ESPNによると、バルセロナは守備陣の補強に向けて市場を精力的に探っており、バストーニが有力候補として浮上している。26歳の同選手は、2017年にアタランタからインテルに移籍して以来、ヨーロッパ屈指のビルドアップ能力を持つディフェンダーとしての地位を確立している。バルサのスポーツディレクターであるデコは、トップレベルでの経験と長期的な成長可能性という稀有な組み合わせを持つこのイタリア人選手に強い関心を寄せていると報じられている。 しかし、同情報筋によると、候補リストにはバストーニだけではないという。バルサは、ディフェンスラインに左利きのスペシャリストを加えるという広範な戦略の一環として、アストン・ヴィラのパウ・トーレスやボルシア・ドルトムントのニコ・シュロッターベックも注視している。
クラブ内部ではバストーニへの期待が高まっているものの、移籍は決して容易ではない。このイタリア代表選手は現在、サン・シーロで2028年まで契約を結んでおり、インテルは交渉において有利な立場にある。『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、セリエA首位のインテルは、売却を検討するにあたり5000万ユーロ(5800万ドル)以上の移籍金を要求する見通しだ。
バストーニの卓越した技術力と堅実な守備力は、バルサにとって魅力的な選択肢となっている。インテルでの293試合の出場を通じて、このセンターバックは8ゴールを決め、30アシストを記録している。ハンス・フリック監督のハイテンポなシステムには、このような深い位置からのゲームメイク能力が不可欠だ。 バルセロナの守備陣には現在、パウ・クバルシとロナルド・アラウホが名を連ねているが、アンドレアス・クリステンセンの契約が満了を迎え、さらに同選手が負傷で離脱していることから、信頼できる左サイドの専門選手へのニーズが急務となっている。
今夏、バルセロナは限られた予算を、いくつかの優先度の高い分野にどう配分するかを決めなければならない。チームがリーガ・エスパニョーラやチャンピオンズリーグでどのような成績を残せるか、そして選手の売却でどれだけの資金を得られるかが、その行方を大きく左右するだろう。バストーニはインテルがセリエAのタイトルを獲得できるよう尽力するつもりだが、移籍市場が開けば、若返りを図るバルセロナのプロジェクトで中心的な役割を担うという魅力に屈するかもしれない。