前節を終えて1勝4分4敗で15位のパルマは3日、6位ボローニャをホームに迎え、エミリアダービーに挑むと、試合開始直後にGK鈴木彩艶がロングボールで起点となり、2004年以降のセリエAで3番目の速さとなるわずか13秒でアドリアン・ベルナベが先制点を挙げてリードに成功した。
だが前半のうちに選手2人が負傷交代、クリスティアン・オルドニェスが警告2枚で退場処分となって数的不利に陥ると、後半、ボローニャの逆転を許して1-3と敗れた。パルマの指揮官カルロス・クエスタが試合終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで試合を振り返った。
「前半はボローニャが上回った時間帯もあったが、パルマも(サーシャ)ブリチュギのクロスバーなどチャンスがあった。だがその後は数的不利となって状況に適応せざるを得なかった。選手たちの意欲は並外れているが、この8日間でレベルの高い3チームと対戦し、インテンシティーやリズム、集中力を保つのは難しかった。異なる結果、ポイントの獲得を望んでいたが、この結果を分析して改善につなげたい。同時にチームの土台である良い点も生かしていきたい」
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パルマの日本代表GK鈴木彩艶は、前節のローマ戦(1-2)においてパウロ・ディバラのシュートを阻むなどの活躍を見せ、『ダゾーン・イタリア』の解説陣から称賛を受けた。ボローニャ戦では先制点のお膳立てをした一方で、味方の負傷や退場など不運にも見舞われる中、3失点を記録したが、現地メディアではどのように評価されているのだろうか。
『Eurosport』イタリア版は、合格ラインにわずかに満たない「5.5」と採点。「パルマの得点シーンにおいて、脅威となるロングボールで起点となり、ボローニャの守備陣を欺いた。通常運転でまずまずの対処をしていたほか、ビルドアップにおいてリスクを恐れなかった」などとつづった。サンティアゴ・カストロに同点弾を許したシーンについては「罪はない」とし、カストロの2点目については「守備陣がやらかした」と指摘。3失点目について「部分的に責任はある」と振り返った。
またパルマの地元紙『Parma Today』はこれを下回る「5」をつけたが、イタリアメディア『SportMediaset』は「6」、大手メディアの『Sky Sport』は「6.5」と評価。鈴木のパフォーマンスに及第点を与えている。
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