ファビオ・カペッロ氏が、古巣レアル・マドリードを率いるシャビ・アロンソ監督について語った。
昨夏からレアル・マドリードを率いるシャビ・アロンソ監督だが、現状ではチームを完全には機能させられていない。とりわけ問題として挙げられているのが、レヴァークーゼン時代のような強靭なプレッシングを植え付けられていないことだ。
しかしカペッロ氏は、FWキリアン・エンバペやFWヴィニシウス・ジュニオールなど、レアル・マドリードの攻撃的選手にプレッシングをさせるのは困難との見解を示す。スペイン『マルカ』とのインタビューに応じたイタリア人指揮官は、次のように語った。
「いつも言うことなのだが、自分が持っているブドウでワインをつくる必要があるんだ。シャンパンをつくりたいと思っていても、シャンパンのブドウを持っていないならシャンパンはつくれない……。新しい職場に赴くとして、自分が働く場所のことは理解していなくてはならない」
「シャビ・アロンソはレアル・マドリードを完璧に知っている? ああ、知っているだろうが、それは選手としてだ。監督としての経験とは、また別だよ。選手にとって最も重要なのは練習すること、アスリートとしての日々を過ごすこと、試合日にプレーすることとなる。その一方で監督としては様々なことを考えなくてはいけない。25選手を擁して、最高の成果を引き出すためにはどこに配置すべきかを考えなくてはいけないんだ」
「そもそも、レアル・マドリードのスター選手たちがプレスをしたことなど一度としてないよ。今からするわけがないだろう。アンチェロッティが率いていた時代にもプレスはかけていなかった。後方に戻り、一定のゾーンでチームを助けることあっても……しかし、本当にプレスを仕掛けてほしいと思っているのか? 彼らにそんな能力はないし、できるわけがないんだ。それはミランでいうレオンと同じことさ」
「彼らはボールを持ったときに相手に打撃を与え、持ってないときには自陣に戻らなくてはいけない。しかし、プレスを仕掛けるためにいるわけではないんだ」
しかし現代フットボールでは、2〜3選手がプレッシングを怠れば、チーム全体が機能しない恐れがありそうだが……。カペッロ氏はそのような指摘に、こう返した。
「今はすべてがプレスから構築されているようだが、本当にすべきはチームをうまく配置することにほかならない。その後、個々の問題としてプレスをかけない選手もいるが、それだってOKなんだよ。プレスをしないならば、ボールを持ったときに素晴らしいプレーを見せてくれればね。そういった選手に要求すべきは、そういうことなんだよ。ボールを持っていないときに100%を出さず70%で稼働するならば、少なくとも相手選手を止めてくれればいい。違いを生み出せる選手たちを擁しているならば、よく考えることが必要だ」
プレスをかけることを苦手とするエンバペとヴィニシウスの共存は、やはり難しいのだろうか。
「全員と話し合い、チームに何を求めているのかを口にすることが必要だ。これはエンバペだけではなくチームのことであり、一体何をさせたいのかを明確にする必要がある。走ってほしい、チームを助けてほしいから、そのような練習をさせるのか……。それは監督本人の問題であり、自ら解決に導かなければならない」
シャビ・アロンソ監督は、レアル・マドリードを率いるための経験が不足しているのだろうか。
「経験の問題ではなく、リーダーシップを持てるかどうかだ。すべてを落ち着いた環境で進められるクラブもあれば、少し難しいクラブもあるんだ」
「レヴァークーゼンとレアル・マドリードを率いるのは同じことではない? 違うね。どんな場所でも違いがあるものだ。そしてスター選手たちが多いほど、物事は困難になる。彼らもリーダーシップを持っているわけだし、そのリーダーシップを自分ではなく、チームのために使うよう仕向けなければならない」
過去に2回レアル・マドリードを率いたカペッロ氏だが、第2次政権では元ブラジル代表FWロナウド氏を冬の移籍市場で放出している。
「私はスター選手が多いチームほど管理が難しい、それがフットボールの最も困難なことの一つだと言い続けてきた。例えば、私は当時のレアル・マドリードで一番優れていたロナウドをクラブから追い出した。難しいのはネガティブなリーダーがチームにいることだ。それは重要な問題になり得る」
「そういった問題は監督を殺してしまうんだよ。出場機会が少なかったり、満足していないために監督を支持しない選手は常に存在する。そういった選手たちがグループになってしまえば……」
カルロ・アンチェロッティ前監督は、選手たちをまとめ上げることを得意としていた。
「カルロは“プロフェッサー”だ。選手だった彼を指導したこともあるし、よく知っているよ。彼は生来のリーダーシップを持っている。柔和に見えるが決してそうではなく、落ち着いているように見えて、言うべきことはしっかりと言う。チームを自分側に寄せるのがうまいんだよ」
レアル・マドリードが抱えるほかの問題としては、ゲームメーカーの不在が挙げられる。現ミランMFルカ・モドリッチは手放すべきではなかったのだろうか。
「ルカはミランで活躍しているが、少し疲労を感じさせる。それでも、とても良いプレーを見せているがね。レアル・マドリードの中盤にはもう、素晴らしいクオリティーがないね。だがモドリッチ、クロース、カセミロのことを考えたとして、今、一体どうやったらそんな中盤を構築できる? あの中盤こそが近年のレアル・マドリードの強みだったんだ」
「中盤こそがレアル・マドリードの抱える最たる問題だ。素晴らしい中盤があれば、問題は半分解決するんだよ。鍵を握っているのは、GKと中盤だ。彼らがDFとFWを助けるのだから。適切なタイミングでプレーを創出する、一瞬で正しい場所にパスを送る……そういったクオリティーがなければ、横パスやバックパスしかできなくなってしまうんだ」
翻訳=江間慎一郎
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