやナポリなどでプレーした人気解説者のマルコリン氏はパルマの若手指揮官の狙いをこのように解説している。
「パルマの作戦を見たかい? マンマークをするローマのプレッシャーを引きつけようとしているんだ。スズキはプレッシャーを引き付けたことを確認し、ほぼ1対1で目の前にオープンスペースが広がったパトリック(クトローネ)にロングフィードを入れているんだ」
マルコリン氏は、鈴木が35分にパスを出すタイミングを見計らうシーンで再び解説を続けた。「ほら、パルマはローマがプレッシャーをかけにくるのを待っているんだ。だがローマはいま、プレッシャーをかけるのをやめ、スズキのロングボールを待ち構えている」と指摘。ローマが日本代表GKを警戒している様子を伝えた。
マルコリン氏は、鈴木が57分にセンターバックのチルカーティやラウタロ・バレンティと並んで最終ラインに立ち、ゲームの組み立てを図ったシーンで苦笑いしながらコメントしている。
「パルマの真のレジスタはスズキだよ(笑)。こうしてセンターバック2人がワイドに開いた時、まるで3バックの中央であるかのように鈴木がビルドアップしているんだ」
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前半アディショナルタイムのディバラのCKのシーンでは、鈴木が勇気をもって飛び出し、ハイボールを手中に収めた。実況担当のエドアルド・テストーニ記者が「高い位置へうまく飛び出し、パーソナリティーを示した」と評価すると、マルコリン氏も苦笑いしながら鈴木を称賛している。
「とにかく彼は良いGKだよ。足元が強く、飛び出しが強い。シュートストップも良いGKだ。君(テストーニ記者)の言う通り、パーソナリティーもある」とべた褒めした。
テストーニ記者は今年2月に行われた昨シーズンのパルマ対ローマ戦(0-1)を回想。鈴木が体勢を崩した状態からアナス・サラー・エディンのシュートを防ぐスーパーセーブを見せたことを紹介し、「ゴールは無人同然だったがスズキは猫のようなビッグセーブをしたんだ」と伝えた。その直後に鈴木が再び、テストーニ記者をうならせた。イタリア人記者は「ディバラのヘッドにスズキがまたしても猫のように止めた!」とパルマGKのプレーを称えている。
50分には、ディバラの右足のミドルを2段階でストップした鈴木。一度こぼれたボールをゴールライン際で抑えてCKから逃れた。テストーニ記者がリプレーを確認し、「少々危なかったね」とコメント。するとマルコリン氏が解説。「なぜか分かるかい? それは目の前でリバウンドしているからだよ」と説明した。
69分、ディバラが裏を狙うマヌ・コネをめがけてボールを送り込んだが、高い位置をとって待ち構えていた鈴木が先手を取ってボールを収めた。マルコリン氏は再び23歳のパルマGKに賛辞を送っている。「スズキの読みだ。彼はペナルティーエリアの端でかなり高い位置を取っていて、リベロがもう1人いるようなものだ」とコメントした。
イタリア人解説者は、81分のパルマの失点シーンについても説明を加えている。このシーンでは、エリア内中央にいたアルテム・ドフビクがゴールに背を向けてボールを受けると、すぐさま反転してゴール右隅に叩き込んだ。
マルコリン氏は「背を向けていてもゴールを感じられるのはストライカーの本能だ。彼はボールをコントロールしてだしぬけにシュートを打った。ボールは選手の間を縫って通ったのでスズキの不意を突くことになったんだ」とプレーを分析している。
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