トッテナムは10代のロナウドを獲得できるチャンスがあった。ロゼンタール氏はスポルティングCP時代の彼を早期に発見し、クラブに報告したが、交渉は進まなかった。
当時17歳のクリスティアーノがスポルティングのトップチームで2、3試合目をプレーしたのを見てすぐにトッテナムに連絡したが、クラブは追及しなかった」と語る。この逸話は、現在も下位に沈むスパーズにとって苦い思い出だ。 「私はすでに、スピードが勝敗を分ける鍵だと理解していた。サミュエル・エトー、クリスティアーノ・ロナウド、ヴィンセント・コンパニ、ピエール=エメリック・オーバメヤンなど、私が発掘した選手たちは、サッカー界で最も速い選手たちだったからだ。」
世界クラスの補強ができず、クラブは苦境に立たされている。ローゼンタール氏は、特にソン・フンミンが退団して以来、チームに現代プレミアリーグで戦う爆発力が欠けていると指摘する。ポステコグルー前監督は魅力的なサッカーを導入したが、サイドのスピード不足が攻撃を鈍らせている。
「チーム全体にスピードが足りない」とローゼンタールは指摘する。「ポステコグルー監督の下では連携が見事だった。だがソンがいたことを忘れてはいけない。彼はもういない。これはリヴァプールで間もなく起こるであろうサラーのケースと少し似ている。トッテナムにはウインガーや圧倒的なスピードを持つ選手がいない。それがまさに必要なのだ」
補強失敗により、2025-26シーズンのスパーズはウェストハムと共に降格圏に沈んでいる。クラブの威信も虚しく、2部降格の危機は現実だ。しかしアストン・ヴィラに勝利し、ロベルト・デ・ゼルビ監督率いるチームには終盤戦へ一筋の光が差している。
この状況を分析したローゼンタール氏は「トッテナムにとって異常な状況だが、ヴィラ戦の勝利で降格確率は40%、残留は60%だ。残留するにはリーズに勝ち、ウェストハムが勝たないことを祈るしかない」と語った。 この苦しいシーズンを帳消しにするチャンスはまだある。ヴィラ戦は転機だったかもしれない。新監督は自チームがトップレベルでないことを理解し、守備の重要性を重視しているようだ。」
トッテナムが降格を免れても、デ・ゼルビが抱える再建の課題は膨大だ。ローゼンタールは「チームは平凡な選手で膨れ上がっている」と指摘。トップ6に戻るには、一流補強が不可欠だという。ファン・デ・ヴェンやマディソンらは必要とされつつも、スパーズの野心に合う総合力はまだ不足している。
ロゼンタールは「まだ時期尚早だが、トップ6に入るには4人の新戦力が必要で、全員が本物のスターでなければならない」と語る。 ヴァン・デ・ヴェン、 [ジェド]・スペンス、マディソン、[モハメド]・クドゥスも重要だが、平凡な選手が多すぎる。要は質を高めることだ。それは困難で、多額の資金も必要になる」