【欧州・海外サッカー ニュース&移籍情報】マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)主将ブルーノ・フェルナンデスは、今夏にアル・ヒラルから巨額のオファーを受け取っていた。
マンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデスは、今夏のサウジアラビアからのオファーについて振り返っている。
2020年1月にマンチェスター・Uへ加入したブルーノ。これまで公式戦307試合出場103ゴール93アシストを記録し、FAカップやリーグカップ優勝の立役者になってきたポルトガル代表MFだが、今夏にはサウジアラビアの強豪アル・ヒラルが巨額のオファーを提示したことが伝えられていた。しかしそのオファーを断って残留し、6月の会見では「幸せでいたいんだ」と明かしている。
そんなブルーノだが、『Canal 11』のインタビューで「忠誠心は以前ほど重要視されなくなっている」とし、今夏のオファーを回想。その中で、マンチェスター・Uの姿勢に「少し傷ついた」と語った。
「イングランドでは選手が30歳に近づくと、イメージチェンジが必要だと考え始める。まるで家具の交換みたいにね。僕は前回の移籍市場で退団することもできた。もっと多くの給与を手にできていただろう。そしてクラブ側のスタンスは『もし君が去っても、悪くはない』だと感じた。少し傷ついたよ」
「僕は評価されてきた。そして何より大切にしてくれていたのはクラブだ。でも、最近は立場が危ういような気もする」
「クラブに対する共感と愛情は変わっていない。でも、彼らはよりお金が重要になる段階に入っている。クラブは僕を移籍させたかった、そう感じている。でも監督が残ってほしかったから、上層部はその決断をする勇気がなかったんだと思う。もし僕が移籍したいと言っていたら、彼らは放出していただろうね」
なお『The Athletic』によると、マンチェスター・Uが受け取ったオファーは8000万~1億ポンド(約166億円~約208億円)程度であるとのこと。31歳のブルーノとの契約は残り18カ月だが、クラブ側は1年間の契約延長オプションを有しているという。