【国内サッカー ニュース&移籍情報】アルビレックス新潟のFWがチーム離脱。
アルビレックス新潟はFW谷口海斗が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することを発表した。
谷口は2021年にロアッソ熊本から新潟へ加入。J1リーグ戦通算83試合で15ゴールを挙げた。2025シーズンもリーグ戦28試合で2ゴールを記録している。谷口は「このたび、海外クラブへの挑戦のため、アルビレックス新潟を離れる決断をいたしました」と明らかにした。
「新潟で過ごした5年間は、まさに日々努力を積み重ねる『耕耘不輟』の時間でした。簡単な道のりではありませんでしたが、ビッグスワンでの地鳴りのような声援、そしてクラブに関わるすべての方々の支えが、常に自分を前へと導いてくれました」
「今シーズン、チームをJ2に降格させてしまったことに、強い責任を感じています。個人としてもなかなか結果を出せず、苦しい時期が続きました。来シーズンも新潟の選手として戦い、再びJ1へ昇格させる力になりたいという想いもありましたが、一度きりのサッカー人生において、かねてからの夢であった海外への挑戦に対し、今このタイミングで退路を絶って挑戦したいという気持ちを抑えることはできませんでした」
「半ばクラブに乗せられる形で始めた『谷口農園』でしたが、ピッチ外の自分をサポーターの皆さんに知ってもらったり、地域の方々と直接繋がることができたりと、自分自身が本当に楽しく取り組むことができました。この活動が、少しでも新潟への貢献になっていたのであれば嬉しいです。一人のサッカー選手として、地域と関わることの大切さを身をもって感じました。これから新潟で戦う選手たちにも、どんな形であれ地域を大切に、積極的に活動してほしいと願っています」
「最後になりますが、アルビレックス新潟での経験すべてを糧に、海外で結果を残し、皆さんにいい報告ができるよう全力を尽くしてきます。5年間、本当にありがとうございました」