今週、リヴァプールは、サラーが今シーズンの終了を機に、リヴァプールでの9年間にわたる伝説的なキャリアに幕を下ろすことが正式に発表され、大きな衝撃を受けた。契約期間はまだ1年残っていたものの、このエジプト人選手は今夏のフリー移籍を実現させるため、多額の報酬を放棄することでクラブと合意に達しており、サウジ・プロリーグへの移籍が有力視されている。
自身のインスタグラムアカウントに投稿された感動的な動画の中で、サラーはファンに直接語りかけるようにこう述べた。「皆さん、こんにちは。残念ながら、その日が来てしまいました。これは私の別れの第一弾です。私は今シーズン終了をもってリヴァプールを去ることになります。」
TNTスポーツの番組に出演したリヴァプールのレジェンド、ジェラードは、チームの象徴的存在であるフォワードの後継者を探すにあたり、育成重視のアプローチを取る余裕はクラブにはないと断言した。元アル・エティファク監督である彼は、リヴァプールがプレミアリーグや欧州の舞台で競争力を維持するためには、最高レベルの選手しか適任ではないと主張した。
「観客を惹きつけるような選手を獲得しなければ、彼の代わりにはならない」とジェラードは放送中に説明した。「サラーの代わりとなるには、世界トップクラス、トップ3、あるいは4に入るウインガーでなければならない。なぜなら、モ(サラー)はまさにそれだったからだ」
マージーサイドへの移籍が噂されている選手の一人に、バイエルン・ミュンヘンのスター選手、ミカエル・オリゼが挙げられる。ドイツの報道によると、リヴァプールはアリアンツ・アレーナからこのフランス人選手を引き抜くため、驚異的な2億ユーロ(1億7300万ポンド)もの移籍金を支払う用意があるという。この金額は、FSG率いるオーナーグループによる強い意欲を示すものとなるだろう。
ブンデスリーガ移籍以来、その活躍で注目を集めているオリゼは、ジェラードが語った「観客動員力」という条件にぴったりと合致している。しかし、候補リストに挙がっているのは彼だけではない。 リヴァプールは、サラー後の時代に向けた選択肢を検討する中で、RBライプツィヒのヤン・ディオマンデをはじめ、アンソニー・ゴードン、ジャロッド・ボウエン、デヤン・クルセフスキ、モハメド・クドゥス、ヤンクバ・ミンテといったプレミアリーグのベテラン選手ら、他にも数名の注目選手を注視しているとされる。
シーズンごとに安定して20ゴール以上を記録してきた選手の穴を埋めるのは容易なことではなく、右ウイングの補強は、今夏のクラブのスカウト部門が直面する最大の課題となるだろう。サラーはユルゲン・クロップ監督時代もアルネ・スロット監督時代も、クラブの成功を支える礎となってきたため、この補強を成功させなければならないというプレッシャーは計り知れない。
ディオマンデのような若手有望株が時折輝きを見せる一方で、ジェラードが実績あるスーパースターの獲得を強く主張していることは、ファン層の不安を反映している。リヴァプールが来季、主要タイトルを争うためには、サラーのような「興行価値」の高いインパクトを与えられる選手を見つけ出すことが、今夏の移籍市場の最大の焦点となるだろう。